テレビ業界終了?視聴率と録画率の問題。

バラエティ

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近年軒を連ねる低視聴率番組群だが、視聴率と別で録画率というものが注目を集めている。ここでは録画率についてと今後のテレビ業界の行方についていろいろと考えてみたいと思う。

視聴率ではもう番組の良し悪しは判断できない時代?

「世界の果てまでイッテQ 」や4月から金曜日にお引越しした「ロンドンハーツ」など人気番組と言われるものはあるものの、1クールで終わってしまう連続ドラマや新バラエティー番組が人気俳優、人気MCを起用するも軒並み視聴率が低いことからテレビ業界がドンドン衰退していると言われる昨今ですが、録画機能の付いたレコーダーが一家に一台がデフォルトになった現代では視聴率よりいかに録画率がいいのかが重要視されているらしい。

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視聴率、録画率の集計方法

視聴率はビデオリサーチ社が1960年から集計している数値で全国のおよそ6500世帯に視聴率を計る機器を設置し、その世帯に何台テレビがあって、いつ何台テレビがONになっていてどの番組をみていてと、細かく計算されている。

録画率の集計は東芝から発売されている”レグザ”を購入したなかの10万世帯を対象に集計しており、1位の録画率の番組を100ポイントとした時の他番組との比率で順位付けしている。

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via google imghp視聴率を5世帯で計算した場合、テレビが複数ある家で同じチャンネルをつけている場合もカウントは1であるが2台でで別なチャンネルの場合は1世帯でもカウントは2となる。

そのことを考慮したうえで上2枚の画像を見ると5世帯中A局は2世帯で見ているので視聴率は40%。
B、Cは1世帯ではあるが2台のテレビで別なものを見ているので、1つずつとカウントされ20%となる。

3枚目の画像は占拠率なので視聴率は関係ない。

視聴率が悪い番組も録画率は高いことが多い

2016年1月期に放送された綾瀬はるか主演のTBSドラマ「わたしを離さないで」は三浦春馬、水川あさみを並べ大いに期待を集めたものの結果的には視聴率では一度も10%を超えることができずに平均視聴率も6%台、最終回も6.7%という大爆死と言われる作品になってしまった。しかし録画率を見てみると「怪盗山猫」「スペシャリスト」ましてや「真田丸」を大きく突き放し、堂々の2位。ディーンフジオカの主任役で女子達を虜にした「ダメな私に恋してください」の1位に僅かに及ばなかったが92ポイントという高ポイントを獲得している。

バラエティー番組においてもこの結果は変わらず2015年のバラエティーランキングで1位を獲得した「世界の果てまでイッテQ」は録画率においてはなかなかランキング入りはせず上位には「月曜からよふかし」や「アメトーーク」などのゴールデンタイムから外れた深夜帯の番組が多く名を連ねている。

番組の系統として子どもやお年寄りまで楽しめる番組は録画率が低く視聴率が高い傾向にあり、大人向けのサスペンスドラマや深夜番組は視聴率に反して録画率が高いというの目に見えてわかる。


HEATに関しては視聴率も録画率も良くありませんでした。via google imghp

しかし広告代理店側にしてみれば複雑なところで

録画率が高くて喜べるのは多くの人に所属タレントをみてもらうことができる芸能プロダクションと原作がベースとなっているドラマならばその原作者くらいであろう。

というのもテレビ番組の制作費の多くはスポンサーから来ているわけで自社製品の宣伝をするために多額のお金を出して番組中のCMの放映権を買い取る仕組みです。広告代理店はその指標として視聴率を見て多くの人に見てもらえる人気番組にはたくさんのお金を払ってでもCMを流したい思いがあるのです。

しかし録画率になってしまったら早送り、巻き戻しが容易にできる環境で直接番組に関わってこないCMは多くの人が飛ばしてしまうと思います。そうなってしまうといくら録画率が高くても代理店からしたらCMを見てもらえるかがわかりずらい録画率は判断の対象にはなりずらいと言えるでしょう。ましてや録画しただけで見ないこともあるわけですし。

このことから録画率は現段階では番組の注目度の指標にはなりえますが、ポイントが高いからといって人気番組、面白い番組という判断は難しいためまだ視聴率のような代理店側の判断の基準にはなりずづらいことでしょう。

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これからのテレビ業界はどうなる??

視聴率と録画率を比べてみて、視聴率がいい番組はスポンサーがお金を出してくれるので質の良い番組を作れますが、録画率はいいものの視聴率が取れない番組は代理店側も危険な橋を自ら渡りたくもありませんから番組は低予算でいい番組を作るか早々に打ち切りになるでしょう。

視聴者側から制作側のことはどうでもよく自分の見たいものを見るためいままで見てきた人気番組や長寿番組は生き残り、低予算の新番組は中々定着せず、ズルズル同じことを繰り返す悪循環になると思います。

さら現代ではテレビだけではなYouTube、ニコニコ動画はもちろんのことくHuluやNetflixなどの有料動画サイトやAbemaTVなどのインターネットテレビもドンドン勢いを増しています。

このことから代理店はチャンネルを変えられることのあるテレビに固着せずに固定のヘビーユーザーの多いインターネットの世界にシフトしていくのではないかと思っています。
そうなった場合はやはりテレビ業界は衰退していき手軽な動画サービスの時代がやってくるのではないかと感じています。

これからのテレビ業界の戦略がとても楽しみです。

既に有名映画監督が劇場、テレビの枠を超えている

踊る大捜査線シリーズで有名な本広克行監督のインターネット映画via youtu.be

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