
世界的に人気を集めている俳優ウィルスミス。3月27日に開催されたアカデミー賞授賞式でMCに暴行を加え、大きな波紋を呼んでいます。ウィルスミスが暴行した理由や世界の反応をご紹介します!
アメリカを代表する人気俳優ウィルスミス
ウィルスミスはペンシルバニア州出身の俳優で、現在の年齢は53歳。
12歳の頃からパーティーでラップを披露し、その後ヒップホップグループを結成。
1987年にはアルバムを発売し歌手デビューも果たしました。
そして1990年頃からは俳優業を始め、2001年に公開された映画「ALI あり」で一躍スターに。
代表作には「アイ・アム・レジェンド」や「メン・イン・ブラック3」があり、日本でも安定した人気を集めている俳優です。
1997年にジェイダ・ピンケット・スミスと再婚
ウィルスミスは1992年にシェリー・スミスと結婚。
二人の間には男の子が誕生しましたが、結婚からわずか3年で離婚しました。
その後、1997年にジェイダ・ピンケット・スミスと再婚。
ジェイダ・ピンケット・スミスとの間には息子のジェイデンと娘のウィローが誕生しており、それぞれウィルスミスとの共演経験があります。
一方、ジェイダ・ピンケット・スミスとウィルスミスは“オープンマリッジ”であることを公言しており、結婚後もお互いの恋愛については認め合うという特殊なスタイル。
家族4人で授賞式に参加することも多く、ウィルスミスは日頃から家族への愛情を語っています。
ウィルスミスがアカデミー賞でクリスロックを暴行
2022年3月27日にアメリカ・ロサンゼルスで開催された「第94回アカデミー賞」授賞式。
ウィルスミスは映画「ドリームプラン」で主演男優賞にノミネートされていました。
そして、見事主演男優賞を獲得したウィルスミス。
しかし、ここで事件が起こりました。
長編ドキュメンタリー賞のプレゼンターとして登場したのは、コメディアンのクリスロック。
クリスロックの発言に怒ったウィルスミスは、突然壇上に上がりクリスロックを平手打ち!
授賞式は全世界に生中継されていましたが、日本国内で中継を担っていたWOWOWは放送を一時中断しました。
ウィルスミスがクリスロックを暴行した理由は?
クリスロックに暴行を加えたウィルスミスですが、一体なぜ暴行をしたのでしょうか?
その理由はクリスロックの発言でした。
クリスロックとウィルスミスは友人同士ですが、檀上でクリスロックがウィルスミスの妻であるジェイダ・ピンケット・スミスをネタにしたジョークを披露しました。
しかし、この内容は脱毛症に悩んでいるジェイダ・ピンケット・スミスを侮辱するものであり、家族を侮辱されたウィルスミスが激怒。
その結果、我慢できずにクリスロックを殴ったという流れです。
ジェイダ・ピンケット・スミスは脱毛症に悩まされ、現在は坊主姿に。
クリスロックがジェイダ・ピンケット・スミスの脱毛症を知らなかったという噂もありますが、どんな理由があっても外見を侮辱することはあってはならないことですね。
さらにこの授賞式にはジェイダ・ピンケット・スミスも参加しており、クリスロックのジョークを聞きながら困ったような顔をしていたジェイダ・ピンケット・スミス。
目の前で妻が侮辱されているのに、ニタニタと笑っている夫だったら逆に批判を浴びそうです。
ウィルスミスが暴行について謝罪を発表
クリスロックを暴行しただけでなく、放送禁止用語も連発してしまったウィルスミス。
その翌日、ウィルスミスは自身のSNSを通じてクリスロックに謝罪を伝えました。
「クリス、あなたに公に謝罪したい。私は不適切で間違っていた。自分を恥じ入り、私の行動は自分がなりたい男のものではなかった。愛と優しさのあふれる世界に暴力の存在する場所はない」と説明。
そしてクリスロックだけでなく、アカデミー賞関係者や自身が出演した映画「ドリームプラン」の関係者にも謝罪を行いました。
ウィルスミスに暴行されたクリスロックのコメントは?
クリスロックはウィルスミスに暴行された後、特にコメントを発表していません。
その一方で、今回の件で「警察に被害届の提出は行わない」ことをメディアに通達。
当時、会場には警察も駆けつけクリスロックに対して「(ウィルスミスを)告発することもできる」と説明したと言います。
しかし、クリスロックはその場で「私は大丈夫だ」と拒否し、その結果ウィルスミスは逮捕を逃れたということです。
ウィルスミスの暴行事件に対する世間の反応
日本ではウィルスミス擁護派が圧倒的
クリスロックによって、家族を侮辱されたウィルスミス。
プライベートのお酒の席でもなく、世界に生中継されている名誉ある授賞式の中で家族が侮辱されるなんてこんな屈辱はありませんね。
そのため、今回の件に関して日本ではウィルスミスを擁護する意見が圧倒的に多いです。
もちろん、暴力は許されたものではありませんが「家族を守ろうとしたウィルスミスがかっこいい!」「こんな夫なら奥さんも幸せだね」「子供たちにとっても誇りだと思う」という意見が多く見られました。
アメリカではクリスロック擁護派が圧倒的
一方、アメリカではなんとクリスロックを擁護する方が圧倒的!
有名俳優たちもクリスロックを擁護、またはウィルスミスを批難しています。
さらに「逮捕されるべきだった」「訴訟を起こした方がいい」という声も。
アカデミー賞側も「いかなる暴力も容認できない」と発表しており、今後ウィルスミスの賞が剥奪される可能性もあるということです。
また日本ではウィルスミスの行動が「奥さんを守るもの」という印象ですが、海外では「クリスロックの発言に対する報復」という印象が強いということでした。
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まとめ
アカデミー賞授賞式で大きな波紋を呼んだウィルスミスの暴行事件。
もちろん、暴力行為は許されるものではありません。
これが愛する家族だけでなく、愛する友人であってもきっとウィルスミスは同じ行動をしていたはず。
日本とアメリカの考え方の違いも浮き彫りになりましたが、公の場で友人の奥さんの外見を侮辱したクリスロックも反省すべき点はあったのではないでしょうか?