
ウクライナ侵攻が深刻な中、ロシアのプーチン大統領がパーキンソン病を患っていると報道されました。パーキンソン病とは一体どのような病気なのでしょうか?これまでにパーキンソン病を患っていることを公表した芸能人や有名人たちも合わせてご紹介します。
ウクライナ侵攻で批判を浴びているプーチン大統領
ロシアのプーチン大統領は今年70歳を迎えます。
幼い頃からスパイに憧れ、大学卒業後はKGB(ソ連国家保安委員会)の対外情報部員として16年間勤務。
その後、政治活動をスタートしエリツィン大統領の政権に参加しました。
1999年には首相に就任し、2000年には大統領に。
当時の憲法では2期連続での就任ができなかったため、再び4年間首相を務めた後、2012年に2度目の大統領の座を勝ち取りました。
プーチン大統領は狙った獲物は逃さないという冷酷な性格であり、日頃から多くの批判を浴びている人物。
現在はウクライナ侵攻によって、日本を始め世界中から批判の声が上がっていますが未だ侵攻を続けています。
プーチン大統領がパーキンソン病を患っている?
今年3月、プーチン大統領に突如浮上したのが「パーキンソン病を患っている」という噂でした。
これよりも先に、一昨年11月にはイギリスメディアがプーチン大統領のパーキンソン病を報道。
足が絶え間なく動き、ペンを持っている指先が痙攣、さらに肘のこわばりなどを指摘し、これらがパーキンソン病の症状であると説明しました。
またアメリカのライス元国務長官も「プーチン氏と何度も会っているが、以前とは違い不安定に見える」とコメント。
プーチン大統領と言えば、どこからどう見ても独裁者という冷酷なイメージがありましたが、最近ではその勢いが衰えているとも指摘されています。
ではプーチン大統領が患っていると噂されるパーキンソン病とは、一体どのような病気なのでしょうか?
プーチン大統領に浮上したパーキンソン病ってどんな病気?
プーチン大統領が患っているとされるパーキンソン病は、脳の働きに異常が生じることにより、身体の動きに障害が現れる病気。
その症状は様々ですが、主に50代から60代で発症するケースが多いと言います。
高齢になるほど発症率も上がり、海外では男性の患者が多いのが特徴。
しかし、日本においては女性の患者も多く症状が重くなると寝たきりになるケースも少なくありません。
何年もかけてじわじわと進行する
パーキンソン病では歩く、走るなどの動作が極端に遅くなったり小さくなったりします。
また手足が震えるのも一般的に多い症状であり、何もしていない状態でも手や足が震えているのが特徴。
筋固縮と呼ばれる身体のこわばりが出ることも多く、手や足を動かそうとすると関節が抵抗しているように感じるのだとか。
そのため、関節がカクカクしているように見えたり、関節を自分で支えて動かそうとする症状も見られます。
さらにパーキンソン病の中には、うつ症状が見られることも多く、正常な判断が出来なくなってしまうことも。
パーキンソン病は発症してすぐに死に至るという病気ではなく、何年もかけてじわじわと身体を蝕んでいくのも特徴のひとつです。
パーキンソン病は完治しない難病
パーキンソン病は日本で難病に指定されています。
その昔は「発症してしまったら、10年後は歩くこともできない」と言われていましたが、現在は症状の改善が見られるケースも。
しかし完治をすることは難しく、早い段階から治療を始めるしか選択肢はないと言われています。
パーキンソン病を患った芸能人や有名人をご紹介!
みのもんた
『秘密のケンミンSHOW』を降板してから、ほとんど姿を見なくなってしまったみのもんたさん。
みのもんたさんは2019年に、パーキンソン病であることを公表しました。
みのもんたさんは元々糖尿病を患っていますが、パーキンソン病であることに気が付いたのは自分自身だったのだとか!
テレビで『秘密のケンミンSHOW』を観ていた際、自分の目がうつろになっていることに違和感を感じ、病院へ。
その結果パーキンソン病であると診断され、顔の筋肉などにも影響が出るため降板せざる得なかったと明かしています。
高島忠夫
高嶋政伸さんと高嶋政宏さんの父親であり、数多くの作品に出演していた俳優・高島忠夫さんもパーキンソン病を公表しています。
高島忠夫さんはパーキンソン病を発症後、不整脈のために心臓にペースメーカーを入れました。
しかし、それ以前にも糖尿病を患っていたことがあり、そのうちアルコール依存症に。
1998年には重度のうつ病になり、当時の仕事を全て降板。
うつ病の症状が改善された3年後に、パーキンソン病と診断されたということです。
永六輔
タレント、放送作家、ラジオパーソナリティーなど幅広い活動を行っていた永六輔さんもパーキンソン病を公表していました。
永六輔さんは当初、呂律が回らないと感じていましたが「加齢と入れ歯のせいだろう」と思っていたとのこと。
しかし2010年にパーキンソン病と診断され、その後は投薬治療を続けてきました。
さらに前立腺がんも患い、パーキンソン病の影響で歩くことも困難に。
旅行先や自宅での転倒による骨折が続き、車椅子で生活することも少なくなかったようです。
マイケル・J・フォックス
アメリカの名俳優で作家としても活躍していたマイケル・J・フォックスは、1998年にパーキンソン病を公表。
発症したのは30歳の頃で、発症から8年後の公表となりました。
その間はパーキンソン病であることを隠していたようですが、記憶力が低下していことに気が付いたというマイケル・J・フォックス。
2010年に放送されたドラマ『グッド・ワイフ』では、マイケル・J・フォックス自身のパーキンソン病を役の上に投影し、運動機能の障害を再現しました。
しかし、2020年にパーキンソン病の影響のため俳優引退を発表しています。
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まとめ
プーチン大統領に浮上したパーキンソン病という病気や、これまでにパーキンソン病を公表した芸能人についてご紹介しました!
プーチン大統領やロシア政府は現在までに、パーキンソン病であることを公表していません。
しかし、その症状からはパーキンソン病であることが間違いないとも言われています。
年齢も年齢なので、今後の症状を見守る必要がありそうですね。