
羽生結弦の現在のコーチの指導力が凄すぎると話題に…。また、前のコーチと羽生結弦のエピソードについてもまとめました。羽生結弦はどんなコーチに指導されてきたのか、羽生結弦の勝利の秘密がわかるかも…?
羽生結弦のコーチ、ブライアンオーサーとトレーシーウィルソン
つぎつぎと高得点を叩き出し好成績を収め、平昌オリンピックではソチオリンピックと金メダル2連覇を達成した羽生結弦。
しかし、羽生結弦は平昌オリンピック直前の2017年11月9日に行われたグランプリNHK杯で、4回転ルッツを失敗したことにより、右足首関節外側靭帯損傷を負ってしまいました。
怪我の影響により羽生結弦が練習を再開できたのは、約2ヶ月後の2018年1月上旬。
平昌オリンピック開幕まで1ヶ月ほどしかありませんでした。

しかし、羽生結弦は韓国入りをするやいなや、練習では4回転ジャンプを合計5回成功させるなど、怪我の影響を感じさせないほど仕上がっていたのです。
じつは、4回転の練習を再開したのは、なんと韓国入りするたった2週間前で、それにもかかわらず羽生結弦はジャンプを成功させました。
さらに、不安要素はない、絶対勝てると言い切ったことで、羽生結弦の怪我からの完全復活が期待されました。
羽生結弦を怪我から完全復活させ、さらに金メダルへと導いたのは、コーチの腕前が影響しているようです。

羽生結弦を平昌オリンピックで金メダルに導いたコーチというのが、ブライアンオーサーとトレーシーウィルソンのふたりのコーチです。
とくに羽生結弦の功績に大きく影響しているのが、ブライアンオーサーコーチのようです。
羽生結弦のブライアンオーサーコーチが凄すぎる!
羽生結弦のコーチのひとりであるブライアンオーサーは、ソチオリンピックでも羽生結弦を金メダルに導いた人です。
2010年のバンクーバーオリンピックで、キムヨナを指導していたのもブライアンオーサーでした。
浅田真央はバンクーバーオリンピックで、トリプルアクセルを成功させ勝負に出ましたが、大技を出すことなくキムヨナが完成度で勝利。

この採点には日本のファンやメディアから、さまざまな批判や疑問が飛び交いましたが、フィギュア関係者から見れば納得の結果だったようです。
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ブライアンオーサーの指導は選手の調子や持ち味を生かして、採点基準を分析したうえで、勝つための指導をします。
キムヨナの場合、大技よりもかんたんなジャンプばかりをしていましたが、それでも高得点が狙えたのは構成と完成度によるものです。
ここぞというタイミングで大技を入れるなど、高得点を狙える構成を作っているのもブライアンオーサーです。

ただ、羽生結弦の場合はキムヨナと違い、大技を入れる技術面で勝負をするように指導しました。
いかに相手を上回り、いかに自分の持ち味を活かせるか。
ブライアンオーサーはこのような指導で羽生結弦を金メダルへと導いたのです。
ブライアンオーサーはもっとも高い指導力を持っている
フィギュアスケートは本人の実力はもちろんですが、コーチも成績を左右する存在です。
世界にはブライアンオーサー以外にも手腕のあるコーチはたくさんいます。
アレクセイ・ミーシン(プルシェンコなど)、タチアナタラソワ(荒川静香、浅田真央)、ニコライモロゾフ(荒川静香、高橋大輔、安藤美姫)。
彼らをはじめ、日本人にも浅田真央を指導した佐藤信夫や、伊藤みどりや浅田真央などを指導した山田満知子などもいます。

しかしその中でも、ふたりの金メダルを排出し、チャンピオンメーカーとなったブライアンオーサーは、現在もっとも指導力の高いコーチだと言えるでしょう。
そんな頼れる味方をつけている羽生結弦。
羽生結弦本人の実力はもちろんですが、頼れるコーチが居るからこそ、自信のあるコメントを残すことができたのでしょう。
羽生結弦は有言実行して、見事平昌オリンピックでも金メダルを獲得しました。
やはりコーチの手腕は一流であったことは間違いないでしょう!
羽生結弦の前のコーチ、阿部奈々美とのエピソード
羽生結弦、阿部奈々美の振り付けで『白鳥の湖』を披露
羽生結弦のコーチがブライアンオーサーになる前は、日本人の阿部奈々美がコーチを務めていました。
阿部奈々美はコーチ兼振付師としても指導しており、羽生結弦が信頼している人物のひとりです。
羽生結弦のコーチが阿部奈々美からブライアンオーサーに変わったのは、べつに喧嘩別れとかではなく、世界的なコーチのもとで学ぶべきという連盟の方針でした。

じつは羽生結弦、カナダに留学する前は仙台を離れたくないと、阿部奈々美の前で号泣して訴えたそうです。
これには阿部奈々美も言葉を失うほどで、傍から見ている方が悲しくなってしまうほどだったとか。
そんな羽生結弦は、ソチオリンピックにて日本初の金メダルに輝きました。
そのとき、エキシビションで滑った『白鳥の湖』が阿部奈々美振り付けのものだったそうです。
恩人として、感謝の気持ちを込めて、羽生結弦は思い入れのある曲を滑りました。

羽生結弦、スケート靴の研磨を阿部奈々美の夫に依頼
また、羽生結弦は自分のスケート靴の研磨を、阿部奈々美の夫にしか依頼しないそうです。
それほど羽生結弦にとっての恩人だったのでしょう。
現在の羽生結弦のコーチであるブライアンオーサーとも、阿部奈々美はいい関係だったためとくに溝はない模様。
現在のコーチであるブライアンオーサーばかりが注目を浴びる一方で、こうして絆を深めたコーチがいたことも、もっと知られるではないでしょうか。
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まとめ
羽生結弦を現在指導しているコーチはふたり。
とくにブライアンオーサーは、キムヨナも指導してきた、現在もっとも指導力のあるコーチです。
ブライアンオーサーの手腕により、羽生結弦は怪我から完全復活し、平昌オリンピックでは見事金メダルを獲得しました。
しかし、羽生結弦にとっては前のコーチである阿部奈々美が恩人であることは変わりありません。
どちらがいちばんとかはないと思いますが、羽生結弦にとって前も今も、コーチは勝つだけでなく自分も支えてくれる大きな存在であることは間違いないでしょう。