【GPファイナル2016結果】男子優勝は羽生結弦で史上初の4連覇

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フランスのマルセイユで日本時間の11日、グランプリファイナルが開催された。電子優勝は羽生、3位は宇野昌磨だった。女子では宮原知子が2位につけた。他の情報も速報でお届け。

きになる順位は

男子結果

1位 羽生結弦(日本) 293.90点
2位 ネイサン・チェン(アメリカ) 282.85点
3位 宇野昌磨(日本) 282.51点
4位 ハビエル・フェルナンデス(スペイン) 268.77点
5位 パトリック・チャン(カナダ) 266.75点
6位 アダム・リッポン(アメリカ) 233.10点

 2016年12月10日、フランスのマルセイユにてグランプリファイナルの王者が決まった。優勝はやはり羽生結弦で総合点293.90点をマークし、ショートでのミスがありながらも高い演技力で逃げ切った。グランプリファイナルでの4連勝は史上初の快挙であり、本人も自分の演技に満足はしてはいないものの、結果については嬉しいと語っていた。2位のネイサン・チェンは昨年のジュニア王者で今回がシニア初参戦だった。ショートでは5位と不安な結果だったチェン選手は4回転3種類(4回転ルッツ、4回転サルコー、4回転トウループ)を見事決め、フリーの点数だけみれば1位だった。今後羽生選手や他の強豪選手のライバルになりうる存在だ。3位は2年連続で宇野昌磨。フリーでは自己ベストとなる195.69点を出し見事表彰台入を果たした。

 一方、ショートでは2位と好発進だったカナダのパトリック・チャンはフリーで3回もジャンプを失敗し、ミスを繰り返すなど何かあったのか心配になるほど演技も不安定で最終結果は5位に沈んだ。2位のチェン選手と今期から同じリンクで練習するようになり、ジャンプなどチェン選手からいい影響を受けていると語っていたが、逆に自分らしさを出しきれなかったのだろうか。今季は順調だっただけに残念な結果である。スペインのハビエル・フェルナンデスは羽生選手の同じブライアン・オーサーが監督で表現力で注目されていた。ヨーロッパでの大会ということもあり、リンクに応援に駆けつけたファンが多かったが、表彰台は逃した。6位のアダム・リッポンは点数こそ低かったのもも、観客を楽しませる演技で会場を大いにわかせた。

女子結果

1位 エフゲニア・メドベージェワ(ロシア) 227.66点
2位 宮原知子(日本) 218.33点
3位 アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) 216.47
4位 ケイトリン・オズモンド(カナダ) 212.45点
5位 リア・ソツコワ(ロシア) 198.79点
6位 エレーナ・ラジオノワ(ロシア) 188.81点

 女子はファイナル進出選手の6人中4人がロシア代表選手と圧倒的な強さを見せつけられる中、ショートでなんとか3位につけた宮原がフリーではパーソナルベストとなる143.69点をだし、見事銀メダルを手にした。優勝は昨年の覇者エフゲニア・メドベージェワで、ジャンプで細かいミスがあったものの二連覇を飾った。3位のポゴリラヤ選手は今季のグランプリシリーズで2勝していたが、ファイナルでは3位に沈んだ。カナダ代表のオズモンド選手は6人の中では最年長の21歳。大人らしい優雅な演技で4位につけた。5位のソツコワ選手は170cmというスレンダーな体型を活かした優雅な演技が魅力。今回は5位だったが、初シニアでのびのび年経演技ができていたように思われる。昨年のグランプリファイナルで3位だったラジオノワ選手は残念ながら6位に終わった。6人中5人がまだティーンの選手と言うこともあり、全体的に若々しく活気にあふれる演技だった。フィギアスケートの選手生命は短いが、まだまだこれから。今後の活躍に期待したい。 日本代表選手に注目すると、羽生選手金メダル、宇野選手銅メダル、宮原選手銀メダルと男女ともに表彰台入りを果たした。


 見どころはたくさんあったが、この大会で宇野選手のクリムキンイーグルは注目された。難易度の高い技に加え、宇野選手は一歩間違えれば転倒してしまうほど身体を反らす。荒川選手のイナバウアーのように、クリムキンイーグルが宇野選手の代名詞になるかもしれない。羽生選手は4連覇を果たしたものの、フリーで4回転サルコーは転倒、ショートでも4回転でミスを出し「地球一周分悔しい」とコメントをしていた。平昌五輪を控え、4回転を始めとした技術面の修正に期待だ。宮原選手も、今期のカナダ大会でステップ0点の雪辱を果たした結果といえるのではないか。

エキシビションでPPAP

 グランプリファイナルのメダリストたちが各々表現豊かな演技を見せるエキシビション。各国代表の登場シーンではそれぞれの国を「代表する」音楽やその国で「ヒットした」楽曲を流すのだが、日本代表の時に流れた曲はピコ太郎の「PPAP」だった。これには遠く日本から駆けつけたファンも大喜び、最後の宮原選手のポーズもとてもかわいらしかった。本番の演技以上に難易度の高い技が次々と見られるエキシビションはある意味、大会以上に見応えがある。

GPファイナル2016エキシビション

 登場の直前に羽生選手が「行こう」と力強く声をかけている様子が分かる。他国の選手と比べると華奢に見える羽生選手が少し頼もしくみえた。via www.youtube.com

GPファイナル2016エキシビション メドベージェワ

 エキシビションの演出は自由なため、氷上にパイプ椅子など簡単な道具を持ち込むことも、衣装を脱ぐことも可能だ。女子優勝のメドベージェワ選手は特に自由な演出をしていて、最後まで観客を楽しませた。ちなみに彼女は日本のアニメファンで特にセーラームーンが大好き。昨年のエキシビションではセーラームーンの「コスプレ」をして演技をした。via www.youtube.com

2001年世界フィギュアスケート選手権エキシビション

 エキシビションの演出が凝っているのはかつての「皇帝」エフゲニー・プルシェンコも同じだった。衣装をどんどん脱いでいってついには筋肉スーツ(肉襦袢と呼ばれることになる)をさらけ出して踊る姿はいまでも伝説となっている。via www.youtube.com

フィギュアブームの日本

 グランプリファイナルが行われた会場はフランスにもかかわらず、観客席には多くの日本人フィギュアファンが駆けつけた。実はこんなに熱狂的なフィギュアブームは日本だけのものであり、それは国際スケート連盟のスポンサー企業11社のうち日本企業が8社をしめることからも伺える。ブームの背景はやはり羽生結弦の人気だろう。しかし、ブームといっても決して一過性のものではない。羽生選手に続き、若い世代のスケーターが日々成長し、実績も重ねているし、最近鳴かず飛ばずだった女子フィギュアも宮原選手の躍進で盛り上がるのは間違いない。


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