
結成5ヶ月でキングオブコント2017の舞台に立ったにゃんこスターが、なんと準優勝に輝きました。審査員も絶賛した独特なネタを披露したにゃんこスターからは、今後も目が離せません。
にゃんこスターとは
にゃんこスターは男女のお笑いコンビで、キングオブコント2017への出場時はなんと結成から5ヶ月しか経っていなかったとされています。番組をリアルタイムで観ていた人ならわかると思いますが、正直たった5ヶ月とは思えないほどの完成度でしたね。
では、そんなにゃんこスターをつくり出した2人について見てみましょう。コンビ名だけでなく、個人の名前も少し変わっているようですよ。

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スーパー3助
氏名:スーパー3助(すーぱーさんすけ)
本名:一釣 良太(いちづり りょうた)
生年月日:1983年5月3日(34歳)
出身地:長崎県
出身高校:長崎県立佐世保工業高等学校
身長:171cm
血液型:0型
職業:芸人
ツッコミを担当している男性がスーパー3助です。読み方は「すーぱーさんすけ」。この名前はなんと、R-1グランプリ2016で優勝したハリウッドザコシショウがつけたものなのだそうです。どうやら、ハリウッドザコシショウが彼のことを気に入っていたんだとか。
もともと、スーパー3助は2015年まではコンビ「アンドレ」でSMA NEET Projectというお笑い芸人のプロジェクトに所属していました。その後解散を経て現在の芸名になり、しばらくはピン芸人として活動していたとのこと。ちなみにネタはフリップネタが多かったようで、ハリウッドザコシショウの名付けの由来はそこからだったとも言われています。
にゃんこスターの結成期間が短いために意外に思われる方も多いのですが、スーパー3助の芸歴は2017年時点ですでに15年目。芸歴15年というとすでに中堅となっている人も少なくありませんが、ここにきてアンゴラ村長とコンビを組めたというのが成功だったと言えるのかもしれません。

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アンゴラ村長
氏名:アンゴラ村長
生年月日:1994年5月17日(23歳)
出身地:埼玉県
血液型:B型
出身大学:早稲田大学(文学部)
ボケを担当している女性がアンゴラ村長です。「アンゴラ?」「村長?」とスーパー3助同様首をかしげてしまうような名前ですが、本人がTwitterでこんなことを発言していました。
わ〜!ありがとうございます!そんちょうです!アンゴラ村長はぬいぐるみに付けてた名前だったんですけど良かったんで襲名しました! https://t.co/EeCINGy0tT
— にゃんこスター アンゴラ村長 (@tozangorasyu) December 27, 2015
「ぬいぐるみにつけていた名前を襲名した」ということみたいですね。となるとそもそもの名前の由来は不明のままですが…(笑)。誰かに名付けられたというわけではないようです。
2017年時点で、芸歴はまだ3年目。15年目のスーパー3助と比べると若手中の若手という感じですが、彼女はすでに芸風を確立しているようにも感じます。
ちなみに、アンゴラ村長は早稲田大学卒のインテリ芸人でもあることが話題になっています。しかも現在は芸人だけでなく、インターネットマーケティング会社でOLとしても働いているんだとか!まさに二足のわらじですね。
また、アンゴラ村長といえばネタの中で見せる縄跳びが特徴的です。縄跳びは実は彼女の特技らしいので、「特技を生かそう」とした結果、話題の縄跳びネタができたのかもしれません。

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2人の出会いは、大喜利のイベント「大喜利千景」だったそうです。スーパー3助がアンゴラ村長の面白さに惚れ込み、コンビへと誘った結果にゃんこスター結成へと至りました。ここから駆け足でキングオブコントの舞台にまで上がれたことを考えると、2人の出会いは運命だったと言っても過言ではないでしょう。

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キングオブコント2017で見事準優勝
コントにかける芸人たちがしのぎを削る舞台、キングオブコント。優勝を目指し数度目の出場であるコンビがほとんどであった中、結成5ヶ月ほやほやのにゃんこスターが見事準優勝に輝きました。
良い意味で会場の空気をぶち壊すようなネタを披露してくれたにゃんこスターでしたが、その結果に一番驚いたのは彼ら自身であることでしょう。

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1回戦から審査員の心を掴んだ
1回戦ではリズム縄跳びネタを披露したにゃんこスター。BGMとして大塚愛の曲を流しながら「サビであえて縄跳びをしない女の子」と「独特なツッコミで煽る男の子」を描いており、なんとも言えない中毒性がありました。
また、コントと言えばいわゆる「寸劇」のようなものを指し、起承転結の節々に笑いが散りばめられたようなものをイメージする人がほとんどでしょう。導入があり、オチがあり…というのが一般的なコントの流れです。
しかし、にゃんこスターはそんなコントの枠から大きく外れていました。ネタの最後に「にゃんこスターでした〜!」と自己紹介で締めるという、目と耳を疑ってしまう内容だったのです。審査員の一人であった松本人志は点数開示後、
「なんかね、まんまと(得点を)入れさせられたって感じです。笑いって“憎たらしさ”のような部分も
含んでいる。見ていて“憎たらしいな”って」
と語っていました。他の審査員も軒並み高得点で、にゃんこスターは1回戦を1位で通過する結果となったのです。
優勝は「かまいたち」
最終的に王者に輝いたのは、にゃんこスターではなくかまいたちでした。にゃんこスターが決勝で見せたネタは1回戦とほぼ同じで、縄跳びではなくフラフープ版のネタでした。
1回戦の爆発力はあったものの、決勝でもあまり代わり映えのないネタだったためにそこまで点数を伸ばすことができなかったのでしょうか。
しかし、キングオブコントの舞台に大きな爪痕を残すことができたのは間違いありません。
視聴者の声
にゃんこスターを見た視聴者からは、様々な声が上がっています。
にゃんこスターがおもしろすぎて頑張って生きようってなった
— ぺしぺし (@calpissoda2929) October 1, 2017
にゃんこスター面白すぎて死ぬWWWWWWWW一回目とまっっったく同じやんWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
— ココル原人@極楽浄土 (@cocolu_nico) October 1, 2017
他の芸人とは一線を画すような内容であっただけに、ついついどハマリしてしまっている人も多いようですね。1回目と2回目がほぼ全く同じネタだったという点もおもしろいです。
にゃんこスターの面白さわからないのワイだけですかね?
— が び つ ん。 (@GitIrks7) October 1, 2017
にゃんこスターの面白さがわからなかった……アキナの方が面白かった……
— コニー (@konikuru0915) October 1, 2017
にゃんこスターはにゃんこスターの面白さがあるんやろうけど、コントとしては面白くなかった
— 谷 (@042afF9NxJAVZyD) October 1, 2017
中には厳しい意見もありました。「おもしろいけどコントではない」というのは納得してしまう人も多いかもしれませんね。
お笑い好きでコントをずっと見てきた人ほど、にゃんこスターには『コント』という概念を覆された面白さはあるよね。だから松本さんとかも高得点つけてたし。
長い間コントを見続けている人ほど、新鮮に写る感じがする。— もやしっぽいよ (@moyashipoiyo) October 2, 2017
コントの概念を覆した、というのはにゃんこスターのおもしろさの一つだと思います。

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まとめ
見る人に衝撃を与えてくれたにゃんこスター。結成5ヶ月ながらもキングオブコントの舞台に立ったというのは、それに見合った実力があるということでしょう。
これからテレビ露出も増えていくと思いますが、枠にとらわれない新しいお笑いを生み出していってくれることを期待したいところですね。