
最近話題の保育園問題に新展開!「保育園落ちた日本死ね」につづき、保育園作ったのに開園されないという事例も。理由は「子供の声がうるさい」・・・。果たして問題は解決されるのか。
子供の声がうるさいから保育園つくるな
「保育園落ちたから日本死ね」のブログはニュースでもたびたび扱われ、子供を増やそうとする政府に対して、「保育園が少ないのはおかしい」とする声が多数寄せられていた。
政府は匿名の意見を無視していたため、国会議事堂前に集まり、「保育園落ちたの私だ!」と叫ぶ人々が続出するなど、抗議を行っている人々も少なくない。
そんな中、千葉県市川市で予定されていた保育園の開園をやめることを余儀なくされていた事態が発覚した。
4月から始まる予定だったというが、近隣住民の余りの反発に、開園中止に追い込まれていた。
驚きの理由は、「子供の声がうるさいから保育園つくるな」・・・。
さんざん保育園が少ないと言っておいて、いざ自分の家の近くにできるとなると嫌がるのか。
騒音おばさんならば訴えるかもしれないが、子供の声もとなると理解が出来ない。
「あなたも子供の頃があったのですよ」と言いたくなる。
保育園をつくれと言うのか、つくるなというのか。国民は両方とも欲しているとしたら欲張りすぎる。
「これまでも事業所内保育施設の立ち入り調査の実施率は届け出対象施設の約4割にとどまり、調査を実施した施設でも、そのうち約3割は指導監督基準に適合していなかったという報告もある。」https://t.co/2utCXJQUaL
— 保育園落ちたの私だ@練馬 (@hoiku_nerima) 2017年3月24日
国会議事堂前に集まる人々。「保育園落ちたの私だ」と大きく書かれたプラカードを持ち、抗議活動をしている。
保育園を外れる人があふれている
これだけ話題になっているのはまず、保育園が子供の数とくらべて少なすぎるからだ。
男女共に平等に活躍する社会を作ろうとする政府は育休制度を見なおしたり、女性の社会進出を応援している一方、日本の人口減少に頭を抱えている。
年金問題では、いずれ若者一人が高齢者一人を養うような、不可能としか思えない構造へと移る危険性が高い。
女性の晩婚化が進み、産まれる子供が減っていくのを止めるためにも、子供を預ける保育園などが必要不可欠となる。
しかし、その保育園の数は増えずに伸び悩み、開園さえもできない始末。
「保育園落ちた日本死ね」に焦点が当てられたのは自明の理としか言いようが無い。下にブログの一部を紹介する。
何なんだよ日本。
一億総活躍社会じゃねーのかよ。
昨日見事に保育園落ちたわ。
どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。
子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ?
何が少子化だよクソ。
子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ無理だからwって言ってて子供産むやつなんかいねーよ。
多少タイトルや表現は過激ではあるが、書いてある内容には共感する人が多く、保育園が少ないことに対する抗議の大きな原動力となっている。
育休が終わり、働き始めようとする母親たちは、保育園に子供を預けられず、しょうがなく主婦となっている。
夫の給料が低い家庭は生きていくのも必死といわれる。
母親たちが団結して政府にこの理不尽さ認めさせないかぎり、状況がかわっていくことはない。
子供の声の騒音問題には賛否両論
子供の声がうるさいって
言ってるあんたも昔は
あんたの思ってる
声がうるさい子供だったのにね(´・ω・`)
何様になったんだろ?— 「ロДロ)「kata-yan (@yankata1997) April 12, 2016
この意見が最も多いようだ。
子供の声がうるさいことは当たり前なわけで、昼間だけなのだから我慢をするべきではないか、という主張だ。
子供の声がうるさいって…夜勤明けで疲れて帰って寝ようとした時に、隣の会社の駐車場で選挙演説される方がよっぽどうるさいわ(怒)
— くじちゃん@次は8月6日なんばHatch (@LoveS0410) April 12, 2016
別の音のほうがうるさいという意見も。確かに選挙演説は音が大きいかもしれない。
通勤時間などは、聞く暇もないのだから、やっても意味ないのではないだろうか。
子供の声がうるさいからってだけじゃないと思う……送り迎えの時は車の出入りも激しくなるだろうし立ち話する親達とか路駐したりする人とかね……そういうのは迷惑だよね
— まるお@ガチャ運ない (@maru_xxxv) April 12, 2016
子供の声がうるさいことに加え、それにともなう音も迷惑に繋がるという意見。
これは実際に近くに住む人でないとわからない。
騒音問題は保育園の他にも
騒音は保育園だけの問題ではない。
例えば、パチンコ店がうるさいであったり、飛行場がうるさいであったりと多数存在する。
人間関係の中でも発生することがあり、近所のおばさんがうるさくて迷惑という話はよく聞く。
騒音おばさんという名前は有名であると思う。
2005年に逮捕された騒音おばさんの事件は、奈良騒音傷害事件という名前までついており、すでに判決は終わっている。
2年以上にもわたる騒音は凄まじいものであったに違いないが、逆に騒音を出し続ける方も図太い神経が必要ではないだろうか。
#懐かしい事を言って下さい
騒音おばさん pic.twitter.com/cq2PzofkDH— ゆま@車垢 (@ZYOhrmujfOwOQLV) 2018年3月17日
騒音おばさん。「引っ越し 引っ越し さっさと引っ越し しばくぞ」といいながら布団をたたく。
このフレーズは忘れられなくなる。騒音おばさんは一人だけではなく、全国各地にいると言われている。
騒音被害を警察に訴えても、証拠がないと逮捕はできないとあしらわれるケースが多く、近隣住民は泣き寝入りせざるを得ないこともある。
最近では、監視カメラをつけたりするなど、証拠をできるだけ集めているらしい。
子供の声は我慢できるのか
保育園の近くに住む家はそれだけ騒音に悩まされているのか。
発狂するレベルでの大音量の声や音楽が昼間中響き渡るそうで、日中外出している人にはいいかもしれないが、家のなかにいても聞こえるそうだ。
子供の泣き声や叫び声、ピアノなどは特にうるさく、住み続けることに耐えられなくなってしまう。
保育園のまわりに誰もすまないとなれば、それもまた問題である。
だが、保育園をこれ以上作らないというわけにもいかない。
外国の保育園などと比べると、日本の保育園は防音設備が整っていないようだ。
壁がうすく、声が筒抜けとなってしまう。
やはり、保育園にはお金をかけ、しっかりした防音設備のある建造物をたて、そのまわりの住宅も同じように防音にする必要がある。
税金をかけるべきなのは国立競技場よりも保育園だ。