Nコン課題曲2017はAKB「願い事の持ち腐れ」反発の声

AKB48

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NHK全国学校音楽コンクール、通称Nコンの中学生の課題曲にAKB48の新曲が選ばれました。これに指揮者の田久保裕一はじめ合唱関係者や教育現場から猛ブーイングが起こっています。なぜAKBはダメなのか。

 「NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)」の中学生の課題曲にAKB48の新曲が選ばれたことに対して反発の声が上がっています。発端はベテラン指揮者の田久保裕一さんが自身のブログで課題曲に対する抗議と批判を行ったこと。田久保さんのブログの内容に同調するような声が保護者、教師、学生から多く届きました。

指揮者田久保裕一の苦言

@rihonagae)さんの投稿

田久保裕一

東京学芸大学音楽科卒業
出身地の千葉県習志野市にて小中学校の音楽教師を務めながら、アマチュアオーケストラの指揮を続けていましたが、35歳の時にプロの指揮者に転校し、現在まで様々なコンクールやオーケストラで指揮を振っています。via google imghp 田久保さんは、ブログにて、秋元康の作詞に不安がよぎりその不安が的中したと書き出し、AKBの楽曲の何がダメなのかを冷静に続けています。この苦言ブログを書くのに2時間も費やしたのだとか。音楽家として相当嫌だったんですね。

曲「願い事の持ち腐れ」について

今年のNコンのテーマは「夢」。にも関わらず、AKB新曲のタイトルは印象が暗すぎるとのこと。歌詞も明るい雰囲気はなく、何が夢で何が願い事か分からなかったそうです。むしろ秋元康の詩にそこまで想像力と深みをもたせるほうが困難な気がしますが、Nコン課題曲にはそれほどのテーマが求められるのでしょう。曲調も終始短調で合唱曲向けではないといいます。

@kikukawaken)さんの投稿

作詞を担当した秋元氏

秋元さんは秋元さんなりに合唱の思い出があり、歌詞には意味を持たせている模様…AKBや坂グループの曲は全て秋元さんが作詞していますが、そろそろ疲れてきたのではないでしょうか。一度手を広げすぎたAKB系の仕事を整理してみてもいい気がします。via google imghp

via google imghp


AKBの発声

今年の3月11日に放送されたNコン課題曲発表の番組では、AKB48内で選抜された35人が女性3部合唱にアレンジされた「願い事の持ち腐れ」を模範演奏として歌ったそうですが、その発声にも問題があったそうです。音程も不安定、発音も硬い、鼻濁音も配慮がないなど、合唱において重要なポイントがメンバーにはなかったとブログには書かれています。田久保さんは相当気を使った表現をしていますが、単に歌が下手だっったと言いたかったのでしょう。口パクがどれほどいるか分からないグループですから。しかし、AKBのような流行りの歌の発声が合唱と相性が悪いのは事実です。

とはいえ、久保田さんはポップスや流行の歌を全否定しているわけではなく、いい曲も多いと考えています。ただ、合唱とポップスは別物で、売上や視聴率欲しさにむりやりポップスを合唱の形に捻じ曲げてしまうことはありません。合唱曲には合唱曲としてのテーマがあり、歌いやすさがあるのです。

ポップスを課題曲にするNコンに疑問

2006年の課題曲、森山直太朗の「虹」や2008年アンジェラ・アキの「手紙」が大ヒットし、それからはいきものがかりやflumpool、セカイノオワリなど若者に人気のアーティストやバンドが課題曲を担当しているNコン。田久保さんいわく、結局NHKは視聴率や楽譜の売上欲しさに有名アーティストの曲を採用しているだけだそうです。確かに、「虹」や「手紙」で味をしめた印象はありますね。大塚愛の「I ❤×××」も中学生向けの課題曲として怪しいものも少しありますが、ここまで合唱向けではない曲が課題曲になったのは初めてではないでしょうか。NHK、追い詰められてる感がスゴイ。

同意の声がたくさん

田久保さんはブログで一般の意見を募集し、かなりの数の意見がブログに寄せられました。その多くは久保田さんのブログの趣旨に賛成するものが多く、Nコンという大きな団体に対して普段は意見が言えない、参加する学生側、教師側からもたくさんの意見が届きました。「音楽的価値の低い楽曲を生徒に与えていいのか」、「中学生を甘く見ないで。コンクールを甘く見ないで」など、かなり切り込んだ意見もみられます。歌う側も龍光歌の課題曲にはうんざりしていたようです。

NHKの言い分は

さらに田久保さんは、ブログで募った意見を文書にまとめ、4月10日付けでNHKに郵送しました。積もりに積もった不満がついにぶつけられる日がきたのです。NHKはこれに対し、年々Nコン参加校が減少していることに触れ、たくさんの中学生に親しまれているポップス系の課題曲のほうがより多くの人に関心を持ってもらえると主張しています。中学生に親しまれているポップス系の課題曲だって10年近くやっているのにそれでも参加校が減少しているんだから、他の方法も考えてみては?と思うような見解ですが、中学生の数自体減っているのにこれから増やすなんて現実的に不可能そうです。

より多くの人の受けを狙うよりは合唱の好きな人達で小規模ながらも合唱を続けていくべきではないかと思います。



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