知床遊覧船KAZU1の沈没事故の原因まとめ!生存者や社長についての情報も!

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2022年4月23日、北海道・知床半島で消息を絶った遊覧船「KAZU1」。その後、沈没したことが明らかになり船長や乗客が犠牲になりました。今回はKAZU1の沈没原因や船長の情報をまとめてご紹介します。

知床半島で遊覧船「KAZU1(カズワン)」が沈没

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知床半島で消息を絶った遊覧船「KAZU1」。

この遊覧船は小型の観光船で、日本の最北東端である知床の自然を間近で見られるのが特徴。

知床半島は半分しか車で行くことができないため、多くの方はこのような観光船を利用します。

「KAZU1」は船内船がメインであり、海水のしぶきや雨に濡れたくない方にも人気のタイプ。

運航会社によってコースは様々ですが、今回消息を絶ったのは知床半島の滝や野生動物を観察する3時間のコースでした。

4月23日午前10時 KAZU1が斜里町ウトロ港を出港

4月23日午前10時、斜里町のウトロ港を出港したKAZU1。

船はウトロを出港した後、プユニ岬や男の涙、象の鼻、五胡断崖など人気の名所を巡ったようです。

先ほどご紹介したように、今回のコースは3時間を予定していたため知床岬で折り返した後、午後1時にはウトロ港へ戻る予定でした。

同日午後1時18分 KAZU1の乗組員から通報あり

午後1時になってもウトロ港へ戻ってこなかったKAZU1。

その後、午後1時18分に乗組員から海上保安庁へ通報が入ります。

乗組員は船首部分が浸水し、船が沈みかかっていると説明。

またエンジンが使えなくなり、自力航行ができなくなったと説明したようです。

この通報を受け、海上保安庁は巡視船6隻と航空機2機を現地に派遣しました。

なお、この時点でKAZU1は「カシュニ滝」のそばにいると説明したということです。

同日午後2時17分 KAZU1の乗組員から再度連絡

午後2時17分に、再度KAZU1の乗組員から連絡を受けた海上保安庁。

その際には乗客の人数内訳と合わせ、船が30度傾いていると説明し、その後連絡が途絶えてしまったということです。

この時、運航会社は地元の漁業関係者らに救助を要請しますが、強い風と高い波によって出動を断念。

ちなみに船が30度傾いた場合、崖から下るような傾きであり自力で立っていることはかなり難しい状態ということです。

同日午後4時30分 カシュニの滝でヘリコプターが捜索開始

午後4時30分頃、通報を受けたカシュニの滝に到着したヘリコプター。

潜水士2名も同行していましたが、上空からはKAZU1と思われる船体が確認できなかったということです。

同日午後6時頃 巡視船も捜索開始

午後6時頃には巡視船も到着し、捜索を開始。

第1管区海上保安本部は網走海上保安署に現地対策本部を設置しますが、すでに日没を迎え捜索は中断することになりました。

遊覧船「KAZU1(カズワン)」が沈没…生存者はいるの?

現在までに確認された救助者は14人

観光船「KAZU1」が沈没したと推測されているのは4月23日午後3時頃。

そして翌朝、通報があったカシュニの滝から直線距離で14kmほど離れた知床岬付近で、3人の乗員が救助されました。

その後、知床岬の岩場や波打ち際でも数名が発見され、4月24日には性別不明の子供を含めた11人を発見。

4月27日には新たに2人の乗員が発見されましたがいずれも発見時に意識はなく、救助者全員の死亡が確認されました。

そのため、5月3日午後4時現在で死者14人・行方不明者12人となり、残念ながら生存者はいないと推測されています。

遠くまで流されている可能性も…

現在までに14人の死亡が確認されている観光船「KAZU1」。

今も周辺では捜索が続けられていますが、4月28日にはロシアからの情報が入りました。

ロシアはこの日「ロシア警備艦が4月27日に国後島西方海域で救命胴衣を着用した漂流者を発見した」と説明。

しかし荒天のため、救助をすることはできなかったと日本の海上保安庁に連絡があったということです。

このことから、すでに乗員が遠くまで流されている可能性も考えられます。


遊覧船「KAZU1(カズワン)」が沈没した原因は?

①高波で荒れていた

ここからは知床観光船「KAZU1」が沈没した原因を探っていきましょう。

まず、KAZU1が出港した日、北海道網走地方では波浪強風注意報が出ており、昼頃からは波の高さが3mになったと言われています。

そのため、ウトロ漁業協同組合では漁に出た船も午前中のうちに港へ戻っていたことが判明。

その結果3mという高波によって、船が飲まれ沈没したという説が上がっています。

②船体の故障

「KAZU1」の沈没には船体の故障も考えられます。

先ほど、当日は高波だったと説明しましたが、地元の方によると「大きい観光船が運航できなくなるほど荒れた天気ではなかった」とのこと。

そのため、故障など船体に大きなトラブルがあったとも推測されています。

実際、「KAZU1」の船首には15cmほどの亀裂が入っていたとも言われており、修理をしないまま出港した可能性も。

また通報時に「エンジンがかからない」と伝えているため、エンジントラブルも考えられますがこれが浸水によるものなのかは不明です。

③運航の基準違反

そして「KAZU1」が沈没した原因として、運航の基準違反も指摘されています。

すでに運航会社「知床遊覧船」の社長は運航の基準違反を認め、謝罪を発表。

乗客家族への文書で「運航基準通りに運航を行っていれば、事故の発生を回避できる可能性があった」と説明したということです。

この会社ではかねてから、利益優先をモットーに悪天候でも無理やり出港をすることがあったとのこと。

悪天候や船体の故障以前に、運航の判断を誤ったことが一番大きな原因と言えそうです。

遊覧船「KAZU1(カズワン)」の運航会社は?船長は誰?

運航会社は「知床遊覧船」

https://www.sponichi.co.jp/

沈没した遊覧船「KAZU1」の運航会社は、斜里町ウトロに位置している「知床遊覧船」です。

ウトロ温泉から徒歩5分の場所にあり、「KAZU1」と「KAZUⅢ」という小型観光船を所有。

観光客に人気のある運航会社でしたが、地元ではかなり評判が悪かったという声も上がっています。

船長は仕事を転々としていた?

今回、遊覧船「KAZU1」を操縦していたのは豊田徳幸船長。

豊田徳幸船長は2年ほど前から「知床遊覧船」で仕事を始めていますが、運航経験はわずか1年ほど。

元々は長崎県で水陸両用バスのドライバーをしていたようです。

また出身は埼玉県で、埼玉県には奥さんとお子さんがいるという情報も。

日頃から少し危険な操縦をすることが問題になっていたようですが、それはお客さんを喜ばせたいというサービス精神からだったという声もありました。

実際、豊田徳幸船長はFacebookで仕事について「ブラック企業」を明かしながら、真面目に仕事をこなしていたとのこと。

さらに遊覧船2隻を1人で操縦しなければいけない日もあり、体力的にもかなり疲れていたのでは?と噂されています。

沈没した「KAZU1(カズワン)」は今どうなってるの?

4月23日に消息を絶った遊覧船「KAZU1」。

4月29日には海上自衛隊が水中カメラによって、船体の一部を発見。

水深約100mの場所に沈没しており、内部には救命胴衣のようなものが漂流していることも確認されています。

通常、船の引き揚げは運航会社が担当しますが、費用負担が困難な場合は国が費用の一部を負担。

残念ながら、船内にはすでに生存者がいないと考えられているため準備が整い次第、引き揚げが行われると予想されています。

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まとめ

KAZU1の沈没原因や船長の情報をまとめてご紹介しました。

ゴールデンウィークを前に、大きな衝撃を与えた遊覧船KAZU1の沈没事故。

まずは一刻も早く、行方不明者の方が発見されることを願っています。



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