
若い人で発症する方も多い「くも膜下出血」という病気。芸能人を始め、特に漫画家の方に発症する方が多い印象です。そこで今回は過去にくも膜下出血を発症した芸能人や有名人を、まとめてご紹介します!
突然死も多い病気「くも膜下出血」
ニュースでも耳にすることが多い「くも膜下出血」。
くも膜下出血とは、脳を覆う3層の髄膜のうち、2層目のクモ膜と3層目の軟膜の間の空間である「クモ膜下腔」に出血が生じ、脳脊髄液中に血液が混入した状態のこと。
全ての脳血管障害の8%を占めており、突然死の約7%が「くも膜下出血」と言われています。
主に50歳から60歳の方に多い病気であり、男性より女性の方が発症率が高いということですが、最近では20代でくも膜下出血を発症する方も珍しくありません。
また脳の血管に障害を与えるため、後遺症が残るケースも少なくないようです。
くも膜下出血を発表した芸能人や有名人
星野源
歌手であり、俳優としても活躍している星野源さん。
星野源さんはこれまでに2度、くも膜下出血を発症しています。
1度目は31歳の頃、2012年12月に発症。
3カ月の療養期間を経て2013年2月に活動を復帰しますが、4カ月後の2013年6月に2度目の発症となりました。
その結果、9月に再手術を行い完全復帰!
幸い、後遺症などはないようで現在も精力的に活動を続けています。
KEIKO(globe)

https://www.sanspo.com/article/20210227-BP5HP6KAEJKMDCOESDH6ZVAR6M/
globeのボーカルとして活躍したKEIKOさんは、2011年10月にくも膜下出血を発症しました。
当時、首の後部に激痛を感じ、夫であった小室哲哉さんが救急車を呼んで救急搬送。
その後、5時間にわたる手術を受け2カ月後に退院しています。
早期発見だったため脳に損傷はないとしていましたが、後遺症のひとつである高次脳機能障害を患っていることを2018年に公表。
現在はだいぶ体調も回復していますが、後遺症によって計算や瞬時の判断などが少し苦手と言われています。
SHEILA
日本人とキューバ人のハーフであるSHEILAさん。
タレントやモデルとして人気を集めましたが、2019年5月にくも膜下出血を発症。
発症から7カ月後にインスタグラムの投稿を再開しましたが、現在芸能活動は行っていません。
たまにリハビリの動画もアップされている一方、身体が自由に動かないため車いす生活。
また後遺症によって記憶が抜けている状態であり、入院していた当時のことも一切覚えていないと明かしています。
いっこく堂
腹話術師のいっこく堂さんは、2016年にくも膜下出血を発症しました。
いっこく堂さんが発症したのは外傷性のくも膜下出血であり、当時お酒を飲んでいて自宅で転倒。
その際、顔面を強打した影響でくも膜下出血を発症したようです。
同時に両側前頭葉脳挫傷とも診断され、一時は意識もなかったといういっこく堂さん。
その後、リハビリを得て活動に復帰しました。
米良美一
米良美一さんは2014年12月に、くも膜下出血を発症し緊急入院しました。
発症から1カ月半の記憶は一切なく、発見が遅れたら死んでいたと言われたのだとか。
また水頭症で2度の手術を経験しており、その容態を心配する声も。
リハビリを終え、現在は無事に舞台復帰を果たしています。
小野寺昭

https://www2.nhk.or.jp/archives/jinbutsu/detail.cgi?das_id=D0009070629_00000
俳優の小野寺昭さんは、2018年にくも膜下出血を発症しました。
当時、長野県北アルプスにある山荘を訪れていたという小野寺昭さんは、階段を踏み外してしまい転倒。
頭を打ったことからヘリコプターで長野県松本市内の病院に搬送され、外傷性くも膜下出血と診断されたということです。
幸い軽症だったため、2週間程度で退院。
このようにくも膜下出血は外傷によって発症することもあるので、注意したいですね。
ジャニー喜多川
ジャニー喜多川さんは2019年7月1日、くも膜下出血を発症したと発表。
解離性脳動脈瘤によるくも膜下出血ということで、予断を許さない状況でした。
その後、7月9日に亡くなられています。
kami(MALICE MIZER)

https://twitter.com/
1992年に結成されたヴィジュアル系ロックバンドMALICE MIZER(マリスミゼル)。
Gacktさんが2代目のボーカルを務め、Kamiさんはドラムとパーカッションを担当していました。
しかし、1999年にくも膜下出血を発症し27歳という若さで亡くなりました。
諏訪美緒

https://mdpr.jp/
雑誌「小悪魔ageha」で活躍していたモデル諏訪美緒さんも、くも膜下出血を発症しています。
諏訪美緒さんは23歳という若さで、くも膜下出血を発症。
夜、寝ている間にくも膜下出血を発症したと推測され、そのまま亡くなられています。
漫画家にくも膜下出血の人が多いのはなぜ?
芸能人や有名人には、くも膜下出血を発症したことのある方が多かったですね。
その一方で、くも膜下出血は漫画家や作家にも多いと言われています。
最近では「東京ミュウミュウ」の作者である征海美亜さんが、くも膜下出血で亡くなられました。
ではなぜ、漫画家や作家にくも膜下出血の方で亡くなる方が多いのでしょうか?
漫画家や作家は基本的に机に向き合う仕事であり、外出をしない方が多いです。
その結果、毎日太陽を浴びるような生活ではなく、自然と運動不足に。
また締め切りに追われることによるストレスも、くも膜下出血発症の原因のひとつと言われています。
常に精神状態は張りつめており、時間に追われているため3食健康的な食事を食べることも難しいのではないでしょうか?
売れっ子漫画家の場合、たくさんのアシスタントを雇っているケースも多いですが、そのことからも想像以上に激務な仕事であることが分かります。
しっかりと睡眠時間を確保できないという方も少なくなく、気が付いた時には…というケースも多いようです。
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まとめ
過去にくも膜下出血を発症した芸能人や有名人を、まとめてご紹介しました。
星野源さんのように2回、くも膜下出血を発症していても目立った後遺症がないという方もいます。
その一方では、若くしてそのまま帰らぬ人になることも…。
くも膜下出血は年齢や性別に関係なく、誰にでも起こりうる病気なのでまずは生活習慣から改善していくことが大切かもしれません。