朝ドラ「わろてんか」のモデルになった人物とは?

ドラマ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
わろてんか

NHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」が2017/10/02にスタートしました。女優の葵わかな(19)が演じるヒロイン藤岡てんとは一体どんな人物なのか。ドラマのモデルになった「吉本せい」について調べてみました。

朝ドラ「わろてんか」がスタート

先日、有村架純主演の朝ドラ「ひよっこ」が最終回をむかえ、ロスに嘆いている人があふれかえるなか、あらたにNHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」が10月2日にスタートしました。今回ヒロインをつとめるのは若干19歳の女優、葵わかな。19歳の若さでありながら才能あふれる彼女に対し、放送開始前から注目があつまっていました。そしてそんな彼女が演じる「藤岡てん」とは一体、どんな人物がモデルになっているのかを調べてみました。

わろてんか

via google imghp

「わろてんか」のモデルとは

今回のドラマの舞台は大阪。周囲に笑いをふりまく主人公の藤岡てんは、「吉本興業」の創業者であり、女性興行師の「吉本せい」がモデルになった人物です。ドラマは“笑い”をテーマに「大阪を笑いの都に」と掲げ、自らが寄席(よせ)の経営者となり“笑い”を一大ビジネスにまで成長させた、吉本せいの人生を描きます。吉本興業といえば、誰もが認める日本一のお笑い芸能会社で有名ですね。今や吉本興業のタレントをテレビで見ない日はないほどです。そんな吉本興業の創業者をモデルにしたドラマですから、面白くないはずないですね!もし面白くなかったとしたら、それはNHKのせいだということにしておきましょう…。

吉本興業の創始者である「吉本せい」をモデルにした作品は、じつはこれまでにもたくさんあったようです。舞台作品ではなんと森光子や藤山直美などが主演をつとめ、映画やテレビドラマ、小説などでもたくさん作品化されています。有名なものでは、直木賞受賞作である山崎豊子著「花のれん」(中央公論社)もそのひとつです。本書では、笑いあり、涙ありの吉本せいの生涯がドラマティックなストーリーで描かれています。また、芸能評論家の矢野誠一氏の著書「女興行師 吉本せい/浪花演藝史譚」(中央公論社)では、正確な吉本せいの歩みを知る事が出来ます。

森光子

via google imghp

吉本せいの父親「林豊次郎」は、兵庫県明石市出身。大阪に出て、米穀商を営んでいました。吉本せいは、その家の三女として、明治22年(西暦1889年)12月5日に生まれました。せいの戸籍には出生地が記載されていないことから、生まれた場所が明石市なのか大阪市なのかは不明です。林家は12人きょうだいで、明治32年(西暦1899年)生まれの三男、正之助と明治40年(西暦1907年)生まれの四男、勝(のちの弘高)は、吉本せいの片腕として吉本興業を支えた人物です。


義務教育を終えた吉本せいは、大阪の商業の中心地であった船場の実業家へ奉公に出されます。しかしここは、「奉公人の食が進むと損をする」とし、奉公人の食事中には悪臭を漂わせるなどといった、徹底した倹約に努める家だったのです。吉本せいはこの奉公先で「無駄な金は使わない」という大阪商人の精神を叩き込まれ、それはそれは厳しく鍛えあげられたのでした。吉本興業の給料が安いことは、よくお笑い芸人のネタにされているため有名ですが、まさか創業者のこんなところから息づいていたんですね。おもしろいなぁ。

吉本せい家系図

via google imghp

奉公人をしていた吉本せいは、明治43年(西暦1910年)、荒物問屋を営んでいた吉本吉兵衛と11歳という若さで結婚します。しかし11歳で結婚するなんて…きっとこの時代は普通だったんでしょうねぇ。嫁ぎ先の荒物問屋の商売は上手くいっておらず、せいが債権者からの取り立てに対応することもあったんだとか。姑はせいにきびしく、尋常じゃないほどの家事を任せたうえ、イヤミなことばをあびせ続けました。姑の嫁いびりはこの時代、珍しいことではありませんでしたが、せいの悩みは、そこではありませんでした。夫が自分の商売と家族に無関心だったことです。吉兵衛は当時流行していた剣舞にのめり込み、自分の芸を披露したいあまり、地方巡業にまで出た道楽者の夫でした。どの時代でもダメ男に引っかかってしまう女っているんですね~。

そして荒物問屋の経営はどんどん傾いていきます。そんななかふたりは、せいのアイデアか、夫の思いつきかは定かではありませんが、天満天神の裏にあった寄席「第二文藝館」の経営権を買い取り、芸人を集めて興行を始めます。その後、吉本興業は多くの寄席を買収していきます。その買収した寄席には「花月」と名付け、フランチャイズ化していきます。吉本興業はじまりの第一歩は、夫である吉兵衛の道楽を逆手に取った商売替えだったのです。夫の好きなことをやらせてあげることで、じつは妻の手のひらの上で踊らされていたのでしょう。男と女の関係はどの時代もあまり関係ありませんね!そんな吉本せいがモデルになった朝ドラ「わろてんか」は今後どんな展開になっていくのでしょうか。ヒロインをつとめる若干19歳の女優、葵わかなの演技にも注目です。

吉本興業創業者

via google imghp

 



ページトップへ