2016年プロ野球FA選手の最新情報&加速するマネーゲーム

野球

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日本ハムの陽岱鋼がオリックスと楽天の2球団に絞られたという発言もあり、糸井は阪神に移籍を決定したとオリックスの方から発表があった。そんな注目が集まるFAの最新情報と高騰する年俸の分析をしていこう。

各選手の移籍先予想が固まる

日本シリーズという激闘から・・・・

2016年の日本シリーズも日本ハムが4-2で神ってる球団、広島東洋カープを退け優勝という形で幕を下ろす。
広島の永久欠番になる15を背負った黒田博樹の引退が決まった状態で望んだ日シリだっただけに、広島は是が非でも優勝して、黒田に有終の美を飾ってほしかったところだろう。
だが、現実は非常だった。
第三戦で注目のスター選手、大谷翔平の見事なサヨナラ打で流れを完全に日ハムに持っていかれてしまう。
その後は粘るも結局一度傾いた流れを戻すことが出来ず優勝は儚い夢に終わった。。

そんな激戦から一ヶ月ちょっとが経ち、とうとう明暗が別れる契約更改の時期に入った。
その中でもFA選手という人たちに注目してみよう。

FA選手とはフリーエージェントの略で、選手が自分の意思で現在所属している球団と契約を行うか、他球団と交渉してその球団に入るかを選べる制度だ。
大体が、入団から10年で取得することのできる権利。
ほとんどの選手は実績があったり、活躍している選手ばかりなだけに即戦力を希望している球団にとっては最高の補強ポイントとなる。

では今回のFAはどんな選手がいるのだろう?

北海道日本ハム 陽岱鋼

台湾出身、陽岱鋼
優勝した日本ハムからは長年レギュラーとして活躍してきた陽岱鋼がFA宣言をした。

毎回契約更改の時に球団と一戦交える(銭戦)陽だが、今回ばかりはそうはいかなかった。
日シリの途中から日ハムのスタメンに陽の名前が無くなり出場できても後半の守備固めという形での起用が続いからだ。

今回のこの起用法に納得がいかなかった陽はコーチや監督と話をした。
すると驚きの答えが。
「来季の構想に陽は入っていない」
これは事実上の戦力外通告。
試合では使わないという宣言だ。

陽は入団からお世話になっていた日ハムを離れたくないと思ったが、その言葉が心を動かした。
「もう、この球団では自分の出番はないだろう。ならいっそFAで他球団と交渉したい」
そう思った陽だが、それは苦渋の決断に他ならない。
自分を育ててくれた球団をこんな形で離れなくてはならないのだから。
陽は会見で大粒の涙を流していた。
そこには自分をいつも近くで支えてくれたファンへの感謝の気持ちがあり、チームメイトへの思いがあり、何よりも自分が構想外になったことへの悔しさもあったろう。
そんな思いが交差する中、彼は日ハムというイスから腰をあげた。

この陽岱鋼を欲する球団は結構あると思われていた。
だが、過去の銭戦によりあまりいい印象を持たれていなかった陽の獲得に乗り出す球団は思ったより少なかったのだ。

最終的に陽が移籍するとみられる球団が、大阪を拠点とするオリックスバッファローズ、仙台を拠点とする東北楽天ゴールデンイーグルスの2球団に絞られた。
これに関しては本人も「オリックスか楽天のどちらかですね。」と語った。

この2球団でなら陽はレギュラーも期待出来るポジションであると確信しているだろう。
しかし、この2球団に欠点があるとしたら優勝が狙えるポジションではないということだ。
オリックスは毎年乱高下が酷く、順位がいい年もあれば、最下位に沈むこともしばしば。
楽天も一度日本一に輝いたが、その後は下位に低迷している。

個人的な感想になるが、移籍するなら楽天がいいのではないかと思う。
楽天には則本や将来期待の安楽、その他にも今回FAで加入した岸もいて投手陣は頼れると思える。
その分、オリックスより楽天の方がより優勝にも近づけるし、親会社が大量の資産を保有しているという点からも実績をあげれば、それ相応の評価をしてくれるのではないかという期待もある。

本人も年内には答えを出したいと言っていることから、移籍先が決定するのももう少しといったところだろう。

オリックスバッファローズ 糸井嘉男

オリックス、糸井嘉男。糸井はオリックスに入団する前は陽と同じ日ハムで活躍していた。
しかし、糸井本人がメジャーに挑戦したいと球団に交渉したところ球団側はこれを拒否。
なら、トレードでもいいから他の球団に出してほしい。
そこでいい活躍ができたら晴れてメジャーに挑戦したいということで、日ハムからオリックスに条件付きではあるがトレードされた。

しかし、本人の納得がいかない成績が続いたり故障したりと、とても現状ではメジャー挑戦は出来ないと考えた。
そんな糸井も35歳。
どうやらメジャーは諦めたようだ。
だが、今シーズンもう落ち目ではないかと思われた糸井がとんでもないタイトルを受賞した。
それは、盗塁王。
シーズン、53盗塁をマークした。
35歳でシーズン50盗塁以上をマークしたのだ。
身体能力が常人ではない糸井にしてみれば、年々老いていくどころが進化している。
信じられない。

そして本人も今回、この成績を引っさげてFAを宣言。
大阪の在阪球団にいたこともあり、交渉した球団だと阪神タイガースが有利とみられている。
11月21日現在、新聞など多くのメディアの見解では今日中に両球団に連絡を取り、正式に阪神への移籍を発表するとみられている。

埼玉西武ライオンズ 岸孝之

@saitamatamatamatamatama)さんの投稿

岸孝之 埼玉西武ライオンズ
岸孝之は、長年ライオンズを支えてきてくれたピッチャーの一人。
特に最近、かつてのエース涌井がロッテに移籍してからというもの岸が事実上のエースとして投手陣を支えてきた。
実力は申し分ないが何と言っても悲しいのは、怪我が多いことだ。
ガラスのエースと呼ばれるほど怪我に泣かされてきた過去があるだけに、FAを宣言してどの球団が連絡してくるか注目されたが、そこは金満チームの楽天が手を挙げ異例のスピード交渉で獲得した。

そこには4年で2億2500万、オプションで最大16億になる契約の他に、岸は生まれが仙台ということもあり、自身が初めてボールを握ったこの地で恩返しをしていきたいという気持ちが今回のスピード契約に結びついたと見られる。

しかし、それを寂しい目で見るのは古巣ライオンズだ。
ライオンズは最後に優勝した時の選手の多くが他球団に移籍してしまってる。
中島、岸、細川、片岡、涌井・・・もう少し前では松坂、松井稼頭央。
なぜ、西武はここまで選手が出ていってしまうのか。
弱小球団でない西武を出て行く理由はそんなにないはずだ。
これは、球団側に問題があるのではないだろうか。
フロントと選手の意思が違う方向を向いてしまっているとか。

何にせよ、早いところ何らかの手を打たないと毎年のように選手が移籍してしまってかつての常勝ライオンズはみられなくなってしまうかもしれない。

他にも、横浜の山口やソフトバンクの森福もいる。

横浜DeNAベイスターズ 山口俊


福岡ソフトバンクホークス 森福允彦
この両投手はおそらく巨人が持っていくのではないかとみられている。
巨人は投手陣に問題を抱えており、エース菅野とルーキー田口、ポレダ、マイコラスくらいしか勝てそうな先発ピッチャーがいないのだ。
その先発も菅野は本当に援護点がなく、勝てる試合で勝てない。
田口もまだ若いということもあり、今後安定して勝ちを伸ばしていけるか怪しいところ。
ポレダ、マイコラスもいい成績を残せばメジャーに戻るの可能性が大いにある。
これは、新しい先発投手を獲得せざるおえない状況にあるのだ。
横浜のエースとして活躍してきた山口は安定感こそ無いものの、調子がいいシーズンでは二桁の勝ち星を見込めることから今回の獲得を希望しているのではないか?

森福も、中継ぎとして活躍を期待出来る投手なだけに現在のマシソン、山口、澤村に一枚加えたいところだ。
マシソンも毎年の登板で疲労が見えるし、山口も何年間も50試合以上登板していることから肩がもう休ませないと危なくなってきている。
なのでそこに森福という実力も申し分ない投手を加入させることで厚みを出そうという考えだ。

加速するマネーゲーム

金満チームに楽天、オリックスなどが参戦

やはり、こういうFAや助っ人外国人選手を獲得するのに手っ取り早いのは金を他より多く積むこと。
かつては、巨人、ソフトバンク、阪神、中日などが主にお金を出せるチームとして有名だったが、そこにオリックスと楽天、広島などが参戦してきたのだ。
岸の契約年俸を見る限り楽天の資金力がわかるし、オリックスも糸井引き止めの為に4年総額18億を提示するくらいだ。
さらに驚きなのはソフトバンクがロッテの外国人選手、デスパイネを獲得するために交渉権を持つ、キューバ政府と接触しているという。
しかも、移籍の為に提示するであろう額が、ロッテ2年6億、ソフトバンク2年8億というとてつもない提示額だ。
デスパイネは今シーズン打率・280、24本塁打、92打点を記録している。
ソフトバンクは以前長距離砲として活躍していた、イ・デホをメジャーに放出。
その穴を埋められないでいたところにデスパイネという美味しい選手がいたことで獲得の意思を示したのではないか?
ロッテにとっては数少ない長距離砲だけに何とかさせて残留まで持っていきたいと思っているが、圧倒的なソフトバンクの資金力を前にロッテは対抗できるのか。
デスパイネ本人はロッテに残留したいと希望している。

@chibalotte_official)さんの投稿

千葉ロッテマリーンズ デスパイネ



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