
日本ハムファイターズの監督に就任し話題を集めている新庄剛志さん。その一方で、過去には20億円を横領されるという詐欺被害に遭っていました。今回は詐欺被害の内容や気になる犯人についてご紹介します!
“BIG BIOSS”こと新庄剛志さん
新庄剛志さんは元プロ野球選手。
プロ野球選手として日本で14年間プレーし、メジャーリーグでも3年間プレーしていました。
現役時代から明るい性格とパフォーマンスが話題を集め、2001年に日本人野手初のメジャーリーガーに!
また言動や立ち振る舞いもかなり独特であり、現役引退後は多方面で活躍しています。
そして2021年には日本ハムファイターズの監督に就任。
現在は“BIGG BOSS”の愛称で、野球ファンやテレビ視聴者から多くの人気を集めています。
新庄剛志さんが詐欺被害を告白!事件の経緯をご紹介!
どこか破天荒なイメージのある新庄剛志さんですが、過去に発売した著書「わいたこら。」の中で、詐欺被害に遭っていたことを告白しています。
新庄剛志さんが詐欺被害に遭ったのは38歳の時。
当時、新庄剛志さんはとある男性に財産管理を委託していました。
プロ野球選手になろうと思った時、メジャーリーグに挑戦するか悩んだ時、いつも相談に乗ってくれたのがその男性だったのだとか。
そのため新庄剛志さんにとっては後見人のような存在あり、心から信頼をして財産管理を委託。
阪神タイガースに入団した1990年から17年間、新庄剛志さんは自分の口座を確認することもなかったと言われています。
それだけ心から信頼を寄せていたことが分かりますが、新庄剛志さんはプロ引退後に詐欺に遭ったことに気が付きました。
10億円あったはずの資産が2200万円に…
新庄剛志さんは2000年に大河内志保さんと結婚。
しかし、2007年にプロ野球選手を引退した後、志保さんとの離婚も発表。
離婚の理由のひとつが「(新庄剛志さんが)バリに住むから」であり、一方的な離婚ということもあり新庄剛志さんは志保さんに慰謝料を払おうと考えました。
そこで銀行の預金残高を確認してみると、そこに残っていたのは2200万円。
この頃、新庄剛志さんには10億円近い資産があると言われていたはずが、なぜか2200万円しかありません。
そして調査の結果、新庄剛志さんが絶対的な信頼をおいていた先ほどの男性が自身の会社の資金へ流用していたことが判明。
その金額はハッキリわかっているだけで3億9000万円ですが、ここに新庄剛志さんが現役時代に稼いでいた金額は含まれていません。
そのため詐欺被害に遭った総額は20億円を超えるのだとか…。
新庄剛志さんはその男性に返金を求めますが「悪い事はしていない」の一点張りで、最終的に新庄剛志さんは民事訴訟を起こしています。
新庄剛志さんは詐欺被害に遭ったことで移住を決意?
20億円の詐欺被害に遭った新庄剛志さんは、当然のことながらかなり落ち込んだと言います。
しかし、それは金額の大小ではなかったのだとか。
100万円でも20億円でも詐欺に遭ったことは変わりなく、18歳から34歳までずっと信頼し続けてきた人に騙され続けていたという事実がかなり辛かったようです。
そして「もう日本にいたくない」と考え、バリ島への移住を決意!
先ほどご紹介したように、大河内志保さんとの離婚理由がバリ島への移住だったと明かされているので、この詐欺被害がある意味背中を押してくれた部分もあるようです。
新庄剛志さんに詐欺を行った犯人は誰?
そして気になるのは新庄剛志さんに詐欺行為を行った犯人!
新庄剛志さんが絶対的な信頼を寄せていたという男性ですが、一体どのような人物なのでしょうか?
新庄剛志さんに詐欺を行ったのは、なんと自身の叔父。
新庄剛志さんの母親の姉の旦那であり、兵庫県で建設業や不動産業を経営している社長さんです。
この男性はずっと新庄剛志さんに良きアドバイスをしていた人物であり、新庄剛志さんも誰にも相談できないことをこの方にだけは打ち明けていたと明かしています。
新庄剛志さんは阪神タイガースに入団後、個人事務所を立ち上げていますがこの会社の役員と監査役を務めていたのも叔父とその妻(新庄剛志さんの母の姉)でした。
長年、信頼し続けてきた人に裏切られるのも辛いですが、それが親戚という事実もかなり新庄剛志さんを傷つけたようです。
ポジティブすぎる!新庄剛志さんが詐欺被害で落ち込んだのは5日間だけ!
20億円もの詐欺被害に遭っていた新庄剛志さんですが、なんと落ち込んだのは「たった5日」と明かしています。
新庄剛志さんは詐欺被害に遭った後、バリ島へ移住。
物価も安いバリ島なので、生活に問題はないと考えたようです。
すでにこの時、新庄剛志さんは叔父を相手に民事訴訟を起こしていたのですが5日後にこの叔父が破産宣告を受けました。
破産宣告をされたということは、もう20億というお金は戻ってきません。
新庄剛志さんは叔父の破産宣告を聞いて「お金戻ってこないのか」と思い、なぜか吹っ切れてしまったようです。
最終的には8000万円が戻ってきましたが、20億円も騙し取られて8000万円しか戻ってこないなんて…泣き寝入り状態ですね。
「感謝の気持ちをなくしたわけではない」
詐欺被害に遭い、バリ島で新生活を始めた新庄剛志さん。
20億円も騙し取られたら、普通はちょっと殺意も湧きそうですが…
新庄剛志さんはこの事件が発覚後、実は叔父に一度も会っていないことを明かしています。
それどころか、なぜ詐欺をしたのかも聞いていないとのこと。
もう2度と顔を見たくないのはもちろん、記憶の中からその人の存在すら消したいと考えるのも普通のことです。
しかし、新庄剛志さんは「お金を取られたからと言って、感謝の気持ちまでなくしたわけじゃない」と語っています。
20億円もの詐欺に遭ったのに、こんな考え方ができるなんて本当に素晴らしいですね。
詐欺に遭ってしまったことは悲しいですし、一般人から見ても叔父という人物は許せません。
その一方で、この流れを知るとなぜ新庄剛志さんがここまで多くの人に愛されるのか分かった気がしますね。
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まとめ
20億円を横領されたという新庄剛志さんの詐欺被害の内容や、気になる犯人についてご紹介しました。
詐欺被害に遭っても、前向きな性格で明るく元気に暮らしている新庄剛志さん。
そして現在は日本ハムファイターズの監督に就任し、その人柄も高く評価されています。
新庄剛志さんは少年のように無邪気で純粋な部分もあるため、今後は絶対に詐欺に遭わないよう気を付けて欲しいですね。