
電車内は皆スマホゲーム。デジタルゲームがいよいよ仮想現実なんて領域にまで達しつつある昨今ですが、大人のみなさん、ここは一つ、アナログゲームで一休みしませんか?盛り上がれるカード&ボードゲームをまとめてご紹介!
焼肉パズル

一頭買い!!特選 焼肉パズル-ウシ-
1,580円(税抜価格)
手のひらサイズでインテリアとして置いておけそうな見た目ですよね。めちゃめちゃ可愛いです。
家に遊びに来た友人がツッコまずにはいられない玩具だと思います。
焼肉好きの友人へのプレゼントなどにも良さそうですね。
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まずはお一人様用ゲームから!(すみません笑)
でもこれ、個人的に2016年で最もツボに入ったパズルなんです!
ルービックキューブで有名なメガハウスが2016年12月3日から発売した『一頭買い!!特選 焼肉パズル-ウシ-』というこちらのパズル。

遊んで学べる!
なかなかのインパクト!
焼肉でお馴染みの部位の数々がパズルのピースになっていて、遊びながら牛肉について学べるというなんとも“大人が楽しめる”仕様になっています。
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骨格が11種類、肉の部位は14種類、ホルモンも12種類あって、あわせて37あるパーツを、空洞のウシの胴体の正しい位置にはめ込んでいき、一体のウシを完成させます。「カルビ」や「カタロース」、「サーロイン」などは聞き馴染みもあるし、場所も何となく分かりそうですが、「ツラミ」なんて食べたことも無い!という感じですよね。ホルモンが12種類もある事自体初耳です。「フワ」「ハチノス」「ギアラ」…。みなさんは場所わかりますか?
是非このパズルをマスターして、焼肉店などで肉博士っぷりを披露したいですよね!
(もちろん、ウザがられない程度にしましょう)
立体四目並べ
お次は2人対戦用のアナログゲーム!

立体四目並べ
1,000円~4,000円
シンプルだが奥が深いオススメのアナログゲームです。
囲碁の“五目並べ”は有名ですが、それをタテ・ヨコ・ナナメの三次元において四目並べた方が勝利というもの。ボードゲームの「オセロ」よりも短い時間で、より頭を使いながらプレーすることが出来ます。
お家デートなどでいかがでしょうか?
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知っている人は知っている、でも意外と知られていない!そしてルールは超簡単で誰でもすぐ始められる!しかし意外と頭を使う!というオススメするにはもってこい過ぎるアナログゲーム、立体四目並べをご紹介します。

オシャレなインテリアとしても
木製のものが多いので、インテリアとしての見栄えも良いのは嬉しいですよね。大きすぎないこともポイントです。
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囲碁の“五目並べ”さえ知っていればルール説明すら必要ありません。知らない人でも、「順番にコマをさしていき、先にタテ・ヨコ・ナナメどこでも良いので四目並べた方が勝ち」という一言で理解出来ると思います。
相手の狙いを阻止しつつ自分も四目完成を目指すという、攻守入り交じる頭脳ゲームです。
ちょっとした賭けをしながらプレイするとより盛り上がります。
(実は必勝法があるという噂も…?調べてしまってはつまらないので、むしろ必勝法を自力で見つけにいくことも楽しみ方の一つかもしれませんよ!)
ドボン(トランプゲーム)
大本命!3人~5人対戦のトランプゲーム・ドボン!
「大富豪」や「ババ抜き」のワンステージ上を目指しませんか?

ドボン!
ドボンというトランプゲームをご存知でしょうか。
3人~5人でプレイするゲームで、素早さが勝負の要となるのでかなりの集中力が必要になる頭脳派ゲーム。「大富豪」などの他のトランプゲームと同様、ローカルルールが多くあるせいで公式のルールが分かり辛いのですが、ここでは筆者が最も“盛り上がる”と思ったルールを紹介します。
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基本的には「トランプでやるUNO
カードゲーム「UNO」は誰でも一度は遊んだことがあるのではないでしょうか。
ドボンのルール説明をよりわかりやすくするために、まずはウノのルールをおさらいしましょう。

UNOのルールといえば…
・手札7枚からスタート
・手持ちのカードから、「場」に出ているカードと「同じ数字」か「同じ色」「同じ記号」のカードを出すことが出来る(出せない時は山札からカードを1枚引く)
・役札&特殊カードがある
ドロー2
リバース
スキップ
ワイルドカード
ワイルドドロー4
・手札が残り1枚になったら「ウノ!」と宣言
・手札が全てなくなった人が勝ち!
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何となくでも思い出せましたか?ルールが簡単で、2人~10人程度の大人数で遊べることこそ、ウノが世界中で世代を超えて親しまれている理由ですよね。それではドボンのルールを解説していきます!
台札と同じマークか同じ数字のカードを出し、1番最初に手札をなくした人が勝ち
プレイヤーに5枚ずつカードが配られ、残りは山札となり、山札の1番上のカードを表返して台札と、ゲームが始まります。
ドボンでは一回のゲームで“勝者”と“敗者”が一人ずつ決まります。「上がり方」は後ほど説明しますが、「上がった人」が勝者で、「上がらせてしまった人」が敗者ですね。
そうすると次のゲームでは、先程のゲームの勝者は4枚、敗者は6枚、その他の人は5枚の状態からゲームがスタートするのです。ボーナスとペナルティといった感じですね。勝てば勝つほど勝ちやすくなり、最終的に「スタート時のカードが0枚になった人が勝利」となるのゲームなので、一回一回のゲームは短いのですが、一試合つくまでのゲーム時間は長くなるので、長時間遊びたい時に最適なカードゲームなんです。
時計回りだが、同じ数字のカードは割り込み自由!
UNO同様に、台札と同じ数字もしくは同じマークのカードを出していくのですが、トランプでは同じ数字のカードは4枚、同じマークのカードは13枚なので、「同じ数字」の方が希少ですよね?
なのでドボンでは、同じ数字のカードを持っていた場合、順番を無視して割り込みすることが出来ます。早い者勝ちです。「常に集中していないと、誰かに順番を抜かされてしまう」という緊張感を生むわけです。一応時計回りというルールも残っているので、誰も出せなくなれば、順番通りにカードを出し合っていきます。

このあたりのルールはまだ簡単ですね
とにかく早い者勝ちです。
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役札は5種類
【1】=スキップ
【2】=ドロー2
【8】=ワイルドカード
【13】=“開示”
【ジョーカー】=ワイルドドロー4
役札も基本的にUNOと類似しているので覚えやすいと思います。【1】を出すと、左隣の人を1人スキップしてその隣の人の番となります。【2】がでると、出した人の左隣の人が山札から2枚ひく羽目になります。(しかも引いた人はそのまま飛ばされ次の人の番になります)
【8】を出した人は、スペードやハートなど、好きなマークを宣言することで台札のマークを変える事ができます。例えば、クローバーの8を出して「ダイヤ!」といえば、隣の人は8かダイヤのカード(もしくはジョーカー)しか出せなくなるということです。
ジョーカーはどんなゲームでも最強ですね。ドロー4と色変え(マーク変え)を兼ねた“ワイルドドロー4”になります。ジョーカーを出して「ハート!」と宣言すると、左隣の人は山札からカードを4枚引いてパスされ、その次の人はハートのカードを出していくことになります。
ドロー2やジョーカーが出た際、手札に同じく2やジョーカーのカードがあれば、それらを出すことでドローを回避することが出来ます。A君が2を出し、隣のB君も2を出し、C君もジョーカーをだすと、D君は8枚カードをドローすることに。また、A君が2、C君が2、D君も2を出すと、D君の隣がA君の場合A君が6枚ドローし、B君の番になります。少し複雑ですが、2とジョーカーはこのゲームにおけるかなりのキーカードですので、慎重な駆け引きが必要になります。
【13】=“開示”がドボンならではのルールかもしれませんが、13を出すと、その隣の人は手札を開示、オープンして対戦者に見えるように置かなければなりません。手の内を晒されるわけですね。開示されたカードはなくなるまでそのまま。後から山札から引いたカードはこれまで通り手札にして良いです。ドロー2などと同様に、A君が13を出すと、B君は手札を開示してパス、C君の番になります。A君が13を出し、すかさずC君が13を出すと、D君が手札を開示する羽目になります。
ドボンは上がり方が特殊!
「最後の1枚の手札を出したら上がり」ではない!?
「最後の3枚の手札の数字の和となる数字のカードが場に出たら、ドボン!と言って上がる」
「最後の2枚の手札の数字で四則演算して作れる数字が場に出たら、ドボン!と言って上がる」
「手札が1枚の時は、山札から1枚ドローし、その2枚の数字で四則演算して作れる数字が場に出たら、ドボン!と言って上がる(引きドボン)」
の3通りの上がり方が存在します。(大きく分ければ2通りですね)
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例えば、B君の手札が「2・6」だとします。
この時、
2+6=8
6-2=4
2×6=12
6÷2=3
なので、誰かが「3、4、8、12」のどれかを出した時、ドボンと宣言して勝利することが出来ます。この時運悪く「3、4、8、12」のどれかを出してしまい、「ドボンされた人」が敗者です。
対戦者が何の数字で「ドボン待ち」しているのかを注意しながらプレイすることになります。(麻雀みたいですね)
手札が3枚の人や2枚の人が出てくると緊張感が一層増して集中しなくてはならなくなります。
ちなみにジョーカーのカードは計算に入れる際は「0」として計算します。
「5・ジョーカー」という手札の時は、誰かが「5」か「ジョーカー(5×0=0)」を出した時にドボンできるという事です。
また、「ドボン返し」という上がり方も存在します。同じ数字で「ドボン待ち」していた人が、先にドボンした人に対して後出しするパターンで、された側は天国から地獄に突き落とされるため最もゲームが盛り上がる瞬間となります。
A君が4を出す→D君が4・8の手札でドボン→B君が2・2の手札でドボン返し
というような例ですね。この場合は最終的にドボンをしたB君が勝者で、そのB君にドボンされたD君が敗者となり、A君は九死に一生を得たのです。
基本的に早い者勝ちで進んでいくスピード勝負のゲームにおいて最後の最後で“後出し”が勝利するこのルール、ハマること間違いなしです。
ごきぶりポーカー

ごきぶりポーカー
1,400円~2,000円
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:20分~30分
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名前のインパクトが凄いですよね!2004年にドイツで発売され、日本でも最近話題になったのですが、未だにあまり知られていないカードゲームです。
嘘をついたり見破ったりという心理戦が肝となるゲーム。2~6人用とありますが、個人的には4人でプレイするのが1番楽しいと思います。

嫌われモノたち
サソリ・コウモリ・カエル・クモ・ゴキブリ・ハエ・ネズミ・カメムシ
の8種類のカードがそれぞれ8枚ずつあり、全部で64枚。
簡単にいえばこの「嫌われモノ」のカードを押し付け合うゲームです。
…だんだん可愛く見えてくるかも・・・?
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ブラフ、ポーカーフェイス何でもアリ!騙し合おう!
こちらのゲームはドボンと違って公式ルールがしっかりしているので、細かいルール説明は省きますが、簡単に言うと、
「これはゴキブリです!」
と言って差し出されたカードを、「本当にゴキブリか」「実はゴキブリ以外の別のカードか」を言い当てるか、もしくは黙ったままそのカードを確認し、真実を知ってから別の人に「これは〇〇です」と言いながら押し付け合います。
細かいリアクションや、わざとらしい表情、はたまたポーカーフェイスなんでもござれ、とにかく自分以外の全ての相手を騙しまくるゲームなので非常に盛り上がります。
友人の意外な一面が明らかになったり!?
おすすめです!
実は子育てにも活用したいアナログゲーム
アナログゲームは大人が楽しむだけではありません。
もしお子さんがいるなら、ぜひ一緒に楽しみたいゲームでもあります。
発達障害向けに療法として、アナログゲーム療法が注目されているのです。
子どもの認識能力の発達を促し、周囲の人とのかかわりに関心を持たせることが目的なのです。
IT化やグローバル化が急速に進む現代社会では、自分とは異なる価値観を持つ人と、うまく関係を作ることが求められますよね。
お互いの意見を聞き、どのようにして合意を形成できるか。このような力が求められています。
それをトレーニングする方法として、アナログゲームは適しているのです。
心理学者として有名なピアジェやヴィゴツキーは、障害を抱えた子どもの特徴として、相手の気持ちを理解したり、ルールを理解してそれを相手と共有するということが苦手だといいます。
もちろん障害の有無にかかわらず、これらはこの社会で求められる力です。
それをゲームでトレーニングしていこうというのが、アナログゲーム療法の基本的な考え方なのです。
特に、親とは普通に話せても、友達との関係形成に不安を残すというケースがあります。
いじめなどの問題も、この横のつながりを上手に形成できなことが根本的な問題としてあるのかもしれませんね。
その横の、対等な関係を上手に築くために、ゲームを通じてコミュニケーションをとるというのが有効になってくるのです。
もしお子さんがいらっしゃるなら、ぜひ一緒にアナログゲームをあそんでみてくださいね。
ゲームのルールの中ではお子さんとは対等になりますから、そこでお互いに見えてくるものもあるかもしれませんよ。
アナログゲームは不滅!
年々新しいゲームが開発され、そのクオリティもどんどん上がっていく今日此の頃、ゲームといえばスマホゲームやDSやPSPといったポータブルゲーム、任天堂Wiiやプレイステーションがといったデジタルなゲームが想像されがちですが、だからといってアナログゲームの魅力が無くなった訳ではありません!
今回ご紹介したゲームで、なにか一つでも気になったものがございましたら、是非一度遊んでみて下さいね!
今回紹介しきれなかったおすすめゲームは他にもたくさんあります。これを機に、玩具屋さんに足を運んでみてはいかがでしょうか。新しいアナログゲームとの出会いがあるに違いありません。