「格付け」系番組、人気の理由

バラエティ

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ここ数年人気の「格付け」系番組。様々な面で一般人より優れた能力を持つと思われている芸能人の本当の才能や教養が明らかになるとあって、視聴率も高いです。その人気の理由を考察します。

多くの人が1度は見たことがある(かもしれない)、最近高視聴率の「格付け」系番組。この記事では、浜田雅功がMCを務める2番組、「芸能人格付けチェック」(毎年正月放送、その他特番もあり)と「プレバト!!」(毎週木曜19時放送)を通して、その人気の理由を考えてみたいと思います。

「芸能人格付けチェック」18.7%でガキ使超え

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via google imghp2015~2016年の年末年始視聴率では、同じバラエティ番組としてあの「ガキ使」を超える視聴率を出しました。料理や芸術品などのジャンルにおいて、2つの選択肢からどちらが一流品・高額品かを見分けるゲームを繰り返し、間違える度に格が下がっていきます。目標は正解し続けて一流芸能人をキープすること。2016年の年始の放送で何年も続いていたGACKTの連勝記録(39連勝)が止まった件はかなりの話題になりました(GACKT個人での連勝記録は更新中)。
番組内では芸歴等関係なく格に応じた扱いとなる点も面白さの一つ。椅子やスリッパ、回答順待ちの控室で出されるお菓子などのランクがあからさまに変わります。特に最低ランクの「映す価値なし」になってしまうと画面から本当にその出演者だけが消えてしまう演出は、それまでなかなか見たことがありませんでしたよね。
これまで一流芸能人となったのは、叶姉妹、YOU、関根勤、吉田秀彦、GACKT、つんく♂、魔裟斗、西川貴教、泉ピン子など。一方映す価値無しとなってしまったのは、加藤晴彦、加藤茶、石田純一、東幹久、志村けん、梅宮辰夫、郷ひろみ、DAIGO、木下優樹菜、スザンヌなど。

「プレバト!!」バラエティ上位の人気

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via google imghp常に高視聴率を維持している才能査定番組。生け花や料理、俳句など教養とされる分野で芸能人が作品を作り、各分野のプロが評価・才能判定・順位付けをします。先生として出演するプロはそれぞれキャラの立った人が多く、同時に評価も的確で、視聴者にとっても手直しの過程を見ることが出来非常に勉強になる番組です。この番組から生まれた本『超辛口先生の赤ペン俳句教室』は異例のベストセラーとなりました。
自信や前評判の高かった人が思いのほか低評価だったり、逆に意外な才能が発揮されたりと、出演者にとってはイメージダウンのきっかけにも、逆にファンや活動の幅を増やすきっかけにもなる恐ろしい番組かもしれません。これまで才能有りで各ジャンルの特待生(通常の査定とは別に、より高い専門性での評価をされる)となっているのは、梅沢富美男、紫吹淳、杉本彩、純名里沙、熊谷真実、GACKT、武井壮、真琴つばさ、東国原英夫、馬場裕之など。

人気の理由とは

クイズ番組・教養番組的要素

常に様々な新しいコンセプト・やり方を生み出し放送されているクイズ番組は、世代や趣味等を問わず家族・友人・独りでも安定してある程度楽しめる番組です。さらに「格付け」系番組は、GACKTや梅沢富美男などのタレント、夏井いつき先生などのプロといった、一定の働きに対する期待を視聴者に与える代表キャラクターを立てることにも成功しています。これはバラエティとしてのクイズ番組自体の人気を高める大きな要因でしょう。
また、最近多かったひたすら雑学の身につくタイプの出題内容ではなく、教養とされる文化について視聴者も実際に見て考え、正誤判定や疑似的な採点まで出来る点は、学習作業に近い部分もあり、他のクイズ番組との差別化にもなっているのではないでしょうか。勿論「格付けチェック」の試食を通した食材のランク当てなどは出演者と視聴者を平等に考えることは出来ませんが、出演者が判断の基準を語るため日常的に食材の判断をする上での参考にはなりますよね。またこういった番組がなければ、1年に1度でも真剣に盆栽の良し悪しを考える10代20代30代が日本にどれだけいるでしょうか。

結果・批評があくまでも正直

「格付けチェック」であればどんな芸歴・格の出演者も番組内では平等に結果に応じた扱いとなり、「プレバト」もどんな出演者に対してもプロの目で平等(と思われる)な審査・批評が行われます。最近ではテレビのネット化、ネット文化の各方面への進出の傾向が一般的になり、番組中でもデータ放送やツイッター連動などで、芸能人やメディアに対してそれ以外の人々がダイレクトに言論・意見を届けることが通常になってきました。そういった傾向とも相性が良い番組と言えます。
またこうして芸能人と一般人の垣根が低くなる中、あるタレントが秀でた教養を見せてくれることにより「やはり芸能人は違うな」といった感想を実感を持って得られる点も、ある意味新鮮なのかもしれません。自信を持っている出演者があれこれうんちくを垂れるシーンはこれらの番組の笑いどころの一つではありますが、どこか尊敬というか感服してしまう感も否めません。google imghp (16428)

via google imghpSNSのみならず、イメージ作りの味方だったはずのテレビ番組においてももはやいつベールが剥がされてしまうか分からない!見ている分には楽しい「格付け」系番組ですが、格を判定される側である芸能人と自負する方々は、これまで以上に日頃からの自己研鑽をする必要があるのかもしれませんね。



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