
ビートたけしが、27時間テレビで、1994年に起こした事故について語りました。壮絶な事故だっただけにトラウマになっているということや、自殺説を否定しなかったことが話題になっています。
ビートたけしが事故のトラウマや自殺説を語る
2017年9月に行われたFNS27時間テレビの総合司会を務めたビートたけし(北野武)は、27時間テレビの中で、1994年に自身が起こしたバイク事故について語っています。しかし、当時のことはあまり記憶がなく、バイクに乗ったことさえも忘れているようです。
しかし、死んでもおかしくなかった大事故を経験したビートたけしは、事故から20年以上経った今でも、事故のことがトラウマになっていると語っています。現実で起きていることが夢かもしれないと思ったり、朝起きるのが怖くなったりなどのトラウマを抱えているため、ビートたけしの中では、事故がまだ終わっていないのかもしれません。

ビートたけし、バイク事故はトラウマに
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たけしはジャーナリストの池上彰氏(67)に1994年8月のバイク事故について問われ「なぜバイクに乗ったのか、何も記憶がない」と語り、「いまだに悪夢なんだよね。起きるときはまだ目をそっと開ける。『また病院だったらどうしよう』と思う。いろんな賞をもらったりしたことが実は夢かもしれない。起きたら病院で寝ているってなるのが怖い」と今でもトラウマになっていることを明かした。
また、ビートたけしが事故を起こした当時から、事故ではなく自殺を図ったのではないのか?という噂があり、それに対してビートたけしは、肯定も否定もしていません。当時の記憶がないので、肯定も否定もできないのは当然ですが、もしかしたら、自殺しようとしていたのかもという思いもあることを話しています。
いつも皆を笑わせてくれるビートたけしに、自殺願望があったかもしれないということには驚きますが、当時大きく取り上げられた大事故から生還してくれて、本当によかったという思いのほうが強くなりますね。
【テレビ】<ビートたけし>「フライデー襲撃事件」「バイク事故」の真相明かす!池上彰さんの追求にポロリ…フジ系「27時間テレビ」 https://t.co/RotxLxa5pG pic.twitter.com/rREoPfl7qc
— 2chまとめのまとめ (@2chmatome2828) 2017年9月11日
自殺未遂を否定しなかったビートたけし
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さらに池上氏が事故現場が緩やかなカーブだったことを挙げ、「自殺を図ったのではないか、死んでも構わないと思っていたのではないか」と、当時から噂されているたけしの“自殺未遂説”について触れると、たけしは「そこが自分でも気になる。(自分で)ぶつかったのかな、とも思っている。自分で行った気がしないでもない。『行けー!』ってやったかもしれない」と否定しなかった。
最近は、いじめやストレスなどで自殺をする人が多く、自殺大国とまで言われている日本ですが、ビートたけしの今回の告白に、考えさせられる人もいたのではないでしょうか。ビートたけしでさえ自殺願望があったかもしれないと言っているのですから、苦しんでいる人は抱えきれないものを持っているかもしれません。
しかし、今回27時間テレビで自身の事故について語ったビートたけしは、自ら命を捨てないでほしいというメッセージを残したようにも思えました。トラウマになっている事故のことをテレビで話すのは勇気がいることだったでしょう。ビートたけしの勇気が誰かの生きる希望になるといいですね。
ビートたけしの事故とは
ビートたけしは、1994年8月に、バイク事故を起こしました。緩やかなカーブだったのですが、スピードがかなり出ていたのでしょう。曲がり切れずにガードレールにぶつかり、そのまま体が飛ばされて頭を強打するという大事故でした。
当時から大人気だったビートたけしの事故に、世間は騒然とし、ビートたけしの安否を皆が祈りました。命こそつないだものの、右側頭部頭蓋骨陥没骨折、脳挫傷、右頬骨複雑骨折などの重症を負い、助かったことが奇跡と言われています。

壮絶なバイク事故を起こしたビートたけし
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1994年8月2日午前1時40分ごろ、ビートたけしは東京都新宿区の安鎮坂付近をスクーターで運転中、カーブを曲がりきれずガードレールの鉄柱に激突してしまう。4メートルも吹っ飛ばされて頭を強打し大出血、意識不明のまま東京医大病院に救急搬送となった。
翌日の東スポ1面には現場の写真が掲載されたが、その煽り文は「事故現場は血の川」というショッキングなもの。正式な診断結果は右側頭部頭蓋骨陥没骨折、脳挫傷、右頬骨複雑骨折で全治1ヶ月の重症。
退院後にビートたけしは会見を開いたのですが、顔面マヒの状態が続いており、会見を見た誰もがショックを隠し切れなかったことでしょう。しかし、持ち前の笑いのセンスを持っているビートたけしは、自分が大変だということにも関わらず、事故のことまでも笑いにし、周囲の空気を変えていましたね。
しかし、会見時の顔面マヒの姿を見て、ビートたけしの起こした事故が想像を絶する大きなものだったということが分かります。また、20年以上の時が流れても、トラウマが残っていると語るビートたけしの心境にも納得できるものがあります。
ビートたけしが入院中に書いてた落書きがヤバい…バイク事故退院会見映像アリ https://t.co/x8OEPxOiHx #おもしろVIP系2chスレ #ビートたけし北野武 pic.twitter.com/KclzDns3MM
— 2chまとめ まにゅそく (@manyusoku) 2016年6月29日
事故後の会見を開くビートたけし
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昨今では、たけし自身が「当時はうつ状態だった」と語ることもある。いずれにしても、「世界のキタノ」ではなく「ビートたけし」として、伝説のクソゲー『たけしの挑戦状』のエンディングよろしく、「こんな事故にマジになっちゃってどうするの」なんて、シニカルに笑い飛ばしてほしいものである。
ビートたけし本人は、バイク事故のことを、「うつ状態だった」と言うこともあり、もしかしたら本当に自殺をしようとしたのかもしれませんね。バイクを買ったことさえ、なぜ買ったのか分からないとも語っているので、当時のビートたけしの心は、いっぱいいっぱいになっていたのでしょう。
無事復帰したビートたけしは変わらず人気者
お笑いビッグ3として、お笑い芸人としての才能もあれば、映画監督や俳優としての才能もあり、司会者としての才能もある、才能にありふれたビートたけしは、事故後も精力的に芸能活動を行い、笑いや感動を多くの人に与え続けています。
特に、最近の若者についてや、スポーツ界のことを語るビートたけしからは目が離せなく、敬語が使えない若い芸能人に対して怒った出来事や、感動の演技をしたのに点数の低かった浅田真央を褒め称える意見には、納得した人が多かったことでしょう。

才能豊かなビートたけし
via google imghpビートたけしは、バイク事故のことを、「死んでもおかしくなかった」とか、「生きてても植物状態だったかもしれない」と語っているので、今こうして元気に生きていることの奇跡を毎日感じているのかもしれません。
命に関わる大きな事故を起こしたビートたけしは、今もなおトラウマと戦っていますが、ビートたけしに笑わされて、落ち込んでいた気分を払拭できたり、事故を起こした後も頑張る姿に励まされた人もいるでしょう。ビートたけしが出演しているCMやテレビ番組は話題になるものも多いですね。

笑いのセンスも健在
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日清カップヌードルの新CMがななめ上をいっていると話題にww – 芸能ニュース.jp
日清食品カップヌードルの新CMがななめ上をいっていると話題です。初代学長を務めるビートたけしさんの下、小林幸子さん、ムツゴロウさん、矢口真里さん、新垣隆さんが教授役として出演。世間をお騒がせした人物を完全ネタとして扱われていますが、とてもユーモアのある面白いCMに仕上がっています。日清さんは一体どこを目指しているのでしょうか。事故のことを語り、自殺未遂を否定しなかったビートたけしを見て、ビートたけしの人間の深さを感じ、生きることについて、今一度考えるきっかけになりました。ビートたけしは、これからもきっと、テレビの向こう側で、私たちに笑いと希望を与えてくれる存在として輝いてくれるでしょう。
SNSの反応
ビートたけしがあの事件は(バイク事故)は自殺しようとしたのかは良く分からないみたいな事を言ってて、一連のミュージシャンの自殺も同じで、あっちの世界とこっちの世界が紙一重だったのかな。。。と思っちゃったな〜
— Chami (@Chaminosuke) September 10, 2017
ビートたけしが27時間テレビでバイク事故について、以前から自殺説は囁かれていたが「もしかしたら、わーっと自分で行っちゃったのかもしれない。記憶はないんだけどね」と自殺だった可能性を否定しなかったのは驚いた。
— あび卯月 (@abiuduki) September 10, 2017
ビートたけしの事故の話、すごくリアルで恐ろしい。。。
生きてるってことは奇跡の連続の上でなりたってるんだなぁ#FNS27時間テレビ— ゆうこ♪ (@yuko_83132) September 10, 2017
SNSでは、27時間テレビでビートたけしが語った事故のトラウマや、自殺未遂説について、驚いた人や、生きることのすばらしさを感じた人が多かったようです。もし、自分に同じことが起こったらと考えると、恐怖も出てきますね。
まとめ
ビートたけしは、FNS27時間テレビで、バイク事故のことや、自殺未遂説について語りましたが、記憶がないことから、本当に自殺未遂だったのかは、本人も分からないようですね。しかし、事故はいつ誰の身に起きても不思議ではありません。正しい知識を持って安全運転をし、交通事故が減ること、そして、自ら命を絶つ人が減ることを祈るばかりです。