変則キックオフで魅せた?高校サッカー青森山田選手権優勝!

サッカー

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2017/1/9に行われた高校サッカー選手権大会決勝で青森山田高校が前橋育英を破り選手権初優勝しました。FW鳴海彰人、MF高橋壱晟の活躍もあり勝利しましたが決勝戦ではまさかすぎるトリックキックオフで会場を驚かせました。

やっと手にした初優勝!決定力の差が勝負の決め手か。

日本全国の高校各校のサッカー部員で編成されたチームが日本一を掛けて戦う全国高校サッカー選手権。
夏季に行われるインターハイ、冬季に行われる選手権と甲子園にも引けを取らない人気で高校サッカーファンを毎年熱狂させています。
サッカー、野球問わずやはりスポーツ全般に言える事が最後まで何があるか分からないという事。
プロの試合以上に試合をひっくり返すような逆転劇やまさかのスーパープレーが観れる事、引退がかかる3年生部員の懸命なプレーには目頭が熱くなりますしそれぞれの選手が強い想いを持って試合に臨んでいる事など観る側も心を打たれるような戦いを観れる事が高校サッカーの魅力なのではないでしょうか。
冬季に行われる高校サッカー選手権はまさに卒業まで残り少ない3年生部員の最後の舞台。もちろん1秒でも多くプレーする為にどのチームも全力でプレーします。

第95回大会決勝は青森山田VS前橋育英

第95回大会となった今回の大会では青森県代表の青森山田と群馬県代表の前橋育英の決勝戦となりました。
どちらの高校も選手権での優勝は過去に無く、どちらが勝利しても初優勝になる事から多くの注目が集まりましたが両校ともよく名前が挙がる高校であった為に優勝経験が無いという事が私はとても驚きでした。
2016年日本中を沸かせたクラブワールドカップの決勝、鹿島アントラーズVSレアルマドリードの対戦。結果的に破れはしたものの日本サッカーが世界一のクラブ相手に善戦する様子は熱くなりましたよね!
その鹿島アントラーズで2得点の活躍をみせ、世界に衝撃を与えた柴崎岳も青森山田OBで柴崎岳の世代で果たせなかった無念を果たす為に負ける訳にはいかない試合となりました。
青森山田は2016年のU-18の日本一のチームを決める大会高円宮杯で強豪のJリーグクラブユースのチームを破り優勝するなど2冠が掛かる決勝戦となり、22度目となる出場となって近年では県内に敵無しと言われる青森山田のサッカーは全国のチームが相手でも圧巻でした!

青森山田高校サッカー部

via google imghp

青森山田高校サッカー部

試合開始後序盤から積極的にプレッシャーを掛け青森山田ゴールを狙う前橋育英、「スター選手はいない」としながらも高いチームワークと速いパスワークで前半16分にはFW高沢がキーパーと1対1の場面を作る等決定的なチャンスを演出します。
これまでの強敵を破ってきた前橋育英は攻撃力だけではなく決勝まで無失点で勝ち進んできたその守備力も強力です。序盤だけ観た限りではペースは前橋育英かなと思いましたが、試合が動いたのは前半23分青森山田のMF高橋の先制弾!
濡れたピッチを活かし、ボールが滑るような形で叩きつけるボレーシュートで得点。5試合連続となる得点でエースが青森山田に火をつけました。

前半アディショナルタイムではMF嵯峨が追加点を決め2点差に。
前半、前橋育英にも決定的なチャンスがあったのですがそこを決めきれず2点差で前半を折り返します。

後半になるとペースは完全に青森山田に。先制点を決めた高橋と得点王争いをしている青森山田のFW鳴海の猛攻が始まります。
後半12分右からのクロスに走り込んだ鳴海が空中で胸トラップ、ふわりと浮いたボールをボレーで合わせゴール左隅へ流し込みます。
上背こそないものの、見るからに分かるガッシリとした体つきと飛び出しのスピードはまさに超高校級でした。鳴海のスーパーゴールで点差を3点に広げると、わずか2分後GK廣末陸から蹴り出された正確すぎるキックから再び飛び出しまたしても前橋育英ゴールの左隅に決めました。
3点目と全く同じコースに決め、ここでゲームは決まりました。完全に後掛かりになってしまった前橋育英ですが点差が開いても決して緩めない攻撃に前橋育英も攻めきれません。
後半44分には鳴海に変わって入ったFW佐々木のミドルシュートが決まりそのまま試合終了。

決勝 青森山田VS前橋育英 ハイライト

前半の前橋育英がチャンスを決めていれば分からない試合だったかもしれません。

via www.youtube.com

決勝2得点のFW鳴海

via google imghp

決勝2得点のFW鳴海

5試合連続6ゴールで単独得点王に!

FW鳴海のすごいところはスピードテクニックだけではなくその決定力なのではないでしょうか。
ゴール前の決定的なチャンスでもキーパーの位置を確認して冷静に決める。「決定的」とはいえ人間なので当然焦りやプレッシャーはあります。日本代表のA代表を見ていてもやはり目に付くのが決定力不足で海外のスタープレーヤーと比べると日本は決めるべきところを決めきれないというゲーム展開がよく見られますが青森山田の鳴海はそんな決定的場面を絶対に決めるエースの役目を果たしました。

今回5-0という点差になった決勝戦でしたが前橋育英が前半チャンスを決めていればもっと競った試合になっていたはずです今回の試合は決定力の差が勝敗を分けたのではないでしょうか。
決勝という大舞台ですし、決定的チャンスを決めきれなかった前橋育英を責めるよりもプロ顔負けの決定力を魅せた青森山田を褒める試合なのかなと個人的には思いました。

決勝でまさかの奇策!トリックキックオフが会場を沸かせた!

22回目の出場にして初めて掴んだ選手権の優勝。

青森山田を率いる黒田剛監督は東北を代表する名将ですがそんな名将が決勝戦に出したカードは誰も予想しない物でした。

それがハイライト動画にもある前半開始変則キックオフです。青森山田ボールで始まるキックオフはプレーヤー全員がハーフラインに並ぶというトリックキックオフ。キーパーにボールを蹴らせ一気に奇襲をかける作戦だったようですが、キーパーへのパスが弱く前橋育英の詰めていた選手に蹴ったボールが当たりあわやゴールへ入ってしまうような展開にw
相手への奇襲がまさかの自陣への奇襲へとなってしまい会場を驚かせました。
決勝戦でまさかやるとは思えない作戦にネットも沸きます!

黒田監督も苦笑いw

これは観ていてほんとにひやっとしました(笑)
勝ったからよかったもののこれで失点しなくて本当によかったです。

選手権初優勝を果たした青森山田は青森に大きな希望を与える快挙となりとてもよかったと思います。
活躍を多かったFW鳴海は仙台大学へ進学、MF高橋はジェフ千葉への内定が決まっておりピンチを救ってきたGK廣末はFC東京に内定しており、卒業後の活躍も多いに期待できます!
これからも頑張って欲しい!!

 


気になる第96回は?

そして気になるのが、第96回ですよね。

この第96回の全国高校サッカー選手権に関してのニュースを紹介。

鳥取県予選決勝

米子北高が鳥取城北高に4-0で勝ち、8年連続13回目の出場を決めました!

米子北高は2009年に予選決勝で敗れて以来、県内では一度も負けていません。

対する鳥取城北高は1982年以来の優勝を目指して、2年連続の決勝進出。

しかしここで敗れてしまいました。

先制点は開始3分。

米子北のパスは、鳥取城北GKの嶋田祥希(3年)がエリア外に出て対応。

しかし高さがなく、米子北MF阿部優貴(2年)にカットされました。

そしてボールは、W城市太志(3年)の足元へ。

そのすきを見逃さず、城市がゴールを狙います。

そして戻ろうとしたGK嶋田の手をはじいてゴール。

先手を取られた城北はその後スピード感のある攻めで得点を狙いますが、それも一歩及ばず。

そして前半12分で再び米子は点を奪取。

最初に2点を奪った米子は余裕をもって試合に。

そのまま追加点を得ることはできなかったものの、バランスの取れた攻守で守り抜きました。

後半へ突入するも、その勢いは変わりません。

常に米子がボールの主導権を握り、3点目を奪取。

そして25分に歯DF井上朝陽(3年)が相手のDFを振り切り、右足で4点目を決めました。

城北もその後ゴール近くまで攻める場面はありましたが、その守備を突破することはできず、4-0で勝負はつきました。

城北はこれまで3大会連続で米子に敗れており、今回も悔し涙を飲むことになりました。

しかし、順調に全国へと近づいていく城北。

これからの成長が楽しみですね!

このように、試合一つとってみても白熱した展開と、応援せずにはいられないような高校生たちの熱気が伝わってきます。

これが全国高校サッカー選手権の魅力だといえるのではないでしょうか。

続報に期待です。



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