サンフレッチェ広島の森保監督が辞任!理由は?

サッカー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

サンフレッチェ広島を何度も優勝に導いた立役者がチームから抜けることを発表した。選手の刷新等によって弱体化し、今では降格にさしかかるほど。弱体化し辞任した理由は?今後の監督業は?オリンピックか?

森保監督が辞任を発表

常勝軍団だったサンフレッチェ広島を導いてきた男がまさかの発表をしました。シーズン中の辞任はあまり見られない光景。天と地ほどに変わった成績により、やむを得ない決断だったのでしょう。監督を務めた5年間で3度の優勝をし、Jリーグでは圧倒的な力を誇りました。そのクラブが2017年シーズンは絶不調で、これまでの強さは見る影もありませんでした。森保監督は辞任し、一時的に横内昭展ヘッドコーチが指揮を取ります。森保一

森保一

via google imghp

チームの弱体化

辞任した理由は簡単に言えば、成績不振です。優勝を経験していたクラブが降格圏の17位ですから、経営陣も何らかの決断が必要だったのは間違いありません。できればこのまま続けてほしかったでしょうが、J2に落ちることは許されないため、監督刷新に踏み切ったといえます。2012、2013年に優勝し、2015年にも優勝。2016年は優勝争いとはいかなかったまでも6位と健闘しました。そして2017年現在は17位で下から二番目の成績になっているので、成績が落ちたのは一目瞭然です。こうなれば原因は2016-2017年にあると思うのが普通の考えではないでしょうか。この時期にサンフレッチェに異変が起きたと思われます。2016-2017年といえば、移籍市場が例年以上に活発に動きました。どのクラブも10名ほど放出し、加入させました。その中には有名選手も多く、柏レイソルには細貝が海外から復帰し、ジュビロ磐田には中村俊輔、川又が加入を発表しました。そしてセレッソには清武が加入するなどしたり、外国人選手のJリーグ移籍も多く、レアンドロ、アデミウソンなどが大きな戦力となっています。FC東京の移籍は特に激しく、高萩、大久保、永井、太田、林などなどそうそうたる面々が揃いました。

サンフレッチェの移籍事情

サンフレッチェ広島も他のクラブほどではないにしろ、移籍がありました。オフシーズンではありませんでしたが、2016年夏にチームの起爆剤として機能していた浅野拓磨が海外移籍し、スーパーサブがいなくなりました。そしてオフシーズンにはカナダから工藤壮人が加入するなどして戦力アップに取り組みました。しかし、一方でピーター・ウタカという得点源を失い、得点力不足が一層増しました。加えて長年サンフレッチェを支えてきた佐藤寿人を手放しました。佐藤寿人はJリーグでも得点王を度々取るほどの実力者でしたが、2016年頃から得点力が低下し、サブに回されることが多くなりました。出場機会を得るためにJ2の名門名古屋グランパスに移籍しました。佐藤寿人という精神的支柱を失ったことも関係しているかもしれません。佐藤寿人

佐藤寿人

12年間サンフレッチェ広島に在籍し、2017年に名古屋グランパスへ移籍via google imghp


得点力不足と守備崩壊

森保監督もいろいろなことに挑戦したと思いますが、一回狂った歯車はそう簡単には直りません。まず最も大きな問題は得点力不足です。サンフレッチェ広島は森保監督が就任した2012年からシーズンで最低でも40点以上を取っています。優勝した3年でいえば、低くて55点、一番高い2015年は73点です。半分終わった時点で15得点。2倍しても30得点にしかなりません。得点力が低下したことがチーム弱体化のひとつです。佐藤寿人の得点力が低下し、スーパーサブだった浅野が海外へ、そして移籍してきたピーター・ウタカもFC東京へ移籍しました。代わりに加入した工藤がこの三人ほどの結果を出していないのが現状です。シーズンが半分終わった時点で3得点というのはチームにとっては厳しいです。点を取れるセンターフォワードにならなければなりません。守備も悲惨な状況です。失点数がシーズン半分しか経過していないのにもかかわらず、優勝した2015年と同じ30点で並んでいます。このままのペースで行くと60点取られる計算になります。不動のセンターバックであった塩谷も中東に移籍してしまうので、さらに不安要素が増えます。

上の動画は浦和レッズの関根貴大がサンフレッチェ広島にゴールしたものです。アディショナルタイムとはいえ、さすがにサンフレッチェのディフェンス陣が不甲斐ないです。1人に6人も抜かれてしまっては何をしても勝てるわけがありません。守備陣の強化も必要です。

森保監督とサンフレッチェ広島のこれから

データで見てもプレーで見ても良いとはいえない結果が続いているので、森保監督の辞任も仕方がないでしょう。森保監督は3度もリーグ優勝に導きましたし、48歳なのでまだ若いです。これからの監督に期待したいです。2020年の東京オリンピックの監督候補として名前が挙がっており、実績、年齢からしてもおかしくありません。サンフレッチェではこのような結果になりましたが、別のクラブでまたその手腕を発揮して、できればオリンピックでもその采配を披露してほしいです。サンフレッチェ広島は厳しい状況に立たされています。降格圏から出るためには15位になる必要があります。15位の札幌とは勝ち点5差。シーズンはあと半分あるのでどうなるか分かりませんが、何とかして勝ってほしいところです。15位ではなくとも、J1・J2の入れ替え戦が復活となれば、16位でも残留は可能です。ひとつひとつ勝ちを重ねるしかありません。サンフレッチェ広島には朗報もあり、ガンバ大阪からパトリックと丹羽が移籍してきます。この二人によって攻撃陣と守備陣の強化をしてほしいです。森保監督の分まで勝てるといいですね。



ページトップへ