
公道を、マリオなどのコスプレをして走れると人気だった株式会社マリカーのカートレンタルがついに任天堂から提訴!客の評判良いから許してよ的内容のコメントで大炎上!大阪や山梨、沖縄にも支店を作り大儲けだった同社の行方は?
マリオカートで公道を走る株式会社マリカーとは
数年前初めて見たときは道行く人も写メを撮ったりしていたものの、最近はまだやってるのかと流し見していた、コスプレして公道をカートで走る人たち。
衣装とカートを貸出している会社「株式会社マリカー」が任天堂に提訴されたとニュースでも大々的に取り上げられていますが、このマリカーという会社の対応が大丈夫?wと話題に。

写真を見ると、リア充感満載!楽しそう!やっぱり東京タワーや東京のスポットにこんな形で巡れるのは滅多とない機会。
株式会社マリカーは許可をとっていない
日本国民でプレイしたことのない人の方が少ないと思われるほど有名な任天堂のゲーム、「マリオカート」。この略称である「マリカー」を社名に用いるどころか商標登録までし、あげく公道カートのレンタルと共にマリオなどのコスチュームを使用。
商標登録についてはもちろん異議申し立てをされていますが、ともあれこれが不正競争行為および著作権侵害行為に該当する、というもの。
ちなみにマリオだけではなくディズニーキャラクターのコスプレやハリウッド映画に出てくるキャラクターの着ぐるみも用意w どこをとっても大手すぎて、一部から「ロックだ!」と呆れた声があがっているのも無理はないでしょう。

写真を見てわかるとおり、ピカチュウなんかもいます。小さいカートがマリオカートそっくりだから、マリオに登場するキャラが乗ってることに意義があると思っていたのだが乗る人は別にこだわりなく何でもいいんですねw
そもそもこのカートの利用者、2017年の時点では7割が海外の客だそうで、HPを見る限り東京観光ができるルートと謳っています。
台場や東京タワー、六本木、渋谷等を周るそうで、筆者もこの騒動以降もよく見かけていますが、確かにマリオカートのメンバーは交代されていてスパイダーマンが乗っていたりするのです。
株式会社マリカーが訴えられるという騒動後なのでさすがに営業してないと思っていたので、株式会社マリカー以外にも同じような会社がカートを走らせているのかと思っていましたが、車体横の社名ロゴがこれでした。いやはや驚きです。

そうそうこれです。よくみかけます。結構目立つ文字色・書体でマリカーと書かれてるんですけどね。
株式会社マリカー発表のコメントに突っ込みどころ満載
まずは任天堂側からの提訴内容はこう。
「株式会社マリカー」は任天堂の許諾なしに「マリオカート」の略称である「マリカー」という商標を社名に使っていることや、マリオ等の任天堂のキャラクターの衣装を貸し出し、その衣装が載った画像を宣伝・営業に利用し、著作権の侵害をしているとして、損害賠償として1000万円を求め、東京地裁に提訴しました。
任天堂側はマリカー社に対し、「数か月前より警告してきたが誠意のある回答が得られなかった為に今回の提訴に踏み切った」

それに対するマリカー側のコメントが以下である。
僭越ながら、現在の報道には事実とは異なる内容があるのですが、突然の対応に追われ、私どもの方から事実関係をご説明する機会が十分にとれず申し訳ございませんでした。
私たちは、私たちのサービスが、任天堂様に対する不正競争行為及び著作権侵害行為には該当しないと判断した上で、サービスを提供してきました。
公道カートレンタル事業者の中には、任天堂の許可無く勝手に模造された衣装を販売、レンタルしているなどの悪意のある業者もあり、任天堂様と協議した矢先のことであり、大変困惑しております。
えっ協議なんてしてたの?!なのに提訴ってどういうこと?!とも思ったが、ここからが本題。
私たちのサービスは、旅行で来られる外国人の方々に非常に喜んで頂けており、口コミ で広がってきたサービスで、これを目的に日本に来てくださる外国のお客様も多く、 Facebook、TripAdvisor 等のレビューにおきましても5つ星の評価を頂いていることなども あって、普段より各種報道機関に取り上げて頂く機会も多く、この場を借りて深く御礼を 申し上げます。
えっ喜ばれてるから大丈夫っしょ的な?!まさかの仰天(笑)。こんな返しがくるとは誰が想像していたでしょうか。確かに利用者からは本当に楽しそうなのがSNSから伝わってきます。

トリップアドバイザーを見ても、海外の観光客はもちろん、普段東京に住んでいない日本人も、普段できない体験にエキサイトしています。
キャラクターがミニカーに乗って走っているような様は、街で偶然見かけた子供達は大いに喜ぶらしく、その笑顔に、体験者も喜びを覚えるんだとか。確かにその気持ちも分からなくはない。
そしてコメントはこう締めくくられます。
(略)
私たちのサービスは、お客様の笑顔のためにあります。
私たちは、このお客様の笑顔を守るために全力で頑張ります。公道カート総合サービスを通じて、これからも皆様に楽しいひと時をお届けできるよう 努力してまいりますので、今後ともご愛顧のほどどうぞよろしくお願い致します。
本当にお客様の笑顔のためを思うなら、きっちりとした順序を経ないとですね。「努力してまいりますので」ってw なんの努力だよw 世の中の秩序とは?なんて思ったり。
株式会社マリカーはかなり繁盛している
調べるとこの会社、ノリにノっていて全国展開したそうな。大阪、山梨、そして沖縄まで。

こちら、大阪の株式会社マリカー。

こちら、河口湖の株式会社マリカー。快晴!めっちゃ気持ち良さそうww公式インスタも結構な頻度で写真upしてたんですね〜。こんなに国内外のお客様から喜ばれてると楽しかったでしょうね!訴えられるまでは…
株式会社マリカーが起こした事故や怪我画像がひどい
筆者が街中で見かけていつも気になっていたのは、車体の低さから大きな車やトラックの死角になって、それこそ踏まれたりとか今までないのか?!ということ。
普通の車同士なら例えば10kmの速度で当たったとしても大したことないものが、こんな車体でヘルメットもなしの剥き出しの人間が当たったらただごとじゃない気がするのです。
とはいえ調べたところによると、会社が出来てから2017年までの2年間ではそこまで大きな事故は起こったことがなかった模様。まあ、そうじゃないと今まで営業出来てないですよね。

しかしながら、この訴訟問題が起こって以降といったら株式会社マリカーのカートが事故にあった、銀座で突っ込んだなんてニュースを頻繁にきくようになったのも事実。
Twitterの投稿主などによると、1年間に50件以上の事故が起こっているなんて書かれています。多分死亡事故につながっていないからまだそこまで大きな問題になってないだけでしょうねー。
起こってからじゃ全然遅いんですけどね。
六本木で今マリオカートの事故。
店に突っ込んでた。
人は大丈夫だったろうか。
観光ついでに遊んで事故るとかテロ並み。
てかどうやってここの飲食店に突っ込むの。 pic.twitter.com/Zg9ai7Lonh— べがっさん₍₍(ง◍′∀‵◍)ว⁾⁾ (@begascalibur) April 30, 2018
マリカー事故ってた。真っ直ぐな道でどうやってそこに行ったのか不明すぎる。人を巻き込んでないだけでもよかったと思う。
毎日歩く道だから本当危ない。シャレにならない。 pic.twitter.com/487uWRBREN— ma-vo- (@maaavooo) April 30, 2018
マリオカート
必ず事故するね
車から死角でみえませ~ん
ホンマに困るわ????? https://t.co/evTHv8zF6s
— ?スマイルポリス?平和感謝? (@OF0BNO4T6i0NCTs) May 2, 2018
やっぱりマリカーは事故りまくってるのか。1年間で50件以上の事故が起こってたとは。https://t.co/XX9KgDKoOJ
— Pon@UberEats自転車配達員 (@PonUber) April 30, 2018
それでも何食わぬ顔で株式会社マリカーは運営をし続けているのですから本当に肝が据わっているw
株主:(株)マリカーについて
君島:裁判は続いてるので詳細は言えないが、車道で事故も起こってるので力を尽くしたい。
#任天堂株主総会— 有末有子? (@arisue_neetsha) June 28, 2018
2018年6月の株主総会では株式会社マリカーについての裁判はまだ続いているというではありませんか!あの任天堂を怒らせて長期で相手させるなんてなんて強者なんでしょうかww
とにもかくにも、何回見ても車体の低さが怖く見えますよね。自分が車運転してる時に出会いたくなさすぎます。
実際、もしも万が一何かあったり、何もなくとも邪魔に思う人がクレームを入れる時、株式会社マリカーにではなく、任天堂に直接クレームが来たりしたことも実際にはあったようです。
今回の騒動でも「株式会社マリカー」の存在を知らなかった人も多かったことに驚きました。個人がやってるのかと思ってたとかいう感想をよく見かけました。でも確かに、2年前街中で見始めた頃はそう思ってたなー。
カートで公道走れるサービスのマリオの衣装は再現したい人が個人で用意したやつだと思ってたんだけど、衣装貸し出しでリアルマリオカート謳って会社名が「マリカー」だとそら任天堂に怒られるだろ…
— ししまるけんや (@maruken_xx) February 27, 2017
コスプレそのものは個人の楽しみであったり文化そのものだから問題無いはずだが、
それを商業目的で使ったり営利目的にしたりするのがマズイ。どうすんのマリカーさん。
相手は『あの』任天堂法務部だよ?(死を覚悟する顔で)— パークさん (@haruji0n) February 27, 2017
金沢のマリカーおっちゃん(有名)は個人で楽しんでるだけだから大丈夫かな… https://t.co/0nIUlt31AK
— あふ (@afuafu_afugoro) February 26, 2017
おっちゃんww
株式会社マリカー、衣装の著作権が微妙で勝訴要因に?
筆者もずっと突っ込みたい問題、「コスプレ」ではないでしょうというところ。これらの衣装、いわゆるドン・キホーテなんかで売ってるような着ぐるみパジャマ的なのですよね。
まあコスプレというジャンルには入るのかもですが、コスプレと聞くと本格的なの想像しちゃうので何ともかんともです。
ストリートビュー?すごいな。株式会社マリカーの店内360℃見れる pic.twitter.com/kcu72n8rUG
— TERU3 (@TERU3_M) February 24, 2017
もちろんこれでお金を儲けていたし、社名もマリカーで、実際には店舗内も公式マリオグッズ一色だったみたいなのでアウトなのは分かりますが、これが本当に任天堂のマリオやルイージだと断定されるか否かはかなり重要な争点になりますよね。
そこがいま、微妙だと取り沙汰されているんです。店内は思いっきり任天堂そのものですけどね。奥の扉らしきところにはSUPER MARIOのシールまでデカデカと貼られてるしw
任天堂に訴えられたマリカーの公式サイト見てみたけど、知的財産権を理解しているのか怪しそうなスタッフ紹介だった pic.twitter.com/ovE2ZKFtIm
— twinrail (@twinrail) February 24, 2017
この衣装担当って、衣装の手入れや修復だけだったんですかね。それとも衣装は手作りしてたんでしょうか?そこまでしてたのか、とにかく衣装の出どころも気になるところ。
果たしてこれからどのような展開を見せるのか?!意外とあっさり決着がつくのか、あるいは泥沼劇を見せるのか?急展開があったりして?!今後も見守っていきたい騒動です!

CSS is here