【99.9】今期ドラマは嵐の一騎打ち【セカコイ】

映画

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熊本地震で延期されたドラマもあったが概ね放送が始まった連続ドラマ。今期も軒並み低視聴率で苦戦を強いられるが嵐の松本潤主演「99.9」と同じく嵐の大野智主演「世界一難しい恋」だけが快調な滑り出しを見せている。

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4月期の視聴率バトルは既に嵐対決になりそう

熊本地震の影響で放送延期になったドラマもあったが「不機嫌な果実」を覗いて無事放送がスタートした連続ドラマ。続々と視聴率が発表されていくなか毎回のように低い数字に各局が頭を抱えていることだろう。

そんな苦しむドラマ業界だが中には他番組から頭一個飛び抜けた数字を出しているドラマもある。それが嵐の松本潤主演の「99.9-刑事専門弁護士-」だ。ほぼ有罪確実と言われる刑事事件の隙間を見つけ、たった0.1%の確率で無罪を証明していくドラマ。初回放送では15.5%と今期ドラマで1位の数字で幸先のいいスタートを切った今作。大体のドラマは初回放送で篩いにかけられ2話ではガクッと数字を落とすドラマが殆どのなか見事2話では19.1%と一気に数字をバク上げした。2話だけの数字でみれば昨年大ヒットした池井戸潤原作のドラマ「下町ロケット」を上回る数字だ。次いで「99.9」には及ばないものの安定して高い数字を出しているのが嵐の大野智主演の「世界一難しい恋」。一癖も二癖もある敏腕社長が経営するホテルを舞台にワンマン経営だった大野演じる鮫島社長が新人社員の柴山美咲と出会い、恋愛の難しさ、人間関係の形成にもがきながら成長していくラブストーリー。こちらの作品も初回12.8%から第2話も12.9%と微量ながら数字をあげてきている。視聴率10%獲得も難しい昨今。2話以降で10%を上回る作品は上記2作品と東映制作の人気シリーズ「警視庁捜査一課9係」と「警視庁捜査一課長」それとアラフォー女の泥臭い恋を描いた「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」の5作品のみ。そして嵐主演の2作品がトップ2に輝いている。さらにこの5作品のなかで視聴率を上げたものも「99.9」と「世界一難しい恋」のみのことから4月期ドラマはこの2タイトルが争うっていくのではないかと思われる。

ジャニーズ勢が強い

今回の「99.9」はTBSのブランド枠”日曜劇場”に香取慎吾に続いて松本潤を起用したことで、放送前から「ジャニーズ主演は見たくない」や「香取慎吾の二の舞いになる」など批判の声が相次いでいた。この批判の声は「99.9」に限ることではなく、ドラマの主演にジャニーズが起用されると毎回のように起こっている。

しかし実際の数字を見ていると評判とは裏腹他の番組よりも高い数字ということがわかる。

2015年からのジャニーズ主演連続ドラマ

2015年
「銭の戦争」 13.4% 主演:草なぎ剛
「ウロボロス」 10.4% 主演:生田斗真
「セカンドラブ」 7.1% 主演:亀梨和也

「ようこそ、わが家へ」 12.5% 主演:相葉雅紀
「アルジャーノンに花束を」 8.6% 主演:山下智久
「アイムホーム」 14.8% 主演:木村拓哉


「5→9」 11.7% 主演:山下智久
「サムライせんせい」 6.8% 主演:錦戸亮
【青春探偵ハルヤ」 4.3% 主演:玉森裕太

2016
「スペシャリスト」 12.6% 主演:草なぎ剛
「家族のカタチ」 9.0% 主演:香取慎吾
「怪盗山猫」 10.9% 主演:亀梨和也 

2015年からの連ドラでジャニーズが主演したものは12作品そのうち7作品は平均視聴率10%を超えている。「セカンドラブ」「サムライせんせい」「青春探偵ハルヤ」は時間帯が遅いため視聴率が低く見えるがこの時間帯の平均値には達しているだろう。この数字を見るとジャニーズ主演で失敗と呼べるのは「アルジャーノン」と「家族のカタチ」と言える。google imghp (19003)

HEROは平均視聴率34.3%とジャニーズ主演のなかでもキムタクは別次元の高視聴率男。via google imghpこの数字を見ると平均が10%に満たないドラマが殆どの中、安定して高い数字を期待できるジャニーズに主演を任せられるのは必然でビジネスとしてやっているテレビ局側が演技ができる俳優さんを差し置いて人気のあるイケメンジャニーズを起用するのは当たり前なのかもしれない。

ドラマは物語<人気タレントの時代

最近の傾向を見てみると物語の内容よりも出演者の人気度が大きく数字に反映している気がする。原作ありきが当たり前の昨今で原作が大ヒットしている「重版出来」がなかなか数字が取れず、過去に月曜日に街からOLが消えたとまで言われた月9も一桁が続き、「未成年」や「聖者の行進」などのヒットメーカー野島伸司が本を書いても全く数字が取れないなか。ジャニーズ主演が次々とヒット作を出していることを見ると数字を取る上で優先されるのはタレントパワーで次いで脇を固める実力者、最後に脚本や演出などの物語を構成するということが重要になっていると思われる。とはいうものの「下町ロケット」や「半沢直樹」などの実力派俳優で固めた布陣で社会現象を起こしたり、岡田将生や松坂桃李などの人気俳優をまとめ宮藤官九郎が脚本を書いている一見最強のチームが苦戦を強いられているのを見ると、今までの憶測も所詮憶測と思えてしまう。

結局のところその枠にはその枠を観る視聴者がいて日曜劇場×池井戸潤原作。月9=王道恋愛もの。といったその枠の特徴をと捉えて、制作側と視聴者の気持ちが合致したものがヒット作に繋がるのかもしれない。その中で規制の厳しくなった今のテレビ業界で自分の本来の色を着色できていない野島伸司は時代に殺されてしまったのかもしれない。google imghp (19005)

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