
興行収入は33億円超え、さらに328人というキャストの多さでも話題になっているシン・ゴジラ。「この人どこにいた?」という声も多数なので、前田敦子・斎藤工・小出恵介・KREVA・野村萬斎の登場シーンをまとめました!
歴史的大ヒット中の「シン・ゴジラ」
7月29日に公開されるやいなや、絶賛の声が相次ぎ話題に、そして14日には興行収入33億円を突破し、2014年に公開されたハリウッド版ゴジラ「GODZILLA ゴジラ」の最終興行収入を上回り、今年の最高の邦画ではないかとも噂される「シン・ゴジラ」。
監督である庵野秀明の方針により情報規制がされ、通常あるマスコミ向けの試写会もほとんど行われず、ネットに流れる情報はたった90秒の予告編とキャストのみ。事前情報が少ないこともあり、興行に対する不安視もありましたが、いざ公開してみれば、SNS上でシン・ゴジラ絶賛の声が。各メディアのレビューも、シン・ゴジラ、そして庵野秀明監督を称賛するものばかりです。
事前情報が規制されていたことにより、「はやくゴジラについて語りたい!」というファンの心理をうまく利用した素晴らしい戦略と言えるでしょう。ですが、戦略だけによる勝利ではなく、語りたい、と思わせるだけの素晴らしい内容の映画であるということもまた事実です。
予告編
予告編が公開された4月当初は、「つまらなさそうだな」などといった否定的な声が多かったのですが、蓋を開けてみればシン・ゴジラの大勝利となりました。
そんなシン・ゴジラですが、キャストが豪華すぎる!と話題に。公開前に公式サイトで発表されたキャストは総勢328名。しかも、主役級の方々がいっぱい出ているんです!
ホームページより
キャスト一覧です。
赤字なのにもきっと意味が…#シンゴジラ pic.twitter.com/I1tCk7ljSn— 「桜木 しき (@Asui_lo) 2017年11月12日
全ての方々は紹介できないのでメインキャストを軽く紹介すると、内閣官房副長官・矢口蘭堂役に長谷川博己、矢口の上司である内閣総理大臣補佐官・赤坂秀樹役に竹野内豊、そして日本人の祖母を持つ日系三世、米国大統領特使のカヨコ・アン・パタースン役に石原さとみ。
さらに、内閣総理大臣役には大杉漣、矢口の部下となる内閣官房副長官秘書官役には高良健吾、ゴジラ対策チームのメンバーとして高橋一生、市川実日子など様々な役者陣が勢ぞろいしています。
\『#シン・ゴジラ』放送記念❗/過去掲載された記事をご紹介✨
【予告編】『シン・ゴジラ』高良健吾&大杉漣ら328名豪華キャスト!最新ビジュアルも解禁https://t.co/nJor6CiWBf#エヴァンゲリオン #庵野秀明 #樋口真嗣 #長谷川博己 #竹野内豊 #石原さとみ #高橋一生 #高良健吾 #市川実日子 pic.twitter.com/sUZxHDO6Gx— シネマカフェcinemacafe.net (@cinema_cafe) 2017年11月12日
※ネタバレ注意※「あの人どこにいたの?」まとめ
そんなキャストが豪華な「シン・ゴジラ」ですが、あまりの登場キャストの多さに「この人出てたの!?」とエンドロールでびっくりした人も多いはず。そこで、「ちょい役」で出演した役者たちの登場シーンをまとめました。少々ネタバレも含むのでまだ見ていない方は注意!
前田敦子
— 前田敦子 (@Atsuko_100) 2017年3月1日
アクアトンネル崩落事故の避難民役
映画の冒頭、横浜沖海上で噴火のような水しぶきが起こり、アクアトンネルに亀裂が入り海水が流れ込みます。トンネルの中に赤い血?ヘドロ?のようなものが降ってくるシーンで思わず声を上げそうになった方も多いはず。そのシーンでトンネルから非難する一般人に紛れ込んでいたのが前田敦子。顔は泥で汚れていますが、画面中央にしっかり顔が映り込んでいるので前田敦子と気付いた方も多いかもしれませんね。声が特徴的なこともあり、前田の出演を知らなかったにもかかわらず、声を聞いて「あれ?あっちゃんいる?」となったAKBファンも多いとか。
小出恵介
今年最後の生小出恵介、質問コーナーであててくれた?持って行った写真集かかげて手あげてたら、そこの下敷きあげてる子!ってあてられてんけど自分の写真集わからんところ可愛すぎた?で、出待ちして写真集振り回したら指差してニコってしてくれた? pic.twitter.com/2ki6lSuzoL
— くぼきょうこ (@kyoko080704) 2015年11月15日
非難を呼びかける消防隊員役
ゴジラの上陸に際して、パニックになった住民たちの避難誘導をする消防隊員役として出演していた小出恵介。はっきりと顔も映っており、台詞もきちんとあったことから気付いた方も多いのではないでしょうか。しかし、「あ!今の小出恵介??え、もう終わり???」となるほど短い登場シーン。数秒ほどしかありません。それでも「ちょい役」キャストの中では初級編と言った感じです。
斎藤工
#斎藤工 pic.twitter.com/iQOLq14pux
— 斎藤工 (@saitoutakumiBot) 2014年12月29日
タバ作戦・第1戦車中隊長の池田役
こちらもエンドロールで見てびっくりした方も多いのでは。多くのドラマで主役級の役を務める斎藤工は、ゴジラ二回目の上陸に対して、首都防衛のため多摩川を絶対防衛線として自衛隊を動員してゴジラを食い止めようとした「タバ作戦」のシーンで登場しています。武器の無期限使用が認められ、ゴジラとの地上戦となった当シーンですが、ゴジラは日本の想定していた以上のパワーを持っており、食い止めることができずに絶対防衛線を越え、首都へと進行して行ってしまいます。その際地上の戦車を踏みつぶしながら移動し、斎藤工演じる第1戦車中隊長の池田の戦車も潰されてしまいます。
KREVA
タバ作戦・第2戦車中隊長役
ネットで「シン・ゴジラ」と入れると、「KREVA どこ」と出るほどひっそりと登場していたミュージシャンのKREVA。実は彼も斎藤工と同じタバ作戦のシーンで登場していました。わずかな登場シーンの斎藤工と比べても、KREVAはほとんど映っていないので見つけられないのも無理ないかもしれません・・・。ちなみに2回見ても見つけられなかった!との声も多数。
野村萬斎
「今日は虫干し、自室の大掃除をしていたら懐かしいお宝を発見しました!もう一つ見つけたお宝については、9月発刊のファンクラブ会報誌でご報告したいと思います。舞台「子午線の祀り」を御蔭様で盛況のうちに無事終え、その後舞台も勤めつつ、ようやく今週ささやかな夏休みモードです。BY萬斎!」 pic.twitter.com/u40TRPhBOk
— 野村萬斎@狂言ござる乃座3/25・28 (@mansai_gozaru) 2017年8月10日
ゴジラ役
そんなKREVAよりも見つけるのが難しい、というか不可能だったのが野村萬斎。エンドロールでは豪華なキャストが並び、最後にドン!と「野村萬斎」と出てきてどこにいた?とびっくりした人も多いはず。実は、野村萬斎はモーションキャプチャー(俳優の動きをキャラクターのCGに反映させるもの)としてゴジラ役をしているんです。神の化身を意味する「呉爾羅(Godzilla)」が由来とされたシン・ゴジラだけあって、ゴジラの動きにも神的な要素を取り入れたい、という意向から、無機質かつ神々しさを表現するために狂言師である野村萬斎が出演することになったとか。ゴジラの動きをよーく見てみると、たしかに狂言っぽさが感じ取れます。
意外なキャストがたくさん出演する「シン・ゴジラ」。もう見た、という人も、キャストを把握してからもう一回見に行くと、また新しい発見があるかもしれませんね。
シン・ゴジラは海外でも好評?
日本とはまた違った目線で見られることになるであろうシン・ゴジラ。
いったいどんな評価を受けているのでしょうか。
CGが良い
これまでのゴジラというと、着ぐるみを着て撮影するというものでしたね。
しかし今回からはフルCGに変更。
それでうまくいくのだろうかという不安の声も多く聞かれましたが、日本では大好評。
そしてそれは海外でも同じでした。
力強い見た目と、何種類もの変性に驚いた人も多いみたいです。
会話が多い
海外では字幕で見るのが普通となりますが、この映画は会話が多いんですね。
そのため、字幕を読むのが大変!
途中で読むのがつらくなったという海外の方もいるようです。
しかしそれでも面白いと思わせる作品だったため、次は字幕をじっくり読むためにDVDを購入するきっかけになるのではないか、という声も聞かれました。
また、読むのが大変なほどの情報が錯綜するのも、より舞台の緊迫感を引き立たせる材料になったともいえるでしょう。
政府のシーンが飽きさせない
怪獣映画というのは政府の対応のシーンが多く、それがつまらないと映画全体が退屈なものになってしまいます。
しかし本作は、そのシーンさえ飽きの来ないつくりになっていると評判です。
今の日本の、緊急事態にもすぐには対応できないような政府の姿をリアルに表しています。
もっとゴジラを見たかったという声も
しかし政府のシーンが多かったせいか、せっかく美しいCGで再現されたゴジラを見ている時間が少なかったという意見も。
人間に焦点を当てすぎたせいで、ゴジラ側がおろそかになってしまったのかもしれませんね。
またCGという外見には力を入れているものの、ゴジラの性格は一切描かれていないことにより、感情移入が出来ないとの声が。
確かにこれまでのゴジラは、人間を襲う事情があり、それに同情できるというのもゴジラの魅力でしたが、今回は単なる脅威として人間の前に立ちはだかります。
自身や津波などの脅威をゴジラに重ねて描いているので、そのようになるのは仕方がないのかもしれませんが。
このように海外でも、賛否両論あるのものの、軒並み好評だということが出来るでしょう。
まだ見ていない人は、ぜひ一度見てみてくださいね。