
冬になると目にする機会が多くなる競技と言えば「フィギュアスケート」!特に日本では数多くの選手たちが世界で大活躍していますが、その一方で引退をする方も後を絶ちません。今回はフィギュアスケート選手が引退する平均年齢や、他のスポーツに比べ選手生命が短い理由などをご紹介します。
フィギュアスケート選手が引退する平均年齢は?
冬季オリンピックでは毎回、とても盛り上がるフィギュアスケート。
以前は女子フィギュアスケートが人気でしたが、近年は羽生結弦選手や宇野昌磨選手の活躍によって男子フィギュアスケートが人気を集めています。
しかし、その一方では芽が出ないまま引退をする方が多いのも特徴。
下記はフィギュアスケート選手が実際に引退をした当時の年齢です。
本田武史 25歳
小塚崇彦 27歳
織田信成 26歳
無良崇人 27歳
町田樹 24歳
荒川静香 24歳
安藤美姫 26歳
中野友加里 25歳
鈴木明子 29歳
浅田真央 26歳
村主章枝 33歳
引退をした理由はそれぞれ異なりますが、平均的に20代後半で引退をする方が多いようです。
海外では男子フィギュアスケート選手の場合、30代まで現役を続けている方もいますが日本は比較的引退が早め。
年齢を重ね、どんどんランクが低くなり失敗を重ねる姿ばかりを見せるよりは、一番美しい時に引退をしたいと考える方が多いのかもしれません。
フィギュアスケート選手は引退が早い!選手生命が短いのはなぜ?
大学卒業と同時に引退
フィギュアスケート選手の引退が早い理由・大学卒業と同時に引退。
とても華やかに見えるフィギュアスケートですが、その上位に入るのはほんの一握り。
北京オリンピックでも日本から出場できるのは、シングルの場合で男女3名ずつだけです。
そう考えると、いつまで経っても芽が出ない競技を続けていくのはかなり大変…。
フィギュアスケート選手の多くは幼少期から競技を行っていますが、ひとつの区切りとして大学卒業と同時に引退をするケースが多いです。
本田真凛選手も大学卒業と同時に現役を引退すると噂されており、大学卒業を機に別の道へ進む方が増えています。
体力的な問題
フィギュアスケート選手の引退が早い理由・体力的な問題。
氷の上を華麗に舞うフィギュアスケートは、見た目よりもかなり体力を必要とする競技です。
ジャンプをした後の着地では、自身の体重の5倍から7倍の力が脚にかかります。
特にフィギュアスケートは片足での着地となるため、一度バランスを崩すと大怪我に繋がることも。
また脚だけでなく腰などにも負担がかかるため、体力的な問題で引退を選ぶ方も少なくありません。
スタイルの変化
フィギュアスケート選手の引退が早い理由・スタイルの変化。
フィギュアスケート選手の中で、特に女性に多いのがスタイルの変化です。
安藤美姫さんは引退する直前、かなりふっくらとしたスタイルでした。
その他、村上佳菜子さんもフィギュアスケート選手の中ではふっくら。
女性はホルモンのバランスなどによってスタイルが変わりやすく、見た目の美しさも失われてしまうケースがあります。
海外の選手は基本的にずっと細いスタイルの方が多いですが、日本人は特にふっくらしておりジャンプが重そうに見えてしまうことも少なくありません。
過食症や拒食症
フィギュアスケート選手の引退が早い理由・過食症や拒食症。
先ほど、スタイルの変化によって引退を選ぶ方も多いとご紹介しましたが、そのスタイルを維持するために選手たちは並々ならぬ努力をしています。
中でもリプニツカヤ選手は現役時代、拒食症で体調を崩したことで有名。
また日本の鈴木明子選手も拒食症になってしまい、一時は激やせしていました。
しかし、拒食症を克服しようとすると今度は過食症になってしまうという悪循環。
フィギュアスケートは見た目の美しさも重視されるスポーツなだけに、スタイルだけを気にして病気になってしまう方も少なくありません。
金銭面の問題
フィギュアスケート選手の引退が早い理由・金銭面の問題。
フィギュアスケートは他のスポーツに比べ、お金がかかります。
スケートリンクの使用料やコーチの指導料、衣装代やスケート靴だけでもかなりの費用。
そこへ振付師の費用や大会出場のために遠征費などをプラスすることで、トップレベルの選手は年間1,000万円ほどが必要と言われています。
大手企業がスポンサーになれば援助を受けることもできますが、それもまたほんの一握りの選手だけ。
実際、フィギュアスケート選手の実家はかなりお金持ちという方がほとんどで、金銭面での問題を理由に引退する方も多いようです。
アイスダンスへ転向
フィギュアスケート選手の引退が早い理由・アイスダンスへ転向。
20代後半で引退をする方が多いフィギュアスケート選手ですが、その一方で比較的年齢を重ねても続けることができるのがアイスダンスです。
高橋大輔選手は現役を引退後、アイスダンスに復帰!
アイスダンスはフィギュアスケートに比べハイレベルなジャンプなどが必要とされないため、体力的にも負担が少ないと言われています。
海外では40歳近くになってもアイスダンスを行っている選手が多いため、思い切ってアイスダンスへ転向し、フィギュアスケートは引退という方もいるようです。
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まとめ
フィギュアスケート選手が引退する平均年齢や、他のスポーツに比べ選手生命が短い理由などをご紹介しました。
男性と女性では引退の年齢が少し変わるものの、基本的には20代後半で引退をする方が多いようです。
特に日本のフィギュアスケート選手は、海外の選手に比べ引退が早いのだとか。
現在ではフィギュアスケート選手を引退後に解説者やタレントとして活動しながら、アイスショーに出演するという元プロフィギュアスケート選手も多いので早い段階で引退をするのもひとつの選択肢なのかもしれませんね!