Amazon、全商品送料無料が終了 プライム会員増加が狙いか?

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Amazonがプライム会員及び一部商品を除き、合計金額の低い注文全てに一律で配送料を設けた。今回の「改悪」とも言われる規定変更は、露骨なプライム会員の増加狙いだと批判の声が上がっている。

全商品送料無料がとうとう終了!

2010年から続いていた全商品送料無料が、先日6日にとうとう終了した。これからは、Amazonプライム会員の注文、または書籍、Amazonギフト券を除く2,000円以下の注文全てに一律350円の配送料が必要となる。

これまでも、合わせて買うことで通常よりも安い値段で商品を購入できるシステムなどで送料の問題に対応していたAmazonだったが、とうとう今回の変更で、全ての2,000円以下の注文に別途送料350円が必要になった。

この規定変更によって、低額の注文にその都度配送料がかかるようになったため、雑貨、CDなどの購入をAmazonに頼っていたユーザーに大きな打撃を与えたこととなった。

しかし、今回プライム会員は規定変更の影響を受けないため、露骨なプライム会員への誘導であるとも考えられる。送料の値上げだけでなく、そこから連鎖的にプライム会員へと誘導することで、利益の拡大を狙っているのではないだろうか。

もうネジ1本で買えない!?

google imghp (17049)

これまで一部ユーザーの間では、20円前後の小さなネジを1本だけ購入しても、大きなAmazonの箱で届くのか、という一種おふざけめいた遊びが流行ったが、これからプライム会員にならないと、送料のために気軽に注文できなくなってしまった。 もちろん、迷惑行為なのでそもそもするべきではないのだが… (ちなみに画像は実際にネジ1本を注文した人によるもの。大きな箱の真ん中にある小さなネジがなんともシュールである)via google imghp

至れり尽くせりなプライム会員のサービス

今回の一件で注目度の高まったAmazonプライム会員だが、一体何が一般の会員と何が違うのか、その特別なサービスをまとめてみた。

・配送特典
プライム会員は最速当日のうちに配達される「お急ぎ便」、配達の時間帯を自由に選べる「お届け日時指定便」という有料サービス(通常360円、当日お急ぎ便は514円)を、無料でいくらでも利用することが出来る。また、予約した商品も、発売日当日に配達してもらうことができる。

・プライム・ビデオとプライム・ミュージック
国内外問わず多くの人気ドラマ、アニメ、映画を好きなデバイスから鑑賞できるサービスと、100万曲以上の音楽を制限無しで聴き放題のサービス。この2つのサービスを無料で利用することが出来る。

他にも、大容量で写真を保存、共有できるプライム・フォトや、タイムセールへの先行参加、Kindleで毎月好きな本を1冊無料で読めるKindleオーナーライブラリーなど、まさに至れり尽くせりなサービスを利用できる。気になるお値段は年会費が3,900円(税込み)。これだけ聞くととってもお得に感じるが…

プライム・ビデオやプライム・ミュージック、クラウドストレージの拡張などこれらのサービスの多くは、なんと昨年の9月以降から怒涛の勢いで提供が始まっているのだ。時期を考えると、今回の送料無料廃止を見越したサービスの追加であるとも考えられる。アメリカのAmazonでは、プライム会員のサービスを充実化させることで、2015年の会員を前年比で5割近く増加させた。日Amazonは、「今回の送料無料廃止で、プライム会員を増加させる狙いはない。あくまでもサービスの充実化で勝負していきたい」とのことだが…


👉 Amazonプライム 👈

Amazonユーザーの反応は…?

多くのユーザーが今回の値上げを明らかなプライム会員への誘導であると感じているようだ あまり良い印象も持っていない様子…

まさに息が止まるほどの衝撃…!
多くの人にとって今回のニュースは悪い意味で強い印象を与えたことでしょう

一方、無料配送の終了は仕方ないとの意見も 無理にコストを削減しすぎて配送が追いつかなくなっている、ある種本末転倒な側面もあるようだ もちろん、それとは関係なくネジ1本だけの注文はAmazonにも配送業者さんにも迷惑になるので、やめましょう

これは面白い意見 送料の値上げそのものを問題視するのではなく、その送料の行く先について考えさせられる 本筋とはあまり関係ないかもしれないが、今回の送料値上げを機に、このように考えてみるのも面白いかもしれない

まとめ

今回の送料値上げは、多方面に波紋を呼んだことだろう。確かに、これまでの全商品送料無料が異常だったとも考えられるが、あまり露骨にプライム会員への誘導を行うと、多くのユーザーはあまりいい気はしないだろう。プライム会員を増やしたいのなら、このような方法ではなく、会員になることのメリット、魅力を全面に伝え、プロモーションすべきだったのではないだろうか。

おそらく、これまでプライム会員のサービスについてよく知らなかった一般ユーザーも多いことかと思う。プライム会員自体はとても魅力的なシステムなのだから、このように関係のないことで印象を下げてしまってはもったいない。Amazon側とユーザーの双方が満足できるようなサービスの提案が望まれる。

もっとも、わざわざプライム会員になってまでネジを頼み続けるのはご法度だが…



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