ワリエワにドーピング疑惑浮上!ロシアによるドーピング問題まとめ

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“ドーピング先進国”と呼ばれているロシアですが、北京オリンピックではワリエワ選手にドーピング疑惑が浮上!そこで今回はロシアがこれまで行ってきたドーピングの歴史と、驚くべきドーピング隠ぺい方法をご紹介します。

北京オリンピックでドーピング疑惑が浮上したワリエワ

北京オリンピック開催中、毎日のように名前を耳にしていたワリエワ選手。

ワリエワ選手はロシアオリンピック委員会から出場している、ロシア人のフィギュアスケート選手。

メダル獲得も有力視されていましたが、2021年12月に行われたドーピングで陽性であることが判明。

心臓の治療などに使用される「トリメタジジン」が検出されており、フィギュアスケート団体の金メダルを授与する式典は延期に。

そしてオリンピックでの順位は“暫定”として扱われ、今もなお調査が行われています。

一時は「資格停止処分」にしていましたが、まだ15歳という年齢やドーピング検査の結果がオリンピック中に判明したことはワリエワ選手の責任ではないという意見から、引き続き出場を許可。

またワリエワ選手が個人でメダル獲得をした場合は、メダル授与式を行わないことも発表されました。

ワリエワの母親が“ありえない言い訳”を説明

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ワリエワ選手のドーピング疑惑を巡っては世界中から批判の声が上がっており、「疑惑のある選手を出場させてはいけない」とトップアスリートたちも怒っています。

一方、ワリエワ選手はドーピングを否定。

さらにワリエワ選手の母親がありえない言い訳をしました。

母親によると、ワリエワ選手の祖父は心臓病を患っており、その祖父が薬を飲む際に使用していたグラスをワリエワ選手が誤って使用。

その結果、ワリエワ選手の体内からドーピング成分が検出されたと言い訳しています。

一体どのような形状の薬を祖父が飲んでいるのかは分かりませんが、アスリートは薬ひとつ飲む際にもかなり神経を使い、専門家に相談をするのが一般的。

それが「コップを共用してしまったから」という、ありえない言い訳で片付けようとした母親に世間からは冷たい反応が多く上がりました。

ちなみにワリエワ選手の祖父が本当に心臓病を患っているのか、これも定かではないようです。

ロシアのドーピングは日常茶飯事!これまでのドーピング問題まとめ

2011年から約600件の陽性を隠ぺい

その手口が巧妙で、他の国はマネできないことから“ドーピング先進国”と皮肉られることも多いロシア。

ロシアは2011年から2015年にかけて、約600件ものドーピング陽性を隠ぺいしてきました。

その中の312件は陰性にデータを改ざんするように、国家の上層部が組織に指示。

2013年の世界陸上競技選手権、2014年のソチオリンピックでもドーピングが行われていたことが分かっています。

2016年に国家によるドーピング隠しが判明!

約600件のドーピング陽性を隠ぺいしていたロシア。

そして2016年には国家によって、組織的にドーピングが隠ぺいされていたことが判明しました。

これらの調査を担当したWADA(世界反ドーピング機関)は、リオデジャネイロオリンピックからの除外を勧告。

最終的にはドーピングに関与していなかった人権を考慮し、一部の競技だけの参加が認められています。

データの改ざんで主要大会から4年間除外されることが決定

ドーピングを国家ぐるみで隠蔽していたロシアはその後、国際大会から3年間除外されました。


これだけの処分を受けたので、さぞ反省していると思われましたが…

2019年1月にロシア側が提出したドーピングの検査データにおいて、多数の矛盾点が発覚。

その結果、データを改ざんしていたことが発覚しました。

これはあまりにも悪質と判断され、ロシア選手団は今後4年間、国際的な主要大会から除外されることが決定。

東京オリンピックやパラリンピック、サッカーワールドカップなども対象となります。

これによって、国としての出場は不可能となりロシア国旗の使用は禁止に。

またドーピングと無関係であることを証明した選手だけが、出場できるという規定に変わりました。

ロシアのドーピング隠し方法がやばすぎる!

2016年に国家によって組織的にドーピングを隠ぺいしていたことが発覚したロシア。

その隠ぺい方法は驚くべきものでした。

オリンピックでメダルの獲得が期待されている選手は事前に尿を採取し、ロシア連邦保安庁(FSB)の建物内に保管。

この尿は長い間、薬物を使用していない後に採取したものなので当然ドーピング判定は陰性となります。

尿を保管している建物の隣の一室には、警備のためという名目で担当者を配置。

そして、実際にオリンピックのためのドーピング検査が行われた後、担当者が事前に採取した尿とすり替えていたのです。

このすり替えを行っていたのは、棚の裏にあけられたネズミが一匹通れるほどの小さな穴から。

ロシアのスポーツ省が指示を出し、政府機関であるFSBもこれに賛同した形でドーピングを隠ぺいしていたということになります。

逆に選手ひとりだけではここまで功名な手口で隠ぺいすることができないため、国家ぐるみという悪事に納得した方も多かったのではないでしょうか?

なぜロシアはドーピングに手を染めてしまったの?

ロシアが国家ぐるみでドーピングしていることを暴露した、元RUSADA(ロシア反ドーピング機関)の所長は暴露のあとアメリカへ亡命。

亡命しないと身を追われてしまうということだったようですが、なぜロシアはドーピングに手を染めたのでしょうか?

ロシアは1991年にソ連が崩壊した後、国際的な地位を落としていました。

スポーツも資金不足によって選手の強化ができず、存在感がなくなっていくばかり…。

その後、プーチン大統領が誕生したことで「強いロシア」を立て直していこうと考えます。

この頃、すでにオリンピックでは他の国の選手がドーピングによってメダルを剥奪されていましたが、一方のロシアはドーピングを隠ぺいする方法やデータ改ざん方法を研究。

ある意味で「強いロシア」にはなりましたが、選手たちはある意味“国家に利用された”と言っても過言ではありません。

もちろんプーチン大統領がドーピングを指示しているわけではないものの、国としてのイメージは大幅に落とす結果となりました。

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まとめ

ロシアがこれまで行ってきたドーピングの歴史と、驚くべきドーピング隠ぺい方法をご紹介しました。

今回、ワリエワ選手のドーピングについてはまだ調査中であり結果は出ていません。

しかし、再びドーピングが発覚してしまった場合、また主要大会への国としての出場が認められなくなる恐れも…。

なんとしてでもドーピングを隠ぺいしたいロシアなので、今後の進展も見守っていく必要がありそうですね。



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