【悲報】映画「テラフォーマーズ」100点満点中5点

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映画の毒舌批評で有名な前田有一氏が、先日24日に自らのサイトで映画「テラフォーマーズ」を強く批判し、話題となった。 公開前にもかかわらずYahoo! 映画でも酷評される理由とは何なのか。

100点満点中5点!? 酷評される映画「テラフォーマーズ」の内容とは?

「テラフォーマーズ」といえば、週刊ヤングジャンプで連載され、現在発売されているコミックス1~17巻までで合計1400万部以上を売り上げる人気アクション漫画である。一般公開は4月29日からとなる本作品だが、なんと公開前の今から既にネット上では「悪評」が飛び交っている。

事の発端となったのは、映画評論家の前田有一氏が3月3日の試写会後に投稿した以下のツイートである。

反響を呼んだ前田氏のツイート 瞬く間にリツイートで多くの人に拡散されたこのツイートは瞬く間に数多くリツイートされ、ネット上で話題となった。その後、4月24日に前田氏は自身のサイト「超映画批評」を更新し、本作品に"5点"(100点満点)という歴代最低ランクの得点を付け酷評した。この批評コラムの書き出しで、前田氏は以下のように語る。

コミックス累計発行部数1000万部を超える超人気コミックの、満を持した実写映画化「テラフォーマーズ」は、私があるツイートをしてしまったせいで公開前から大荒れ模様となってしまった。誰も見ていないようなフォロワー数なのに瞬く間に何千もリツイートされ、いくつものメディアに引用されるとはツイッター初心者の私は予想もしなかった。

そもそも、別に映画の中身を具体的に批判したわけでもネタバレしたわけでもないのに、いつの間にか「前田が「テラフォーマーズ」を酷評した」などと報道されているのは大変心外である。私はツイッター上でこの映画を酷評などしていない。酷評するのは、今からこの記事で、である。

ここまでの酷評となると、気になるのはその映画の内容である。前田氏の批評をもとに、映画の中で特に批判されている点をいくつかまとめる。

まずは、原作最大の魅力といってもいい圧倒的な強敵たちの与える恐怖感と絶望感、そしてそれに立ち向かうバグズ隊員たちの勇姿、そして彼らの魅力的な能力とそれを活かし、機転を利かせて戦う戦闘についてである。まさにこの作品の最大の見所といえるこれらの要素だが、原作の読み込み不足、リサーチ不足で、映画ではほとんどこれらを楽しむことはできないという。

原作と一部設定が変更されている点が多々あり、それらのすべてが実写化によくある"改変"ではなく"改悪"になってしまっているというのだ。主人公、小町のヒロインの名前の呼び方、敵の外観についてなど、細かな変更点がいちいちキャラの動機、リアリティといった重要な要素を台無しにしていると語る。

肝心のアクションシーンに関しても、「日曜に放映している戦隊モノに毛が生えた程度」と酷評し、現代の大人向き映画としてお話にならない、とまでいっている。


ストーリー性、アクション、その他細かな部分に渡るまで、ほとんど高く評価されている部分がなかったように感じる。もっとも、前田氏はツイートで、「今年を代表する話題になる」とまで言っているのだから、当然といえば当然ともとれるが…

前田氏だけじゃない! 公開前にもかかわらずYahoo! 映画でも酷評?

前田氏のサイト「超映画批評」では、週ごとの公開作品の中から"今週のオススメ"と"今週のダメダメ"作品を挙げているのだが、本作は当然のごとくダメダメの方に選ばれ、またその評価も他のダメダメ作品に比べてかなりひどい。

例えば最近のダメダメ作品「セーラー服と機関銃 -卒業-」は35点、「エヴェレスト 神々の山嶺」は55点となっており、「テラフォーマーズ」の5点という点数がいかにひどい評価かがわかるだろう。

ちなみに、過去1年分の今週のダメダメ作品の点数を確認してみたが、5点、及びそれより低い点数は一つもなかった。google imghp (19235)

過去1年間で最低の評価となってしまった「テラフォーマーズ」 ""生き残るのはオレたちだ"というキャッチコピーといい、この画像はとてもかっこいいのだが…via google imghpさらに、公開前にもかかわらずYahoo! 映画の評価は2.15点(4月27日現在、評価129件)と、既にかなり低い評価が付けられている。レビューのタイトルも「今年最高駄作候補」「今の邦画の問題点全部入り」「スクリーンにはびこる公害」「キング オブ 糞映画」と散々なものになっており、またほとんどのレビューで最低評価の星1つが付けられていることからも、試写会での評判が芳しくなかったことが伺える。

駄作の理由は監督と作品の相性!? 監督、三池崇史氏とは?

こんな散々な酷評の中、前田氏は本作の監督、三池崇史氏についても言及している。とはいっても、特にこの監督を酷評しているわけではないのだ。三池氏は原作のある作品を映画化するときに「改変」をする癖があり、そんな特徴が本作のような練りこまれた設定のもと成り立つストーリーと親和性が低かっただけだ、と述べている。

むしろ三池氏は、改変の影響が少ない一話完結のコメディであったり、中途半端な改変ではなく完全オリジナルストーリーでこそ本領を発揮し、本作が失敗作となった原因は監督の技量不足というよりは、製作を依頼した企画者サイドに考えが足りなかったのではともいっている。

実際、三池氏は「クローズZERO」「着信アリ」「十三人の刺客」といった有名作品も数多く手がけており、映画監督としての才能は充分にあることは間違いないのである。本作に関しては、作品と監督の相性、そして企画側のそれぞれがうまく噛み合わなかったことから起こってしまった悲劇といえるだろう。google imghp (19247)

あの人気作品「クローズZERO」の監督も三池氏が務めている 映画監督としては日本でもトップクラスだvia google imghp

まとめ

監督と作品との相性、企画側との連携などから"駄作"と評されることになってしまった映画「テラフォーマーズ」。単純に作品として気になる方は、映画を見に行くよりも原作を読んでみたほうがいいかもしれない。もっとも、怖いもの見たさで行くというのもありかもしれないが…

なにはともあれ、本作だけで未だ未完結である原作のすべてを網羅したとはいえない。次回作がもしあるのならば、次は原作と同じように、スリリングで絶望と希望の入り交じる「テラフォーマーズ」の世界を味わわせてもらえることを期待したい。



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