
『世界の果てまでイッテQ!』は言わずと知れた日本テレビ系の大人気バラエティ番組。しかし最近、ネットでは視聴者から「汚い」という声が・・・。宮川大輔に始まった「キラキラ芸」はもはやお家芸だが、それでは隠しきれなくなってしまったのか。
イッテQが汚い!
16日に放送された『ザ!鉄腕!DASH!!×世界の果てまでイッテQ!はじめての交換留学スペシャル』では視聴率20.5%と他局を大きく引き離し、日曜ゴールデンのバラエティ番組の王者として君臨しているイッテQ。
その人気は衰えることを知らないが、ネットでは不満の声もあがりつつある。ここ1年で、「イッテQが汚い。観てて不快」という感想がネットでじわじわ増えてきているのだ。その真相と原因とは一体何なのだろう。
イッテQの下ネタひどいというか,もはや汚い
— ピリ辛?0x17さい! (@lifeslash) October 16, 2016
キラキラのなかった16日の放送でもやはり言われている。
時間的に汚いのはいらない
長いし???#イッテQ— fu.yu.ma.ai (@twinkle_sora) October 9, 2016
これらは宮川大輔のお祭り男「アメリカ ぶどう祭り」の回。別のコーナーと比べて汚いと言っている視聴者がたくさんいた。
食べ物系で笑い取んのは難しいのは分かるけどもwwww汚いwwww#イッテQ
— にゃご@息子くん2ヶ月突入! (@nikukyu_nyago) October 9, 2016
不評だった!? アメリカ開催ぶどう祭り!!
ここ最近で一番汚かったのは、何と言っても宮川大輔のぶどう祭りの回だろう。競技のひとつであるぶどうパイを手を使わずに食べる早食いでは、鼻と口にパイ生地とぶどうジャムがぎゅうぎゅうにつまり、かなり見苦しい有様になっていた。
さらに宮川は口の中に詰まったパイの食べかけを飲み込みきれず、だらだら吐き出しす始末。キラキラの生みの親である宮川でも、さすがに笑い事ではすまされない。もう一つの競技では見事入賞し、スタジオでは賞賛の嵐だったが、ネットではそれよりも食べ方の汚さにドン引き。
笑いを取ろうとわざとやったのか、それとも本当に食べきれなかったのか。真相はともあれ、もう少しきれいに食べても笑いを取る方法は他にもたくさんあったはず。
ぶどう祭りも競技の一つであるパイの早食い競争の様子。このようにナイフやフォーク、さらに手も使ってはいけないルールになっている。
パイ早食い後の宮川。日曜の晩ごはん時にコレはキツい・・・。
イッテQは一体いつから下品に?
他にもイッテQの汚いシーンは多く存在するが、こういったシーンが増え始めてきたのは2013年からだと思われる。具体的には、宮川の牛乳祭りでのキラキラがうけ、森三中の大島が妊活に入る前のころだ。
この時の森三中のコーナー、「温泉同好会」では、メンバーに世界各国のゲテモノを食べさせたり絶叫アトラクションを体験させる内容が多かった。
そこで一番活躍し、体を張っていたのは大島だろう。過酷なロケに耐え、めいいっぱいリアクションをとって笑いをとっていた。
しかし、この大島のリアクションに「汚い」という声も寄せられていたのも事実だ。鼻水やよだれを出してリアクションをとる場面も多々あったが、それを受け入れられない視聴者もいた。
それでも大島を面白いと笑う人々の方が多かったためにイッテQはこの方向に突っ走ってしまったのだろう。その終着点がたんぽぽ川村の登場だ。
川村が温泉同好会の親方として登場してからは、それまでにも増して汚いという声があがった。
「夕食時なのに見た目が汚すぎる。」
「よだれとか鼻水とか見ながら食事したくない。」
「そもそも川村には親方は荷が重すぎる。」
「頑張ってるのは分かるけど、汚い。」
など、単に汚いと批判する人もいれば、川村を心配しつつも否定的な意見を持つ人もいる。昨年は女芸人の温泉同好会の企画が多かったことも、批判が増える原因であったのではないか。2016年に入ってから、温泉同好会の企画は少なくなったように感じるが、ついにスタッフ側もこれまでの「汚さ」に気づき始めているのだろうか。
女芸人の温泉同好会は近日公開だが、川村はじめ、他の女芸人達の活躍ぶりが楽しみだ。もっとも、よだれや鼻水まみれの映像は遠慮したいが・・・
最後に
2005年10月3日に始まった『クイズ発見バラエティー イッテQ!』を前身に、2007年2月4日からゴールデン放送を開始したイッテQ。はじめは、ちびっこたちの素朴な疑問に芸能人が体当たり調査するのが番組の趣旨だったが、現在では大幅にずれてしまっている。来年にはめでたく10週年を迎えるが、悪い意味で内輪ネタが増え始めた印象がある。一部では「ネタ切れなのでは?」とも噂も。
それでも日テレの日曜ゴールデンの冠番組なのは揺るがない事実だ。最近は新企画『世界の果てまでイッタっきり』を放送し、新人の森山あすかを登場させて新たなエンターテイメントを視聴者に届けている。マンネリ化などどこ吹く風だ。