
2021年11月、トラヴィス・スコット主催の音楽フェス「アストロワールド・フェスティバル」で事故が発生。その結果、9歳の少年を含む10名が命を落としました。「アストロワールド・フェスティバル」での事故当時の様子や事故原因などをまとめてご紹介します!
人気アーティストのトラヴィス・スコット
トラヴィス・スコットはアメリカテキサス州出身のラッパーで、世界中で人気を集めているアーティストです。
2016年には2枚目のアルバム『Birds in the Trap Sing McKnight』が全米1位を記録!
2017年からはカイリージェンナーと交際をスタートさせ、2018年には第一子が誕生。
その後、破局報道などもありましたが2021年9月には第二子も誕生しています。
トラヴィス・スコット主催のフェス「アストロワールド・フェスティバル」で事故が発生!
トラヴィス・スコットは2021年11月5日、ヒューストンのNRGパークで自身が主催する「アストロワールド・フェスティバル」を開催しました。
このイベントには5万人以上が参加し、2日間にかけて開催を予定。
しかし、公演中に観客が死亡するというショックな事故が発生!
この事故は世界中のメディアに取り上げられ、トラヴィス・スコットはヒューストン警察の捜査に全面協力していることを明かしました。
9歳の少年を含む10人が死亡
「アストロワールド・フェスティバル」公演中に将棋倒しが発生し、その犠牲となって亡くなったのは10名。
この10名の中には9歳、14歳、16歳という3名の未成年者が含まれていました。
特に9歳の少年エズラ君は、救急搬送された後に懸命な治療が続けられていましたが、事故から10日後に帰らぬ人となってしまいます。
またこの他に負傷者は300人以上いたことが分かっていますが、根本的な事故原因は何だったのでしょうか?
「アストロワールド・フェスティバル」で発生した事故の原因は?
「アストロワールド・フェスティバル」で発生した事故の原因は、入場者数に会場が合っていなかったこと、いわゆる定員オーバーによるものだったという見解が多いようです。
実際、チケットを購入して入場したのは5万人なのですが、その他にゲートを破壊して数百人から数千人が会場に不法侵入していたことも分かっています。
その結果、大勢の観客たちが何かしらのきっかけでステージ前方に押し寄せ、前にいた観客が圧迫される状態に。
圧迫されてしまった観客がその場に倒れ込んでしまったことで将棋倒しが発生し、会場内はパニック状態!
亡くなった方は心臓や肺、脳に深刻な損傷を受けていたことが分かっており、他の観客たちに押しつぶされるように亡くなっていたのだとか…。
会場では薬物摂取が行われていたという情報も…

https://www.latimes.com/
その一方で、事故発生によってパニックが起こった会場では無差別に他人に薬物を注射していた観客の存在が確認されています。
日本では絶対に考えられないことですが、要はパニックに陥ったことで見ず知らずの人間に何らかの薬物を注射していた人物がいたということ…。
実際、会場で何者かに注射を打たれたという方もいて、その中には警備員も含まれていました。
幸い注射を打たれた方たちは、薬物の過剰摂取を治療する薬を投与されたことで体調を回復させ、命には別状がなかったようです。
しかし、警備員の一人はパニックになった観客たちを落ち着かせようとしている際に、何者かによって首に注射を打たれ意識を失ったと告白。
そのため、何者かがパニック状態を楽しんでいたとも推測され、根本的な事故原因は観客が押し寄せたことによる将棋倒しではなく、薬物に関連する何らかの事件だったのでは?という見解も上がっています。
トラヴィス・スコットが事故についてのコメントを発表
— TRAVIS SCOTT (@trvisXX) November 6, 2021
トラヴィス・スコットは自身が主催したフェス「アストロワールド・フェスティバル」での事故を受け、コメントを発表しました。
まず「僕らは今、(犠牲者の)ご家族を特定しようと取り組んでおり、この難しい時において彼らを支援するつもりです」と前置き。
続けて「正直、僕はとても打ちのめされています。このようなことが起きてしまうなんて、想像もしていませんでした。今、起きていることに関して、僕はあらゆることを皆さんにお伝えし、情報を共有していくつもりです」としています。
負傷者たちがトラヴィス・スコットを提訴!その理由は?
事故を受けてコメントを発表したトラヴィス・スコットですが、負傷者たちの一部はトラヴィス・スコットを提訴しています。
その理由は「助けを求める悲鳴を無視した」ため。
観客たちは危険な状態にあることをトラヴィス・スコットに訴え続けていたものの、それが無視されたことで大惨事につながったとしています。
しかし、トラヴィス・スコットは耳にインイヤーモニターを着けており、花火が上がっている状態であったため、助けを求める叫び声に気付いていなかったと説明。
コメントでも「もし自分が起きていることに気づけていればショーを中断して、必要としている支援をしていました。事態の深刻さに気づくことができていませんでした」と、事の重大さに気が付いていなかったと明かしています。
現在提訴されている訴訟は250件以上
フェス「アストロワールド・フェスティバル」を巡っては、トラヴィス・スコットやラッパーのドレイク、企画会社などに対して現在250件以上の訴訟が提訴されています。
観客の行動規制の実施を怠ったこと、スタッフの準備が不十分だったことなどが主な理由。
またトラヴィス・スコットやラッパーのドレイクに対しては「観客を煽った」ことも訴訟理由のひとつであり、客席ではモッシュも発生していたようです。
トラヴィス・スコットは煽ったことは「危害を加えるためではない。手放しで楽しみ互いを愛し助け合う。コンサートはただの乱闘騒ぎではない」としていますが、煽られれば乗ってしまうのがファンの心理とも言えますね。
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まとめ
「アストロワールド・フェスティバル」での事故当時の様子や事故原因などをまとめてご紹介しました。
10人が亡くなり、300人以上が負傷したトラヴィス・スコット主催の音楽フェス「アストロワールド・フェスティバル」。
5万人以上が参加するという規模の違いにも驚かされましたが、9歳という少年が観客として参加していたという点も文化の違いを感じますね。
しかし、このような事故は規模の大きさに限らず、いつ起こってもおかしくありません。
好きなアーティストを少しでも近くで見たい!と思うのは誰でも同じですが、まずは身の安全を確保して楽しむようにしたいですね。