
たとえパートナーであっても性癖をオープンするのは恥ずかしい・・・。そんな考え方はもう古いのかもしれません。ツイッターを見てみると、性に関するさまざまな趣向が毎日のようにツイートされています。匿名ではあるものの、これだけ多くの声がネット上で公開されているなら、少しくらい主張したって恥ずかしくありません。ここでは今時の性癖事情についてご紹介していきます。
性癖の本来の意味
性癖という言葉を聞くと、「夜の話題かな?」「下ネタかな?」と思ってしまいますよね。
でも実は性癖はエッチな意味を持つ言葉ではないんです。
性癖の本来の意味は人間の性格や思考の癖。
「この人はテレビを見ている最中に話しかけると怒る」
「感動的な動物映画を見るとすぐに泣く」
というのも性癖です。

もちろんエッチな趣味嗜好も性癖ですが、健全な趣味嗜好にも性癖という言葉は用いられます。
性癖とフェチの違い
性癖はエッチな言葉じゃなかった・・・となると、同じような意味を持つ「フェチ」はどうなるんでしょうか?
フェチは略語です。正式にはフェティシズムといいます。
語源は心理学で用いられている専門用語で、日本語に訳すと「性的倒錯」という言葉になります。
性的というキーワードが含まれていることからもわかるように、フェチは性癖よりもエッチな意味合いが強い言葉です。

「きれいな足が好きで魅力を感じる」は性癖ですが、「きれいな足に興奮する」は脚フェチです。
つまり、趣味嗜好に対して性的な興奮を覚えるかどうかが性癖とフェチの違いということになります。
今時のフェチ事情はオープン
ツイッターだけでなく、他のSNSやネットメディアを見てもわかるとおり、今時のフェチ・性癖事情はオープンです。
匿名性が高いぶん、これまで誰にも聞けなかったエッチな知識やテクニックの情報がたくさんネット上に投稿されて、いろんな世代へと広まっているんですね。

インターネット上なら性別の垣根もありません。
男性向けのエッチな記事を女性が見ることもできますし、女性向けのエッチな記事で、男性が女性の心理を勉強することもできます。
意外とメジャーなフェチや性癖
ここでも比較的メジャーなフェチ・性癖をピックアップしてみましょう。
パートナー本人に性癖を聞くのはちょっと・・・という人は参考にしてみてください。
コスプレ
昔はオタクなイメージがあったコスプレ。
今はハロウィンなどのイベントで誰もが楽しめる文化になりました。
コスプレ衣装を着るのも楽しいし、見ていても楽しいですよね。
加えて、セクシーな衣装は男性のフェチ・性癖に刺さることも多いようです。

メイドやナース服といった昔ながらのコスプレに興奮する男性は年齢を問わず、たくさんいる模様。
一方、女性は男性のスーツ姿や着物姿に魅力を感じるそうです。
相手の好みをこっそり調べて、夜のサプライズを敢行するのもマンネリ化防止によさそうですね。
SM
SMなんて過激・・・!と思うかもしれませんが、サディストもマゾヒストも普通に街を歩いています。
というのも、SMという性癖・フェチは近年すっかりライトなエッチワードとして世間に認知されていますよね。
高齢者の前で「ドS」「ドM」なんて言っても、怒られない程度には知られています。
合コンで自己紹介がてらに「SとM、どっち?」と質問が飛び交いますし、テレビで公言する芸能人も増えています。
知名度が高いということは、それだけ注目されている言葉だということです。
ロウソクやムチを使ったハードなSMプレイではなく、目隠しや手を縛るといったライトなSMなら興味があるという人も多いはず。

実際に性生活に取り入れているカップルも多く、パーティーグッズコーナーでも手錠などのSMアイテムが売られています。
まずは軽い気持ちでSかMかを聞いてみてはいかがでしょうか?
「Mに見えてSだった」「Sっぽいのに実はM」など、意外なパートナーの性癖・フェチが見えてくるかもしれません。
服を着たまま
着衣のままでエッチをするのは、男性だけでなく女性も興奮するという人が多いようです。
コスプレや浴衣といった特殊な衣装じゃなくても、服を着たままという背徳感が性癖・フェチをくすぐるのだとか。

見えそうで見えないチラリズムも性癖・フェチの一種ですよね。
それと同じで全裸になるよりもチラ見えな格好のほうがエロいという人は意外とたくさんいます。
ベッド以外の場所で
ベッド以外の場所でエッチな行為に及ぶのも、かなりの人が抱いている性癖・フェチです。
野外プレイはさすがに及び腰になりますが、ラブホテルは同棲しているカップルにも人気があるデートスポット。

最近のラブホテルには鏡やマジックミラーのお風呂だけでなく、特殊な照明やオフィスのような内装など、さまざまなシチュエーションを楽しめる設備が整っています。
性癖・フェチに合わせて部屋の内装を選べるのも、人気を集めている理由のひとつです。
まとめ
性癖・フェチは誰もが持っている趣味嗜好です。
けっして恥ずかしい・隠さなければいけないものではありません。
パートナーとの性生活に物足りなさを感じているのであれば、思い切って自分の性癖・フェチを伝えてみてはいかがでしょうか?