
綾野剛主演の春ドラマ『フランケンシュタインの恋』最終回の視聴率が7.3%と一桁を記録。1話では綾野のお風呂シーンで見事な筋肉が話題になったが、結局視聴率は脱ぎ損の結果に。映画『亜人』で汚名返上なるか。
『フランケンシュタインの恋』最終回
100年という長い時間孤独に生きてきた怪物役の綾野剛と菌類を研究するリケジョ津軽継実役の二階堂ふみがおりなす恋模様を描いたドラマ『フランケンシュタインの恋』が6月25日、最終回を迎えました。気になる視聴率は7.3%と10%を切る状態でした。主演が綾野剛の割には数字が取れなかったという感じです。
ちなみに今期のドラマ視聴率1位は『小さな巨人』が最終回の16.4%で、『フランケンシュタインの恋』の二倍もの数字をとっています。
綾野剛と二階堂ふみを持ってしても伸びなかった視聴率
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あらすじ
キノコが大好きな女子大生津軽継実(二階堂ふみ)が、自称医学部学生たちに酒を飲まされて山奥へ連れ去られるところから話が始まります。津軽の危機を救ったのは森で暮らす怪しい人物(綾野剛)。津軽はその人物に「深志研」という名前をつけ、津軽の大学の先輩、稲庭聖哉(柳楽優弥)の実家である稲庭工務店で匿うことにしました。しかし、深志は感情のコントロールが効かなくなると菌を撒き散らす(キノコを生やす)能力を持った怪物でした。一方津軽は持病で自分の命がもう長くないため人生を諦めています。お互いに恋心をいだきながらも、それぞれのコンプレックスを負い目に感じ中々距離が縮まらない2人。それでも周りの人々との交流を通して2人の関係も発展していきます。
最終回ネタバレ
持病で昏睡状態に陥っていた津軽に深志が触れるとピンク色の菌が舞い、津軽は目を覚まします。それだけでなく、菌のおかげで持病自体も完全になくなっていました。津軽が退院し平穏が訪れると思いきや、菌に怯えた住人の訴えで深志が警察に拘束されそうになってしまいます。稲庭工務店の人々の協力で何とか森へ逃げた深志ですが、そのまま津軽たちの前から姿を消してしまいました。一年後、ある原生林でアカナリカミタケを発見したというニュースを見た津軽はそこに深志がいると確信し、探しに行きます。はたして再開した津軽と深志は、2人で菌を研究しながら生きていくことを決めます。
数十年後、稲庭工務店の息子聖哉とそこの従業員美琴の孫が深志の元に訪れ、新種の菌を受け取るシーンが。その一年前に津軽は深志に添い遂げ亡くなったことが分かります。
話題になった綾野剛の筋肉
最終回まで6~7%台をうろうろしていた『フランケンシュタインの恋』ですが、第一話だけは11.2%と高い数字をマークしています。要因としては、もちろん第一話だからという理由もありますが、他にも注目すべき点はあります。綾野も入浴シーンがあったのです。お風呂上がりの綾野の肉体美にファンは大興奮でした。
綾野剛の筋肉すご〜い。塩顔マッスルの魅力…ちょっとわかったかも?
キャラ設定(朴訥なフランケンシュタイン)も相まって可愛い×男らしさのギャップにやにや( ิ౪ ิ ) pic.twitter.com/rZX1HiW88a— 605 (@605apartment) May 1, 2017
フランケンシュタインの恋
綾野剛の体なに?
あの筋肉なに?
本物?好き
— mika、 (@mika_nze) April 26, 2017
今頃フランケンシュタインの恋見たけど、綾野剛の筋肉すごくてカッコいい?この綺麗な肉体憧れる pic.twitter.com/rdMolw0f4H
— りょうた (@0106Ryota) April 27, 2017
あまりに整った筋肉のために、「CGでは?」との疑問を呈する声もありましたが、まぎれもなく本物です。この肉体を活かせる仕事をすればいいのに!
綾野剛は俳優人生の危機?
2012年頃から俳優としての知名度が上昇し、2013年に第37回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞するなど華々しい経歴を持っている綾野剛。しかし、2014年に初主演を果たしたフジテレビ系ドラマ『全てがFになる』では平均視聴率8.9%と原作の評価とはあまりにも不釣り合いな結果に終わりました。しかし、翌年連ドラ初主演を果たしたTBS系ドラマ『コウノドリ』では平均視聴率11.5%4をマークし汚名返上しました。
コウノドリ主演の綾野剛
via google.imghp 最近はバラエティ番組にも臆面なく出演し、サービス精神のよさで高感度が上昇中、現場でも謙虚で性格がいいと高い評価を受けている綾野ですが、出演したドラマや映画の評価はまばらです。業界では綾野は数字を持っている俳優ではないのでは?と疑問の声が上がっています。
脚本の出来でドラマの視聴率が大きく左右されてしまうなら、わざわざ綾野を使う意味がありません。つまらなそうな脚本でもジャニーズが出ればある程度視聴率が取れるように、業界人がほしいのはあの人さえ出ればどんなドラマ、映画でも売れる力を持っている人物です。少なくとも綾野はそういう力を持っていると思われていました。
綾野剛、今後ドラマや映画の仕事がもらえなくなる可能性も?
via google.imghp 綾野は、今回の『フランケンシュタインの恋』視聴率惨敗で俳優としての仕事に傷が付いてしまいました。
ドラマと映画で汚名返上なるか
今年の10月から、ドラマ『コウノドリ』の続編がスタートします。引き続き主人公鴻鳥 サクラ役を演じる綾野にとっては前回の成功もあり、実際の医療関係者からの評価も高いドラマなので、これは悪評を覆す格好の機会です。キャストには星野源や吉田羊など旬なメンバーも脇を固め、半ば安泰でしょう。
綾野剛主演『コウノドリ』に期待
via google.imghp また、同じ時期に佐藤健と共演する映画『亜人』が全国公開されます。綾野は国家転覆を目論むテロリスト役です。原作は大人気漫画だけに、昨今の実写化批判にさらされる危険もありますが、7月公開の『銀魂』による実写化に対する安心感や、『るろうに剣心』で成功した佐藤もいることですし、興行収入爆死は避けられるのではないでしょうか。
実写映画『亜人』予告映像
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最後に
視聴率だけ観ると散々な結果だった『フランケンシュタインの恋』ですが、最終回の評価は高い方でした。やはり永遠の命を持っている怪物と人間の恋の醍醐味である死別エンドが切なさを駆り立てたのでしょう。ラジオの一悶着は引っ張った割には盛り上がりに欠ける展開でしたが、落ち着くところに落ち着きました。矛盾や伏線の回収を忘れないかなりしっかりした脚本のドラマでした。
綾野剛の今後のドラマや映画にも期待しましょう。