
テレビアニメ2期も放送中の進撃の巨人。原作となる単行本の22巻が2017年4月7日に発売した。巨人の正体や座標の謎など22巻で新たに分かった内容をネタバレします。23巻以降のストーリーにも繋がる考察も含め楽しめる最新刊!
「進撃の巨人」単行本22巻が発売開始
原作コミックスやTVアニメ、コンテンツを出せば出すだけ反響を呼ぶ進撃の巨人。人類を食う巨人と、巨大な壁に閉じ込められた人類が自由を求めて巨人と戦う人気作。
2017年4月7日に発売された単行本22巻の内容を解説しながらこれまでのストーリーとの関連性、23巻以降のこれからの話の予想をしていきたいと思います。ネタバレを含みますのでご注意下さい。

進撃の巨人 22巻
22巻の表紙で「海」にいる3人。海の存在を知ることのなかったエレン達はどうなったのか!
21巻で明らかになった巨人の正体
進撃の巨人22巻は21巻から続く内容が濃く21巻をしっかり読んでいないと全く理解できないようなストーリーになっています。21巻後半で綴られた巨人の正体。エレンの父“グリシャ”が巨人の秘密を残した地下室に調査兵団が辿り着き、エルディア人とマーレ人の争いがこの世界の始まりだった事を知ります。

獣の巨人の正体ジーク
壁が出来る前はエルディア人とマーレ人の巨人大戦の激化があった事が分かります。ある日、巨人の力を手にしたユミル・フリッツを祖先に持つユミルの民(エルディア人)がマーレ人の領地に攻め入り、そこから争いが始まりました。巨人の遺伝子を脊髄に注射する事によって誰でも巨人化する事ができるエルディア人。
エルディア人とマーレ人の主張は食い違っておりどちらも自分の国が正しいと思い込んでいますが最終的に争いで弱まったエルディア人は島に逃げ込み、そこに巨大な壁を作る事で巨人から見を守ります。これがエレン達が育った「壁の中」です。
最新巻22巻の内容!ネタバレ含む
グリシャの記憶が鍵
21巻では巨人の生まれ方、エルディア人とマーレ人の争いなど後半に一気に文章が増えました。22巻のネタバレになりますが巨人大戦でエルディア人はマーレ人の追い込まれ、エレンの父グリシャはエルディア国復権の為に「始祖の巨人」の力を求めます。
そういえば獣の巨人であるジークは
エレンの兄ってことだが、
ジークは王家の血が流れてる訳で、
グリシャの妻は前妻にダイナの巨人に食われてたのね pic.twitter.com/VGwuMdxpuT
— たーじまはる (@taji_romance) 2017年4月23日
グリシャとダイナ
しかし“真の王家”の末裔ダイナ・フリッツの間に生まれた実の息子ジークの密告によってグリシャは楽園送りに、ダイナはマーレ人によって巨人にさせられてしまいます。「無知の巨人」になったダイナは知性のある巨人とは違い人間を感知し、人間を食うだけの巨人です。
進撃の巨人 ネタバレ感想 87話 カルライーターの正体はダイナだった…【画バレ 88話】 https://t.co/kiwRfocnrp pic.twitter.com/JmmLnTy8s6
— マンガ速報! (@pontamanga) 2016年11月8日
進撃の巨人22巻 ダイナ巨人化
エレンの母やハンネスを食べた巨人はダイナだった
グリシャを食べ巨人の力を手にしたエレンはグリシャの過去の記憶を取り戻しつつありました。その記憶の中でエレンはグリシャの元妻であるダイナの巨人が自分の母カルラやハンネスを食べた巨人だと気付きます。
#写真1枚で泣かせてみろよ
カルラ…進撃の巨人 pic.twitter.com/NwAqLOU1CI— Know (@Know30438660) 2013年5月19日
進撃の巨人22巻 母の仇の巨人の正体
進撃の巨人で1番のトラウマシーンとも言えるカルラが巨人に食われるシーン。エレンが巨人を憎むキッカケにもなったこの巨人が父の元妻が巨人化した姿と知りエレンは絶望します。ここが個人的に22巻で1番衝撃的な流れでした。
エレンは過去にダイナの巨人と接触する事で巨人を操る「座標」を得ていました。座標を使う事でダイナの巨人を他の巨人に食わせ、母カルラとハンネスの仇を取る事ができたのです。一部アルミンがカルラを食った正体という噂もあったので違って良かったですが、元妻が現在のグリシャの奥さんを食うという設定は悲しいですね。
フクロウの正体が判明
進撃の巨人21巻&22巻で主要な役割を担う「フクロウ」。エルディア復権の為にマーレに忍び混んでいたフクロウの正体は22巻でエレン・クルーガーという人物だった事が判明します。
進撃の巨人で好きなシーン。クルーガーさんがかっこよすぎる!! pic.twitter.com/Jo5eA8KzBW
— summoned-skull (@summoned0skull) 2017年8月16日
【ネタバレ】フクロウはエレンクルーガーだった
「進撃の巨人」タイトル回収
ネタバレ要素満載ですがエレン・クルーガーはユミル・フリッツが死に「九つの巨人」の1つの力を持つ巨人だった事を明かしました。
巨人大戦でも大きなキーワードになる「九つの巨人」は13年しか生きる事が出来ず、クルーガーは正体を明かした後にグリシャに自分を食わせ、グリシャに「進撃の巨人」の力を継承させました。もうクルーガーは巨人の力を手にして13年が経とうとしていたのです。

【ネタバレ】フクロウはエレンクルーガーだった
13年しか生きる事が出来ないクルーガーはグリシャに自分の巨人の力「進撃の巨人」を託しそのグリシャを食べたエレンが現在の進撃の巨人だという事が判明しました。巨人の能力者を食べる事によってその能力が継承されていくというのが九つの巨人の鍵になります。
無事に22巻でタイトル回収に成功したわけです。
進撃の巨人のネタバレ読んできたけど…
まさかエレンがグリシャ食べてたとは((((;゚Д゚))))))) pic.twitter.com/t5i75tsgWS— すーぱーまくら (@makura8989) 2014年10月13日
グリシャを食ったエレン
九つの巨人の1つ、進撃の巨人の余命が13年という事で必然的にエレンにも残り数年の余命が宣告された訳です。アルミンも同様に21巻で巨人の力を手に入れているため、残り13年の命という事になります。
エレンはグリシャの記憶を頼りに巨人に関する情報と記憶をアルミンに伝えるのでした。ここまでがおおよその22巻、グリシャの記憶のネタバレ部分です。
調査兵団は海へたどり着く
ネタバレも後半に差し掛かりますが22巻の後半では調査兵団が壁外調査を経て海へ辿り着きます。エレンやアルミンが幼少期い夢みた壁の外の世界。そこにあると信じていた塩水の湖。アルミンやミカサもエレンと一緒に喜びます。
【ネタバレ注意】進撃の巨人で初めて海を目にして触れたシーンのアルミンとミカサwwwwww https://t.co/fxxYnshhAz pic.twitter.com/6h0KyxiXMD
— 2chニュース (@7VduR) 2017年4月14日
進撃の巨人22巻
海がある事を知ったエレンは海の向こうに巨人大戦の敵となり自分達エルディア人を追い込んだマーレ人がいる事を知り「敵は世界」である事を知ります。
23巻以降では巨人と人類の戦いというよりはエルディア人とマーレ人の戦いが焦点になりそうです。22巻で少しだけ出たライナーやユミルも今後どのような形で登場するのか注目です。
最初の頃に比べると文字が増え、時系列の理解も難しくなってきましたが相変わらず高い人気を誇る進撃の巨人。最新刊22巻をザックリネタバレしましたが文字が多くて理解が難しいので実際に手に取って読んで見る事をおすすめします!
23巻の発売は2017年8月9日の予定になっています。筆者も22巻を読み返して考察を深めたいと思います。