スマホでファミコンゲームが? 「ピコカセット」発売決定!

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スマホ用ゲームカセット「ピコカセット」の第一弾タイトルが「忍者じゃじゃ丸くん」に決定し、クラウドファンディングでデバッガー権、テストプレイ権と引き換えに支援を求めている。

スマホでファミコンゲーム!? 「ピコカセット」とは?

スマートフォンの普及率も高くなり、ソーシャルゲーム全盛のこの時代で、一つの興味深いプロジェクトが始まった。クラウドファンディングサイト「Makuake」で始まったこのプロジェクトの名前は「ピコカセットプロジェクト」。ビートロボ、シロク、D4Eの3社合同プロジェクトで、スマートフォン向けのゲームカセットプラットフォームを開発する。

ピコカセット ティザームービー
息をフーフーするだけの短い動画だが、計り知れないロマンが秘められているvia www.youtube.comもちろん、スマートフォンにはゲームカセットを挿入するスロットは付いていない。そこで、ピコカセットではイヤホンジャックをスロットの代わりに使う。

ということは、上のティザームービーでの息フーフーは意味のない行為ということになるのだが、もちろんそこはロマンである。製作者の細かなこだわりが感じられる、素晴らしい動画である。(わからない人のために説明しておくと、ファミコンカセットのような形のカセットでは、ゲームが起動しなくなった時に隙間に息を吹き込んでホコリを飛ばし、カセットを挿し直す、という対処法が一般的だったのだ)

このように、イヤホンジャックに直接挿し込んで使う カセットの形にこだわりが感じられるが、ゲームをするときは邪魔になってしまう気もする…この「ピコカセット」だが、仕組みとしては「PlugAir(プラグエア)」と呼ばれるガジェットの技術が用いられている。楽曲、映像コンテンツの利用が主で、専用アプリをダウンロードすることで、イヤホンジャックに挿すだけでコンテンツを利用できるというものだ。どちらかと言えば単体の商品よりは特典商品として使われる方が多いため、そういう意味でも今回の試みが新しいものだと言える。

今回の「ピコカセット」では、セキュリティ対策も兼ねて、このカセット本体にゲームデータは入っておらず、オンラインでダウンロードしたゲームデータをこのカセットを使って起動する、という形になる。仕組みがわかってしまうと少し残念ではあるが、だからといって「ピコカセット」の意義は全く失われないだろう。カセットを挿して、ゲームを起動する、というプロセスにこそロマンを感じるものである。

この「PlugAir」のシステムはさまざまなところで使われている 画像のガジェットはブラックのキューブ型だが、スケルトンタイプや、動物、Tシャツの形を模したものなど、自由なデザインのものも多くあり、所有欲がそそられる。

第一弾タイトルは「忍者じゃじゃ丸くん」! クラウドファンディングも開始!

そして、そんな「ピコカセットプロジェクト」の記念すべき第一弾タイトルが決定した。そのタイトルとは、大人気アクションゲーム「忍者じゃじゃ丸くん(MSX版アレンジ)」である。根強いファンの多いシンプルなアクションゲームで、現在ではニンテンドー3DSからニンテンドーeショップで購入(514円)して遊ぶこともできる。

 

じゃじゃ丸くんがさくら姫を助けにいくアクションゲームの定番ストーリ シンプルで飽きのこないゲーム性 ファミコンを代表する名作である。また、このプロジェクトはクラウドファンディングと連携しており、ユーザーは支援と同時にデザイン提案やデバッガーとしてリリース前のテストプレイをする権利を得ることができ、クレジットに名前が載ることとなる。

例えば、1,000円のスペシャルサンクスコースならクレジットに名前を掲載でき、4,980円のデバッガーコースなら、リリース前にテストプレイをし、実際にバグを指摘、改善することでゲーム制作に直接関わることができる。5,980円のプロモーターコースなら、製品版カセット1本に加え、宣伝文句やキャッチフレーズを提案することができる。また、限定3枠で998,000円のエグゼクティブプロデューサーコースならば、製品版、開発版のカセット各50本に加え、プロジェクトの運営に直接関わり、ビジネス議論などに参加することができる。

このように、一般リリースの前からすでにユーザーがさまざまな形で製作にかかわることができるようになっている。ただ金銭的に支援するだけでなく、このようなリターンが設定されている面白い戦略だ。それぞれのコースには定員が設定されているので、興味がある人は早めに確認してみたほうがいいかもしれない。

まとめ

今回紹介した「ピコカセットプロジェクト」だが、個人的には今後の展開をかなり楽しみにしている。「忍者じゃじゃ丸くん」以外にも、さまざまなレトロゲームを復刻してスマートフォンで手軽にプレイできるようになれば、当時プレイしていた人たちで、現在ソーシャルゲームなどはプレイしていない、新たな層を取り込むことができるのではないだろうか。

ゲーム内課金を促し、決まったエンディング、区切りがないソーシャルゲームが多い中、このような買い切り型のゲームをやり込み、エンディング画面を見る楽しみを再び感じたいものだ。



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