
人生を変えるための5つの考え方とは
何一つ上手くいかない、生きているのがツライ・・・人生には、そんな風に思ってしまうほど苦しい時期があります。
恋愛、仕事、進学や家族、抱える悩みは人それぞれ。一度も悩まずに生きている人はいません。
明るくポジティブな人も悩みを抱えて人生を送っています。
けれど、ポジティブな人はネガティブな人と比べて、悩みが軽いように思えませんか?

それはポジティブな人が悩みを軽くする方法を知っているからです。
むしろネガティブな人は、自ら悩みに重りをつけて、余計なストレスを抱えているとも言えます。
そこで今回は、ネガティブ思考な人も人生が楽しくなる5つの考え方をご紹介します。

人生を変えるための5つの考え方その1.周囲と自分を比較しない
ネガティブ思考な人が陥りがちな人生の悩みは、「自分の能力を極端に低く見積もっている」という点です。
「周りはこれだけの仕事量をこなしている」と指摘されたら、それがどれほどの仕事量であるかを自分の価値観で判断せず、比較対象になった人物との能力差だけを見て、できていない自分が劣っているように感じてしまいます。
こういった周りと比較する評価を受け続けると、仕事だけに留まらず、人生そのものを他人と比較してしまうことも少なくありません。
人生は誰かと比較して優劣をつけるものではありません。また、他人から優劣をつけられるものでもありません。
そして、比較したところで他人の人生を模倣して歩むこともできないのです。
これまで歩んできた人生が違うのですから、どれだけ真似しようとしても同じ考え方・同じ判断力・同じ能力を得ることはできないでしょう。
他人と自分を比較して自分を卑下するのはやめましょう。特に人生を比較したところで得られるものは何ひとつとして存在しません。

人生を変えるための5つの考え方その2.自分の能力以上の役目は引き受けない
ネガティブ思考な人は自分の能力を低く見積もっているにも関わらず、自分の能力以上の役目を引き受けてしまいがちです。
「自分はできない人間だから、そのぶん、たくさん働かなければ」という考えを持つためです。
そうやって自分の能力以上の役目を担って失敗を重ねては、より一層、自分はダメな人間だと思い込んでいきます。
どれだけ優秀な人でも能力以上の役目を任されたら失敗します。
優秀な人が失敗しないのは、自分の能力の限界をしっかりと把握して、できないことはできないと伝えるからです。
できないと感じたことはキッパリと断りましょう。無理をして引き受けたところで失敗したら相手にも迷惑がかかります。
これは仕事だけに留まらず、人生すべてにおいて言えることです。
人生を変えるための5つの考え方その3.将来に目を向けすぎない
近年、20代から老後の生活を考えている若者が増えています。
将来を考えた人生設計は大切ですが、そもそも設計したとおりにならないのが人生です。
病気やケガはもちろん、離婚や人間関係のトラブルなど人生の不安材料は尽きることがありません。
震災や天災といった人間の力ではどうしようもない事象によって、人生を変えられることもあります。

それら全てを予測して、起こる前からケアしていくことは不可能ですし、将来のことばかりを考えていると、苦労して積み重ねてきた人生設計が崩壊した時に受ける精神的ダメージが計り知れないものになります。
それに、年老いて体の自由が利かなくなってからではできないこともたくさんあります。
時には将来よりも現在に目を向けて、今しかできないことをやっておくことも大切です。
人生を変えるための5つの考え方その4.自分へのご褒美はほどほどに
目標を達成した自分にご褒美として買い物をする人がいますが、これも行き過ぎると人生にマイナス要素を生み出してしまいます。
ご褒美として購入する物の大半は娯楽に繋がるアイテムです。
本当に楽しめる娯楽品であれば問題ありませんが、「ご褒美だから無駄遣いになってもいい」という感覚で買い物をしてしまうと、ガラクタばかりを購入してしまうことになります。
ご褒美システムを導入している人は一度、購入したアイテムを見直してみましょう。
クローゼットの中で埃を被っているようなら、それはご褒美ではなく人生における無駄な出費です。
自分にご褒美をあげたいなら、物よりも経験にお金を使うのもひとつの手段です。

経験はどんな出来事でも人生を豊かにします。失敗も人生に役立つ経験のひとつです。
人生を変えるための5つの考え方その5.自分の人生は自分のもの
ネガティブ思考な人は献身的な性格であることが多く、自分の健康やプライベートを犠牲にしてでも他人の人生を優先しようとする傾向があります。
人生は個人のものです。自分の人生を幸せにできるのは自分だけ。
つまり、自分の人生を犠牲にして他人の人生を優先しても、その人が幸せになるとは限りません。

もしもあなたが他人の苦労を肩代わりして、その人が幸せを感じていたとしても、それは今だけかもしれません。
失敗や苦しい経験が後の人生において役立つこともあるからです。
自分の人生は自分だけが歩んでいけるものです。しっかりと自分の時間を確保して、充実した日々を送っていきましょう。
まとめ
自分の人生を幸せにできるのは自分だけです。家族や伴侶すらもあなたの人生を決定づけることはできません。

他人との交流も人生を豊かにする秘訣ではありますが、他人に振り回されて、自分の人生をないがしろにしないように強い意志を持って生きていきましょう。