新国立美術館展示「数字の森」に行きたい!期間は?

イベント

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ダリ展や「君の名は」のちょっとした聖地で知られている新国立美術。今年開館10年を迎えるこの美術館はスペシャルアートイベントを開催しています。美術館でのランチデートにもおすすめです。

注目のアートイベント「数字の森」

 今月20日から開催している展示会「数字の森」。作品は紙でできた数字をヒモで天井から垂らした単純なもの。それでも多くの人も心をつかむのは、圧巻のスケールの大きさと眩しいくらいの色彩です。垂らしされた数字は縦いに10個、横に100個も並べられ、黄色や紫色の数字の列には鮮やかなグラデーションの色付けがされています。

 TwitterなどSNSではこの展示を見にした人の投稿が瞬く間に拡散され、大きな注目を集めています。SNS映えもするので、友達や家族、恋人との思い出つくりに一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

@emmanuellemoureaux)さんの投稿

壮大な数字の作品

 この作品のために作られた数字はなんと6万にのぼります。ひとつひとつ美術館のスタッフとおよそ300人のボランティアが天井から等間隔に吊るしていくという気の遠くなるような地道な作業をへて展示されていています。完成するまでに7日も要しましたので、作品の背景も並ではないでしょう。会場にはベンチも設置され、座ってゆっくり眺めることも、数字の森の中へ入り込んで探検することも出来ます。

製作者はエマニュエル・ムホーさん

建築家のエマニュエルさん

 1995年に日本に初めてやってきた時、東京の「色」の多さに驚いたという彼女。翌年96年に早速日本へ移住し、2003年には日本で彼女の建築会社「エマニュエル・ムホー アーキテクチャー + デザイン 」を設立しました。彼女の有名な建築物に、巣鴨信用金庫の志村支店があります。近未来的で色彩豊かな作風が特徴です。 今回の「数字の森」を制作するにあたって、数字を可視化し、見る人に身近に感じてもらえるような作品にしようとしたのだとか。具体的には2017年から10年後の2026年までの時間を色彩で表現しました。「色で空間をつくる」という彼女の建築哲学に基づいていますね。グラデーションを織り成す色もエマニュエルさんのセレクトです。彼女が最も美しいと思う色のグラデーションで作品を作り上げたそうです。使われた色は黄色、ピンク色、茶色、緑色、青色、紫色で、それぞれのグラデーションで100色も使っています。

 訪れた人からは、「凄い」「最高」など好評な反応が数多く寄せられています。そして日本の美術館では珍しく、作品のどの位置からも写真撮影が「OK」!!製作者のエマニュエルさんが撮影を了承したことで美術館側からも撮影許可がおりました。そのためSNSでは趣向を凝らしたハイセンスな写真も数多く投稿されています。

New installation "Forest of Numbers". The National Art Center, Tokyo January 20 (Fri) – 30 (Mon), 2017. 新作インスタレーション「数字の森」 国立新美術館 2017年1月20日(金)~1月30日(月) #emmanuellemoureaux #100colors #forestofnumbers #NACTcolors #NACT #TheNationalArtCenterTokyo #エマニュエルムホー #100色 #数字の森 #国立新美術館 #新美開館10周年

A photo posted by emmanuelle moureaux (@emmanuellemoureaux) on

数字の森

 エマニュエルさんのインスタグラムのアカウントでも綺麗な写真が投稿されています。

数字の森② #国立新美術館 #数字の森 #olympus

A photo posted by Takaaki.iwata (@takaaki_bass) on


 撮影する人によって様々な数字がみれますね。色紙でできた数字を飾っただけなのに、こんなにも美しいのは、やはりエマニュエルさんが追求する「時間と色彩」のアートがなせるわざなのでしょう。とくにこの作品では、「色」はとても重要な要素として扱われています。

 ちなみに、この「数字の森」の中に、紙でできた猫と風船を持った女の子、傘をさした女の子が隠れています。数字の森に迷い込んでしまった、という設定らしいです。すたりと一匹が隠れていることを知らせる看板には「迷子のお知らせ」の文字がみられます。探す側も、同じように数字の森に迷い込むことになるでしょう。探している間に、アートと一体になって楽しんでもらうのが、エマニュエルさんの目的です。それにしても、6万個の中から見つけるのは至難の業でしょうね。

情報

「数字の森」

期間 2017年1月20日~1月30日
時間 10:00~18:00
※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
会場 企画展示室1E
観覧料 無料

最寄り駅 東京メトロ千代田線 乃木坂駅

 なんとこの展示は、今月末の1月30日までしか公開されません。10週年を記念した「開館10周年記念ウィーク」限定の企画だからです。もったいない気もしますが、20日から30日までの、たった10日のアートイベントなのです。営業時間は朝10時から夕方6時まで。週末の土曜日と金曜日は夜10時まで観られます。そして入場料は無料です。10週年を記念し、誰でも楽しめるアートイベントを、という企画の方針のためです。

 新国立美術館は、最寄り駅からも直通のみちがあり、駐車場も完備しているので交通アクセスは良いと言えるでしょう。また、1キロほど歩けば六本木ヒルズもあり、美術館に行った後に映画を見に行ったり、ショッピングを楽しむことも出来ます。また、館内にはカフェやレストランなど食事出来るスペースもあり、1日を美術館ですごすことも出来ます。

『君の名は。』と新国立美術館の比較

 映画のワンシーンで、新国立美術館がもとの映像が流れたことで、『君の名は。』のちょっとした聖地になっています。特徴的な近未来デザインのレストランですが、日本の建築家、黒川紀章さんの設計によるものです。彼のデザインもコンクリートと水を融合させた魅力的な建築物が多いので、建築好きな方の間では有名なのではないでしょうか。いかがでしたでしょうか。この記事で、少しでも行きたいと思った方がいたら幸いです。アートと一体になれる作品はそれほど多いわけではありません。写真が撮影できることも、日本では珍しいです。一度足を踏み込めば、6万ピースの数字があなたをむかえてすれて、その迫力は言葉にできません。あと10日と少ししか展示されていないので、この機会に、足を運べる人は行ってみてはどうでしょう。



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