花粉症の特効薬!?世界初のアレルギー性鼻炎に対する抗体医薬が登場

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世界初の花粉症の特効薬が登場しました!花粉症の特効薬とはなにか、従来の抗ヒスタミン薬との違いや効果が期待できる理由などをまとめてご紹介します。はたして特効薬は花粉症患者の強い味方となるのか?

花粉症の特効薬が登場!

2020年についに世界初の花粉症の特効薬が登場しました。今回、世界初の抗体医薬として承認されたのが「ゾレア」です。

さらに、2019年1月から供給ストップとなっていた抗ヒスタミン薬「デザレックス」も供給を再開しました。

抗IgE抗体「ゾレア(オマリズマブ)」は、2019年12月に季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)への適応拡大の承認を取得しました。もともと気管支喘息や慢性蕁麻疹などの治療薬として使用されていましたが、今回、既存の治療で効果不十分とされてきた重症および最重症花粉症での効果も認められ、治療薬として使用できるようになりました。

実は、こうした花粉症に対する抗体医薬が認められたのは世界初であり、世界初の特効薬としてゾレアは花粉症の強い味方になりそうです。

なぜゾレアが効果的なのか?そもそも花粉症とは?

花粉症は季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれている通りアレルギーの一種です。

アレルギーとは本来ならば無害である物質に対しても「抗体」ができ、免疫力が働き攻撃してしまうことで発症します。

花粉症の場合は、体内に侵入した花粉をリンパ球の一種であるB細胞が異物とみなし、IgEという抗体を作って免疫細胞の一種である肥満細胞がIgEの受容体と結合することで発症します。

そして花粉が再び体内に侵入したとき、肥満細胞に結合したIgE抗体が反応し、肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が生産され、くしゃみや鼻水などの花粉症の症状が出てきます。

世界初の治療薬であるゾレアは、IgE抗体と肥満細胞の結合を阻害し、症状を引き起こす原因となっているヒスタミンなどの放出を抑制する効果が期待できる薬であり、従来からある抗ヒスタミン薬とは異なるメカニズムで花粉症に対応します。

なお、日本医科大耳鼻咽喉科・頭頸部外科の大久保公裕教授によると

「従来の薬はほぼやめられるほど」

「(ゾレアを投与すれば)アレルギー症状としては花粉症シーズン前とほぼ変わらない状態になるだろう」

とのことです。それほどゾレアは花粉症にとって強力な効果が期待できるようです。

ゾレアの懸念点「価格が高い」

従来の抗ヒスタミン薬は、成分や内容量によるものの市販品でも1000~2000円程度で購入できるものがほとんどである一方、花粉症に対する抗体医薬として登場したゾレアは、抗体医薬であるがゆえに価格が高い点が懸念されています。

ゾレアの薬価は75mg23625円、150mg46490円となっています。1回の投与で必要な量は患者の体重と血中IgE濃度により異なりますが、1回75~600mgほど必要です。

なお投与は2~4週に1回ほどであるものの、600mgの投与が必要な患者の場合、1回あたり18万5960円ほど費用がかかってしまいます。保険適用による3割負担であっても、患者自身で55788円負担しなくてはなりません。


そのため、厚生労働省により「最も適した患者に限定して使用するように「最適使用推進ガイドライン」が作成されました。ガイドラインによる条件がこちら。

季節性アレルギー性鼻炎の中でもスギ花粉症の患者に限られ、鼻噴霧用ステロイド薬とケミカルメディエーター受容体拮抗薬による治療を受けてもコントロール不十分な鼻症状が1週間以上続くことを確認

いくら裕福でゾレアを使用できる経済状況であっても、ガイドラインが制定する対象の患者でなければゾレアを使用することはできないようです。

花粉症には引き続き従来の抗ヒスタミン薬を

世界初の特効薬としてゾレアが登場し、効果が大きく期待されているものの、誰もが使用できる治療薬ではありませんでした。

そのため、花粉症には引き続き従来の抗ヒスタミン薬を使用する必要があります。なお、抗ヒスタミン薬も年々新しい治療薬が出てきており種類も多いので、重症でなければ相性のいい抗ヒスタミン薬が見つかるかもしれません。

花粉症の薬は眠くなりやすいと言われていますが、現在、主に使用されている第二世代抗ヒスタミン薬は副作用が少ない(眠くなりにくい)のが特徴であるため、副作用を懸念している人は第二世代抗ヒスタミン薬を服用するのがおすすめです。

・第1世代抗ヒスタミン薬
花粉飛散ピーク時の症状がつらい時期の使用も効果的。
くしゃみ・鼻水を抑える。
眠気や口の渇きなどの副作用は第2世代抗ヒスタミン薬に比べ現れやすく注意が必要。

(代表的な成分)
クロルフェニラミンマレイン酸塩、クレマスチンフマル酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩、ジフェニルピラリン塩酸塩

・第2世代抗ヒスタミン薬
花粉飛散シーズン初期の症状が軽い時期からの使用が効果的。
第1世代抗ヒスタミン薬と比べ、鼻閉に対しても有効で効果に優れる、副作用が少ない、抗アレルギー作用(アレルギー症状の発生を抑える)があることが特徴。※アレジオンはこちらにあたる

(代表的な成分)
エピナスチン塩酸塩、セチリジン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩、エバスチン、ロラタジン、メキタジン

なお、花粉症は1度症状が出てしまうと、粘膜が敏感になり悪化してしまうため、症状がひどくなる前から、できれば症状が出る前から予め抗ヒスタミン薬を服用することがおすすめです。

おすすめは花粉の飛散予測日から服用し始めることです。まだ平気だと思える時点で服用を開始することで、花粉飛散最盛期の症状を軽減する効果が期待できます。

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まとめ

花粉症の特効薬が出たと話題になっていますが、価格面や条件などを考慮すると全ての花粉症患者が気軽に服用できるわけではないようです。

そのため、従来の抗ヒスタミン薬を引き続き服用する必要があり、ゾレアは花粉症患者の大多数にとって希望の星であるとは言いにくいようです。



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